変圧器巻線と高調波吸収について

このQ&Aのポイント
  • 変圧器の巻線と高調波の関係について問題があります。参考書によると、Δ巻線は高調波を吸収するとされていますが、その理屈はどういうものなのでしょうか?
  • Y-Y巻線の変圧器を使っていて、工場内に高調波発生機器がある場合、電力会社の系統にどのような影響があるのでしょうか?具体的には、66kV/6kVのY-Y巻線変圧器を使用し、工場内で10%の高調波が発生しているとすると、系統には6kVの高調波が発生するのでしょうか?
  • 変圧器巻線と高調波に関する詳しい参考書やウェブサイトの紹介をお願いします。
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変圧器巻線と高調波吸収について

変圧器の巻線と高調波の関係について問題にぶつかっています 1.参考書によると、Δ巻線は、高調波を吸収するとありますが、   それはいったいどういう理屈に基づくのでしょうか? 2.もしY-Y巻線の変圧器を使っていて、工場内などに   高調波発生機器があると、電力会社の系統には   どれだけ影響があるものでしょうか?   具体的には、66kV/6kVのY-Y巻線変圧器を使っていて、   工場内で10%の高調波(6kVに対し600V)が   発生しているとすると、   系統には、変圧比に応じて6kV(66kVの10%)の   高調波が発生するのでしょうか? こういう事項に詳しい参考書やHPの紹介でも結構です。 お解りの方がおりましたら、ご協力お願いします。

  • aquax
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  • foobar
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回答No.1

1. Δ結線による高調波吸収 3相の電圧波形が同じなら以下のようになります。 ・3n次の高調波成分の位相が全ての相で揃います。 ・この場合、三相の線間電圧には3n次の高調波成分は現れません。(線間電圧を全て足すと0になる→三つの相で位相が同じ成分は0にならざるを得ない)。 ・Δ結線では線間電圧を伝えますので、3n次の高調波は伝わりません。(理由1)  Y結線の場合には、中性点電圧に3n次高調波が現れますので、高調波も伝達してしまいます。 ・変圧器自体で発生した高調波に関しては、Δ結線では、3n次の高調波電圧について短絡回路となるので、循環電流は流れますが、電圧としては外に出てきません(理由2) 3n次以外の好調波(波形が上下対象なら偶数次の高調波が0なので、主には5,7,11,13,,の6n+-1次の高調波)は発生伝達しますし。また、最初の条件を満たさない場合(電圧波形が3相で異なる場合)には3n次の高調波も伝達、残留します。 2.工場からの高調波流出 通常は、高調波電流として検討するように思います。 電圧で見た場合、変圧器の(等価)直列インピーダンス(*高調波電流)の分だけ、構内配電系統と送電系統の電圧で差が出るかと思います。

aquax
質問者

お礼

参考になりました。ありがとうございます。

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