温湿度による水蒸気圧の違いを計算する方法と影響

このQ&Aのポイント
  • 温湿度の違いによる水蒸気圧の計算方法とその影響についてご教示ください。
  • Henryの法則とFickの法則を使用して、温湿度による水蒸気圧の違いを計算することが可能です。
  • 例えば、同じPKGに対し60℃60%120hと85℃60%168hで吸湿させ、250℃リフローさせた場合の水蒸気圧の差を求めることができます。
回答を見る
  • 締切済み

温湿度に対する水蒸気圧の違い

パッケージに負荷させる温湿度の違いにより水蒸気圧(例えば250℃)がどのくらい違うのかを計算したいのですが、よくわかりません。 吸湿水分濃度を考える場合、 ・Henryの法則:Q=SPa Q:水分濃度 S:溶解度係数 Pa:水蒸気圧 ・Fickの法則:δC/δt=D*(δ^2 C)/(δ x^2) C:パッケージ内部の水分量 x:パッケージ裏面からのパッケージ内部方向への距離 t:放置時間 D:拡散係数 やダイパッド境界での水分濃度を表す式がありますが、飽和水分濃度Qs等も 出てきて、式が難しくよくわからないです。 これらの式をどう使って計算すれば水蒸気圧を求めることができるのか 教えていただけないでしょうか。 例えば、同じPKGに対し、60℃60%120hと85℃60%168hで吸湿させ、250℃リフローさせた時の発生する水蒸気圧の差を求めてみたいです。 よろしくお願いします。

noname#230358
noname#230358

みんなの回答

noname#230359
noname#230359
回答No.2

#1です。 お知らせ頂いた各社の信頼性ハンドブックを読んでにわか勉強中です。その中ではS社のものが,一番具体的で,数値計算がしやすいようですね。 私なりに読みとったところは,吸湿の時間的変化を定量化することがポイント。(チップ近傍の吸湿度がリフロー時のパッケージクラックとよい相関がある。)式にはすぐには調べられそうもない係数などがありますが,リフロー実験結果から決めればいいものであり,あまり悩まなくても良さそうな感じです。 吸湿特性のグラフから読みとれることは,相対湿度と飽和(最終的な)吸湿量はリニア関係。温度が高いほど吸湿の速度が速いということ。気中の水蒸気分圧と飽和(最終的な)吸湿量の関係は,正の相関はあるがリニアではなさそうなこと。 もう少し勉強してみます。

noname#230359
noname#230359
回答No.1

電子部品の実装に多少関わりのある仕事をしています。 私自身もご質問の内容の答えを知りたいと思っています。現実には,結構難しい問題で,半導体メーカーのパッケージング技術のノウハウ的なところがかなりあるものと想像しています。 ご質問の内容は,いくつかの物理現象が複合しているので,これを分離したほうが宜しいのではないでしょうか。一つは,樹脂の吸湿の問題。もう一つは,吸湿した樹脂を加熱したときの水蒸気圧力の問題。両者に関わる課題として,パッケージをどのようにモデル化(物理法則が適用できるように単純化)するか・・・・・のように思います。 既にお調べの内容などがあれば,教えて頂きたく思います。 実験的に評価できる環境をお持ちでしたら,実験してしまった方が現実的な答えが速く出そうにも思います。そのときは,60℃60%120hと85℃60%120hの実験と85℃60%120hと85℃60%168hの実験のように変化させるパラメータは一回の実験に対して一つだけにした方が各パラメータの分離が易しいと思います。 もっとパラメータがあれば,実験計画法にしたがってパラメータを割り付けていくことが効率的と思います。 全く回答になっていないで申し訳ありません。

