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還元電位とイオン化エネルギー

還元電位とイオン化エネルギーの関係って、 単純に還元電位大⇒イオン化エネルギー大ではないのですか? 僕はこれまでそういう風に理解していたのですが、 教科書(シュライバーの無機化学上)を見てみると どうもアルカリ金属の中で最高の第一イオン化エネルギー(5.32eV)を示すのはリチウムなのに、そのリチウムの還元電位(-3.040)はアルカリ金属中で最低らしいのです。 ちなみにアルカリ土類金属では単純にイオン化エネルギー大⇒還元電位大なのです。 なぜこのようなことが起こるのでしょうか?

  • 化学
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質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • samtash
  • ベストアンサー率42% (6/14)
回答No.3

標準電極電位も、ファラデー定数をかければ一種の電子の自由エネルギー(ただし1モルあたり)と考えられるので、イオン化エネルギーと比較すること自体は大きな間違いではありません。 ただ、イオン化エネルギーは真空中での電子を引き離すエネルギー、電極電位は水中で電子を引き離すのに必要なエネルギーです。 なので、電子を引きはなした状態(=イオン)で水とよくなじめば、引き離すのに必要なエネルギーは少なくてすみますし、水と仲が悪ければ引き離すのに余分なエネルギーが要ることになります。

tamanegi1ban
質問者

お礼

ありがとうございます。 還元電位の根本的な理解ができていませんでした。

その他の回答 (2)

  • esezou
  • ベストアンサー率37% (437/1154)
回答No.2

こんにちは、 リチウムの還元電位が低いとは、標準水素電極に対する電位ですよね、エネルギの絶対値が低いと言う意味ではありません。 イオン化エネルギは電子親和力に対するもので、原子と電子が引き合う力を表します。これは理論的な数値と思ってください。 酸化還元電位は通常溶媒中の、標準(水素)電極電位に対するイオン化の程度を、電位測定した数値で表現したもので実用的な数値と思ってください。 酸化還元電位は本来イオン化エネルギから予測出来る数値と思いますが、実際には(水和エネルギ?)異なります。 因みに電池の電圧も酸化還元電位から予想出来る数値と思いますが実際には種々の原因で異なります。 化学はこの様に理論の階層構造になっているので注意深く勉強しないと「例外の」落とし穴にはまってしまいます。

参考URL:
http://syllabus-pub.yz.yamagata-u.ac.jp/amenity/Knowledge.asp?DSN=ElectroChem&nKnowledgeID=2497
tamanegi1ban
質問者

お礼

ありがとうございます。 ちゃんと理解してないとよく例外にはまってしまうんですよね。ほんと化学は深いですね。

  • c80s3xxx
  • ベストアンサー率49% (1631/3289)
回答No.1

水和のことを考慮しましたか?

tamanegi1ban
質問者

お礼

ありがとうございました。

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