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経済学について!再投稿ですいません…

statecollegeの回答

回答No.1

1.  労働生産性を比較してみればよい。 A国の第1財の労働生産性は1/4で, B国のそれは1/10。 A国の第2財の労働生産性は1/2で、B国のそれは1/10。 よって、どちらの財でもA国のほうがB国より、労働生産性は高い。A国はどちらの財にも絶対優位がある。なお、労働生産性とは、1単位の労働が生産する財の量のことで、表にある労働係数(=1単位の財を生産するのに必要な労働量)の逆数になる。 2. A国の第1財の機会費用とは第1財の生産をもう1単位増やすためには第2財を何単位減らさないといけないかを示すので、4/2 = 2であり、同様にB国のそれは10/10 = 1である。つまり、A国の第1財を1単位生産する機会費用は第2財で測って2単位と高いのに対し、B国の第1財を1単位生産する機会費用は第2財で測って1単位と、低い。このことは、逆に、A国が第2財を生産する(第1財で測った)機会費用はB国が第2財を生産する機会費用より低いことを意味する。よって、A国は第2財の生産に比較優位があり、第1財にたいしては比較劣位にあるの。これに対し、B国は第1財の生産に比較優位があり、第2財にたいしては比較劣位にあることになる。 7. A国の、総労働を投入して生産される第1財の生産量は600/4 = 150であり、B国のそれは 2000/10 = 200である。いま、第1財の第2財に対する相対価格をPとすると、B国はPが1あるいはそれより高いとき、総労働を第1財に投入するだろう。したがって、縦軸にPをとり、第1財の供給量Qを横軸にとると、縦軸のP = 1のところから横軸に水平な直線を引くと、Q=0から200のところまでの水平線がB国の第1財の供給曲線、つぎにP=2のところ、Q=200からから350のところまで水平線を引くと、これがA国の第1財の供給曲線。したがって、世界全体の第1財の供給曲線は、P=1から水平な直線で、Q=200のところまでくるが、そこで高さが1から2へジャンプし、高さ2の水平直線となり、Q=350まで続く、全体として階段状の曲線(二つの水平な直線組み合わせ)である(グラフを描いてください)。 8.この世界総供給曲線へ右下がりの世界総需要を書き入れると、均衡価格(と取引量)は需要曲線と供給曲線と交わるところで定まる。供給曲線の最初の部分(「第1の階段」)のほうが長さが200と長く、「第2の階段」の部分の長さは50と短いので、第1の階段部分で交わる可能性が高いといえる。このとき、均衡(相対)価格PはP=1となる。もちろん、総需要の状態によるのであって、第1財に対する需要が大きいと、需要曲線は右のほうへシフトするので、Q=200の、P=1と2の間のところで交わることもあるし、需要がさらに大きいと第2階段の部分と交わるので、そのばあいは均衡価格はP=2となる。 貿易の利益は、貿易のないときの価格と貿易後の価格に乖離があるほど大きい。いまの説明であきらかなように、貿易のないときの相対価格は、B国がP=1であり、A国がP=2である。貿易後は、1 ≦P≦2に定まる。上で説明したように、価格がP=1で決まる可能性が高いので、その場合はA国のほうが貿易の利益をすべて享受することになる。Pが1と2の間の数値に落ち着くなら、どちらの国も貿易の利益を得る。Pが2に決まるなら、B国だけが貿易の利益をえることになるが、この可能性は低いといえる。

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