noname#230358
質問者

お礼

回答頂きありがとうございます。 確かに現象が複合しており分離して考えた方が良いと私も思っています。 半導体メーカーである、ルネサス、東芝、SONY、PANAや富士通等の信頼性ハンドブックにはパッケージクラックについて書かれており、上記のFick等の法則を紹介し、パッケージ内の水分濃度と水蒸気圧がパッケージにクラックに大きく影響があるといろいろなシミュレーションデータや実験データが示されています。 これらを読みましたが、理解するに私には難しいです。ただ、水分濃度を求める式があり、それにより2水準の温湿度(時間は?)の差を導き出し、その差と水分濃度に対する水蒸気圧の式により、2水準の温湿度による水蒸気圧の差が求めることはできないのかなと思います。でも実際にどう計算すればいいかわかりません。 私は製品の吸湿リフロー試験を行っていて、上記のような試験を行っていても、60℃60%より85℃60%の方が厳しいことはわかりますが、どのくらい厳しいのかがわからず、結果から導き出せる製品の実力やユーザーに対する保証をどのように考えれば良いか日々悩んでいます。評価は今も行っていますが、どういう試験をどのくらい行えばどういう製品保証ができるのかが明確でないため、数を増やすしか手がなく、でもいくつまで行えば結果が出せるのかという答えもありません。寿命式のように温度や湿度に対する一般的な加速性が分かっていますので、常温常湿に対する加速率も分かり、これだけの数量でこれだけの時間の試験を確認すればこういう保証ができるという答えがあります。 でも、この吸湿リフローにはそういう加速率がないのでしょうか。 もし、これらのことが少しでもお分かりでしたら教えてください。

関連するQ&A

  • 温湿度に対する水蒸気圧の違い

    パッケージに負荷させる温湿度の違いにより水蒸気圧(例えば250℃)がどのくらい違うのかを計算したいのですが、よくわかりません。 吸湿水分濃度を考える場合、 ・Henryの法則:Q=SPa Q:水分濃度 S:溶解度係数 Pa:水蒸気圧 ・Fickの法則:δC/δt=D*(δ^2 C)/(δ x^2) C:パッケージ内部の水分量 x:パッケージ裏面からのパッケージ内部方向への距離 t:放置時間 D:拡散係数 やダイパッド境界での水分濃度を表す式がありますが、飽和水分濃度Qs等も出てきて、式が難しくよくわからないです。 これらの式をどう使って計算すれば水蒸気圧を求めることができるのか 教えていただけないでしょうか。 例えば、同じPKGに対し、60℃60%120hまたは85℃60%168hで吸湿させ、250℃リフローさせた時の発生する水蒸気圧の差を求めてみたいです。 よろしくお願いします。

  • 水蒸気圧に関して

    半導体パッケージの信頼性に関する資料を見ているのですが、 この資料に ---------------------------------- 30℃85%RHのとき水蒸気圧は 3.607 [kPa] 55℃10%RHのとき水蒸気圧は 1.574 [kPa] 110℃85%RHのとき水蒸気圧は 121.8 [kPa] ---------------------------------- と記載されていました。 この水蒸気圧はどのような計算式から算出されていのでしょうか? 以上、よろしくお願い致します。

  • 飽和蒸気圧濃度の算出方法

     機械屋の私にもわかるように、次の化学物質に対する、飽和蒸気圧濃度を求める式を、わかりやすく教えてください。  品名:エチールベンゼン  分子量:  106.17  分子式: C8H10  飽和蒸気圧: 0.9kPa (20℃)  このときの飽和蒸気圧濃度が 9000ppmであると記述されています。

  • 飽和蒸気圧の式について

    飽和水蒸気圧を求める式には多数ありますが、以下の公式について 「t℃における飽和水蒸気圧(vs.水):E = 6.11 * 10(7.5 * t / (237.3 + t))」なぜこのような公式が導きだされたかがわかれば、詳しくやさしくお教え願えないでしょうか? どうしてこのような数値になっているか等よろしくお願いします。

