• 締切済み

留数が射影行列となる事の証明が

宜しくお願い致します。 A∈C^{n×n},Iはn次単位行列,λjはAの固有値,j=1,2…,k≦nでγ_jはλ_jのみを内部含むJordan閉曲線とする時, λ_jは(zI-A)^-1の極となっているので Res_{z=λ_j}[(zI-A)^-1]=1/(2πi)∮_{γ_j}(zI-A)^-1dzが成り立ちますよね。 この時,更に, P_j=1/(2πi)∮_{γ_j}(zI-A)^-1dzも成り立つそうなのですがどうすれば示せますでしょうか? (但し,Σ_{j=1..k}P_j=I, Σ_{j=1..k}λ_jP_j=A)

  • mk278
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みんなの回答

  • jcpmutura
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回答No.8

(zI-A)^{-1}=Σ_{h=1~k}{1/(z-λ_h)}P_h を証明するために 行列(P_h)の性質として l≠hの時(P_l)(P_h)=0 を追加する必要があります。 スペクトル分解定理で Σ_{h=1~k}P_h=I Σ_{h=1~k}(λ_h)(P_h)=A に加えて l≠hの時(P_l)(P_h)=0 が証明されているならよいですけれども そうでないならそれを証明する必要があります。 A を n 次正方行列とし,行列 A の最小多項式を f(λ) で表す. Res_{z=λ_j}[(zI-A)^{-1}]={1/(2πi)}∫_{γ_j}(zI-A)^{-1}dz f(λ) が重複因子を持たないとする. Aは対角化可能 スペクトル分解定理 から f(λ)=0 の相異なる解(Aの固有値)λ_h(h=1,2,~,k ただしk≦n) に対して Σ_{h=1~k}P_h=I Σ_{h=1~k}(λ_h)(P_h)=A l≠hの時(P_l)(P_h)=0 を満たすn次正方行列 P_h が存在し I=(Σ_{h=1~k}P_h)^2=Σ_{h=1~k}(P_h)^2 I=Σ_{h=1~k}(P_h)^2 となる zI-A=Σ_{l=1~k}(z-λ_l)P_l だから (zI-A)Σ_{h=1~k}{1/(z-λ_h)}P_h =[Σ_{l=1~k}(z-λ_l)P_l][Σ_{h=1~k}{1/(z-λ_h)}P_h] =Σ_{l=1~k}Σ_{h=1~k}{(z-λ_l)/(z-λ_h)}(P_l)(P_h) ↓l≠hの時(P_l)(P_h)=0だから =Σ_{h=1~k}(P_h)^2 =I だから ∴ (zI-A)^{-1}=Σ_{h=1~k}{1/(z-λ_h)}P_h ∴ {1/(2πi)}∫_{γ_j}(zI-A)^{-1}dz {1/(2πi)}∫_{γ_j}Σ_{h=1~k}{1/(z-λ_h)}(P_h)dz =P_j

mk278
質問者

お礼

遅くなりまして大変申し訳ありません。 行列Aの固有値λ_hに対する(正規化済みの)右固有ベクトルを{v__1,v_2,…,v_h} (h=1,2,…,k≦n), 同様に(正規化済みの)左固有ベクトルを{w__1,w_2,…,w_h}とした時, このw:={w__1,w_2,…,w_h}がC^n内のh次元ベクトル部分空間Lの基底v:={v__1,v_2,…,v_h}の双対基底になっている時, P_h:=v_hw_h,と採ればP_hP_l=δ_{hl}P_hとなりますね。 もし双対基底となってない場合, 「wがvの双対基底となってない⇔∃j∈{1,2,…,h};w_jv_j=0」 ですから, ∃h,l∈{1,2,…,k};P_hP_l≠δ_{hl}P_h.となってしまい, (zI-A)^{-1}=Σ_{h=1..k}{1/(z-λ_h)}P_hが成り立たなくなってしまい, 結果として, {1/(2πi)}∫_{γ_j}(zI-A)^{-1}dz {1/(2πi)}∫_{γ_j}Σ_{h=1~k}{1/(z-λ_h)}(P_h)dz =P_j が言えなくなってしまうのですね。 故に, 「wがvの双対基底となってない⇔∃j∈{1,2,…,h};w_jv_j=0」 と http://www.kurims.kyoto-u.ac.jp/~kyodo/kokyuroku/contents/pdf/1666-08.pdf での条件を踏まえると,重複因子の有無は問題ではなく,双対基底か否かが重要なのですね。即ち, 「wがvの双対基底となってない⇔P_j≠Res_{z=λ_j}[(zI-A)^-1]」 という事ですね。 このような解釈で大丈夫でしょうか?

