• ベストアンサー

溶液 "L-"の意味

L-バリン溶液、L-リジン溶液などの"L-"とはどのような意味があるのですか?

noname#229342
noname#229342
  • 化学
  • 回答数1
  • ありがとう数1

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
noname#231195
noname#231195
回答No.1

D-バリンやD-リジンではない、という意味があります。 立体的な構造を持つ分子の場合、同じ組成で結合の仕方も同じだけれども、互いに鏡像の関係にあって重ね合わせることができない二種類の分子が存在できます。 例えばアラニンの例↓ https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:D%2BL-Alanine.gif この↓のページの「(4)光学異性体」の項(下の方)にはいくつの有機化合物の例が載っています。 http://www.tennoji-h.oku.ed.jp/tennoji/oka/2008/08ko-122.html 左手と右手の関係みたいなものです。 こういう化合物について、○○は鏡像異性体をもつ、という言い方をします。L-バリンはD-バリンの鏡像異性体であり、D-バリンはL-バリンの鏡像異性体であるわけです。 鏡像異性体という単語のほかに、エナンチオマーあるいは対掌体という単語も使います。 上に紹介したウェブページでは光学異性体という言い方をしていますが、光学異性体は別の性質に注目した言い方で、定義があいまいなのであまり使いません。 さらに、鏡像異性体をもつことになるという性質をキラリティといい、鏡像異性体をもつ分子を、キラルである、という言います。 つまり、バリンはキラリティをもつキラルな分子で、L-バリンとD-バリンという二つの鏡像異性体(エナンチオマー、対掌体)を持つ、とこういうわけです。 鏡像異性体の物理的・化学的性質は同じです。つまり密度とか融点、沸点などは同じです。 しかし、生物に対する作用が全く違う場合があります。 例えばうま味調味料として使われるのはL-グルタミン酸です。D-グルタミン酸はうま味がしません。あるいはD-リモネンとL-リモネンでは匂いが違います。 においや味くらいならいいのですが、サリドマイドは片方に催眠性があり(だから睡眠薬として売られていた)、もう他方には催奇形性があります。 ですから、化合物としては、例えばリジンだけれども、その働き方が違うのでLとDをきちんと区別して表示してあるわけです。

noname#229342
質問者

お礼

ありがとうございました!

関連するQ&A

  • 0.01g/l を10分の1にして 溶液を作ってく

    0.01g/l を10分の1にして 溶液を作ってください、と言わましたが、どのようにしたらよいかよろしくお願いいたします。

  • L-cysteine溶液の調製

     L-cysteineが水に解けず、溶液を調製できません。  操作は、N2:CO2ガス(8:2)でガス置換した純水に、終濃度25 mMになるようにL-cysteineを入れ、スターラーで撹拌しています。pH等は特に操作していないのですが、一晩撹拌を続けても粉っぽい状態のままです。これは溶液が濃すぎるのでしょうか? それともpHをかえたり、何か別の溶媒に溶かしたほうがよいのでしょうか?  ご存知の方ぜひご教授お願いします。

  • それぞれの溶液の%の求め方を教えてください。

    水5000L、フッ酸(55%)500L、硫酸(98%)250Lが混ざっている溶液のフッ酸の濃度(%)と硫酸の濃度(%)の求め方を教えてください。出来るだけ詳しく、分かりやすく教えていただけるとうれしいです。

  • 溶液の計算です。

    1%のA溶液から0.1%と0.01%の溶液を作成する。そのとき1MのB溶液を使いそれぞれに50mM入るように2ml作成する。 0.1%に必要な1MのBの溶液と水と1%A溶液の量は? 0.01%に必要な1MのBの溶液と水と0.1%A溶液の量は? 0.1%-1MのB100μl、1%のA200μl、水1700μlの量でいいのですか? この出来上がった0.1%から0.01%を作るときの調整量を教えてください。

  • 1リットルのアスコルビン酸溶液をph5で作りたい

    1リットルのアスコルビン酸溶液をph5で作りたいのですが 何グラムのアスコルビン酸を入れればよいでしょうか? アスコルビン酸の 化学名はl-アスコルビン酸 化学式はC6H8O6です。 http://www.chemicalbook.com/ChemicalProductProperty_JP_CB7853704.htm よろしくお願いします。

  • L-リシン、DL-リシンの性質及び保存方法について

    L-リシンとDL-リシンの保存方法について教えてください。 確かDL-リシンは吸水性が高いので乾燥状態で保存だと思いますが L-リシンも同じでよいのでしょうか? また、L-リシン、DL-リシンについて詳しい性質などが載っている 本、HPがありましたらご紹介お願いします。

  • ☆0.15mol/lのHClの溶液を6.0l用意した。

    ☆0.15mol/lのHClの溶液を6.0l用意した。 この溶液の水に対する比重を1.02としたときの質量パーセント濃度を求めよ。 H=1.01 Cl=35.5とする。 この問題が、よくわかりません。そもそも比重という考え方が??という感じで、比重と質量パーセント濃度が関係あること自体がわかってません。 解き方・考え方を教えていただければ光栄です・・。 なるべく優しく・・・^^;

  • 溶液の濃度

    こんにちは! 溶液の濃度を計算したんですが、自信が無いので合っているかどうか 見ていただきたいです。 Fe^2+標準溶液(2.00×10^-4M)200μlを希釈して5mlにしたら、 Fe^2+の溶液濃度は2.34×10^-4ですか? もし間違っているならアドバイス下さい。 よろしくおねがいします。

  • 混合溶液精製

    ただいま、実験で溶液を精製しなければならないのですが、わかりません!!100g/lのNiSO4・6H2O(比重2.0)と、50g/lのH3BO3(比重1.49)の混合溶液を2.7リットル作りたいのですが、混合溶液となると、計算の仕方がわかりません・・。どれぐらいの配分で混ぜればいいのか教えてください。

  • 溶液の希釈の計算です

    LC-MSで測定するためのサンプル調製をするのですが、溶液の希釈の計算が正しいか見ていただきたいです。 KI溶液50μlに80%メタノールを250μl加える。遠心後150μlを回収。回収した150μlを減圧乾燥した後、水1mlを加える。遠心後900μlを回収。さらに遠心し、800μlを回収、その内50μlをインジェクションする。 上記のような操作を行うのですが、私はインジェクション時に0.8μMのKI溶液になるようにしたいです。その為には240μMのKI溶液50μlを最初に用意すれば良いと思うのですが、正しいでしょうか?また、上記の操作を行うとKI溶液1μl分をインジェクションするという計算になると思うのですが、正しいでしょうか。 間違っていれば計算方法を教えて下さい。回答、よろしくお願いします。