  • エタノール水溶液の蒸気圧について。

    教えてください。 エタノール水溶液の蒸気圧を求めるよい 方法はありませんでしょうか?。 純溶液なら、色々資料があるのですが・・・。 水溶液(例えば50%~60%濃度)になると、 蒸気圧がどう変化するのかを予想したいです。 なお、理論値でも、実測値でもなんでもかまいません。 (用途は、エタノール水溶液の引火点の予想に  使用します。) なお、ラウールの法則は、今回には当てはまらない (あれは、溶媒に不揮発性の溶質を添加したときの 蒸気圧変化の式だったと思います。)ので、別の アプローチでお願いします。 以上、よろしくお願いします。

  • 蒸気圧

    NaHCO3 0,3gとHCl 4mlを反応させると74mlのCO2が生成した。T=22, P=1030,R=0,082として気体の状態方程式を用いて炭素含有率を求めよ。 このとき、水の飽和水蒸気圧を補正すること。22℃のときの飽和水蒸気圧を19,8mmHgとすること。※74mlは測定値 飽和水蒸気圧を考慮しなければ、74ml→85mlとなり、含有率は14,3%だと思うのですが、飽和水蒸気圧を補正するということがどういうことかわかりません。考え方を教えてください。

  • 高分子の蒸気圧降下について(オスモメーター)

    こんにちは。 質問は 「分子量500以上の高分子が溶解した溶液の蒸気圧は濃度によって、 どのように変化するのでしょうか。」 です。 最近オスモメーターというものを使い始めました。 蒸気圧降下により、高分子の分子量を測定するものです。 この装置の説明書に希薄溶液では蒸気圧降下はRaoultの法則に従い、 濃度と蒸気圧降下は比例するが、試料(溶質)の分子量が500以上の場合、直線にならないと書いています。 この説明書によると、測定値(∝蒸気圧降下)を 濃度で割ったものが、濃度と一次の関係にあり、 濃度を0としたとき(つまり切片)の測定値を採用する かたちになっています。 その理論の根拠がわからないので、私は濃度を3点とったなら、その測定値の平均を採用しようと思っていますが、 どちらが正しいのか、教えていただきたい次第です。 参考までに、私の調べる試料は分子量1000g/mol程度で、 この装置は切片を取る場合と平均を取る場合で、10% 程度の誤差があるようです。

  • 蒸気圧

    NaHCO3 0.3gとHCl 4mlを反応させると74mlのCO2が生成した。T=22K, P=1030hPa,R(気体定数)=0.082として気体の状態方程式を用いてNaHCO3の炭素含有率を求めよ。 このとき、水の飽和水蒸気圧を補正すること。22℃のときの飽和水蒸気圧を19.8mmHgとすること。※74mlは測定値 飽和水蒸気圧を考慮しないで、NaHCO3 0.3gとして計算すると74ml→85ml(理論値)となり、含有率は14,3%だと思うのですが、飽和水蒸気圧を補正するということがどういうことかわかりません。考え方を教えてください

  • 大気圧じゃない飽和水蒸気圧と水蒸気分圧

    お世話になります。 空気中の水分についての質問です。 大気圧での飽和水蒸気圧は温度によって決まることは分かるのですが、 大気圧じゃなくなったらどうなるのでしょうか? 水蒸気分圧についても、全圧が変わるとどうなるのでしょうか? 考える気体:水分を含む空気 圧力:1atm~2atm 温度:20℃~80℃ 例えば、1atm50%RHの空気が、1.5atmに圧縮されたらどうなりますか? あいまいな質問かもしれませんが、回答よろしくお願いします。

  • 蒸気圧の問題

    あるショ糖が-0,250℃で凍った。この溶液の25℃における蒸気圧を計算せよ。純水の25℃における蒸気圧は23,5mmHgで、水のモル凝固点降下数は1,86K kg mol^-1である。 という問題です。 ΔTf=Kf*mbより 25=1,86mb mb=13,44 mol/l で水の質量モル濃度を求めたのですが、この後はどう解けばよいでしょうか? ショ糖の質量モル濃度を求めようとしてもショ糖のモル凝固点降下数がわからないので、求めれません。