美術に関する本でおすすめのもの

質問

こんにちは、質問させていただきます。

最近、美術に関して勉強しようと思って
ギャラリーや美術館をめぐる以外に、美術の本を
読もうと思っています。

これだけおさえておけ！とか、これは読んでおくべき
みたいな、みなさまのおすすめの本がありましたら
教えてください。

よろしくお願いいたします。

回答No.3

amenhotep2000

ochi_さん　こんにちは。

参考になるかわかりませんが、私が美術を学ぶのにしていることは、まず、絵を観て、気に入った画家について、展覧会の図録を観ながら、学芸員の解説を読むことです。

私の場合、横浜美術館の図書館を利用し、その作家のさまざまな展覧会における図録の学芸員の解説を読みます。

こうすることで、絵を見ながら、解説で学べるので、長い難しい本を読んで挫折することがなく、特に作家の生き方や考え方に共感させられることが多々あります。

もっとも、横浜美術館の図書館はコピーしようと思うと、白黒３０円、カラー１００円です。

なぜこんな高いかというと、貴重本をコピーするからではなく、コピー機をリースしており、利用者が少ないので、この値段でないと採算が合わないからだそうです。

がらがらですから納得しました。

葉山に山口蓬春記念館という、小さな隠れ家的な美術館がありますが、山口蓬春の図録の中に「山口蓬春素描集」というのがあって、写生の極意が書かれています。

まず「観ること」次に「感じること」、そして最後の達観した境地は「知ること」。しかし、知ることが出来るようになるためには、何十年も「観ること」の修行が必要と説いています。

私は、生物学的見地で牧野富太郎のような、科学的スケッチを１０年していますが、いまだ上達した気分にはなりません。画家を目指さなくてよかったと思っております（笑）。

ひとつ、考えさせられる、お薦めの本として評論家として名高い小林秀雄の「美を求めるこころ」という、非常に短いエッセーです。

小林秀雄は、「美」というものは「言葉」にした瞬間、消えてしまうと説いています。

小林秀雄の考えに賛否はあるかもしれませんが、いきなり難しく長い本から知識を得るのではなく、絵画を楽しみながら、短い文章を読むほうが、少なくとも私には向いています。

参考まで。

お礼

ありがとうございます。
小林秀雄さんは気になっていました。
いろいろ美術館見て回った時に、文章の方も
チェックしてみたいと思いました！
参考にさせていただきます。