  • jcpmutura
  • ベストアンサー率84% (311/366)
回答No.7

最初の等式は 「 Res_{z=λ_j}[(zI-A)^{-1}]={1/(2πi)}∫_{γ_j}(zI-A)^{-1}dz 」 でよいと思いますが 次の 「 {1/(2πi)}∫_{γ_j}(zI-A)^{-1}dz ={1/(2πi)}∫_{γ_j}Σ_{h=1~k}1/(z-λ_h)P_h dz 」は [ A を n 次正方行列とし,行列 A の最小多項式を f(λ) で表す. 以下 f(λ) が重複因子を持たないとする. f(λ)=0 の相異なる解(Aの固有値)をλ_h(h=1,2,~,k ただしk≦n),各λ_hに対して Σ_{h=1~k}P_h=I Σ_{h=1~k}(λ_h)(P_h)=A を満たすn次正方行列 P_h が存在する] 事を証明する必要があります。 それが証明できれば zI-A=Σ_{h=1~k}(z-λ_h)P_h が証明されるけれども (zI-A)^{-1}=Σ_{h=1~k}{1/(z-λ_h)}P_h となる事を証明する必要があります それが証明できれば 「 {1/(2πi)}∫_{γ_j}(zI-A)^{-1}dz =P_j 」 が証明されます。 http://www.kurims.kyoto-u.ac.jp/~kyodo/kokyuroku/contents/pdf/1666-08.pdf の最初の所に証明抜きで結論 P_j={1/(2πi)}∫_{α_j}(λE-A)^{-1}dλ (α_j=γ_j,I=E,λ=z) だけ書かれています

mk278
質問者

お礼

因みにAが対角化不能な場合は, A=Σ_{h=1..k}λ_hP_h+Σ_{h=1..k}(A-λ_hI)P_hとジョルダン分解されますから, ∀v∈Ker(A-λI),∀z∈C\S(A) (ここでS(A)はAの全固有値の集合)に対して, (zI-A)^-1v=1/(z-λ)vと書けますね。この時, I=(zI-A)^-1(zI-A)=(zI-A)^-1[Σ_{h=1..k}(z-λ_h)P_h+Σ_{h=1..k}(zI-(A-λ_hI))P_h] =(zI-A)^-1Σ_{h=1..k}(2zI-A)P_h と書けますから,逆行列の一意性より, (zI-A)^-1=Σ_{h=1..k}{1/(2z-λ_h)}P_hが言えると思います。 実際, [Σ_{h=1..k}{1/(2z-λ_h)}P_h][Σ_{h=1..k}(2zI-A)P_h] =Σ_{h=1..k}(2zI-A)/(2z-λ_h)P_h =Σ_{h=1..k}P_h =I となりますね。 これで大丈夫でしょうか?

mk278
質問者

補足

> A を n 次正方行列とし,行列 A の最小多項式を f(λ) で表す. > 以下 f(λ) が重複因子を持たないとする. > f(λ)=0 の相異なる解(Aの固有値)をλ_h(h=1,2,~,k ただしk≦n),各λ_hに対して > Σ_{h=1~k}P_h=I > Σ_{h=1~k}(λ_h)(P_h)=A > を満たすn次正方行列 P_h が存在する] > 事を証明する必要があります。 これについては, 「f(λ) が重複因子を持たない」→「Aは対角化可能」→「スペクトル分解定理」 という手順でP_hの存在が保証されると思います。 > (zI-A)^{-1}=Σ_{h=1~k}{1/(z-λ_h)}P_h > となる事を証明する必要があります これについては,先ず ∀v∈Ker(A-λI),∀z∈C\S(A) (ここでS(A)はAの全固有値の集合)に対して, (zI-A)^-1v=1/(z-λ)vと書けますね。この時, I=(zI-A)^-1(zI-A)=(zI-A)^-1Σ_{h=1..k}(z-λ_h)P_hと書けますから,逆行列の一意性より, (zI-A)^-1=Σ_{h=1..k}{1/(z-λ_h)}P_hが言えると思います。 これで如何でしょうか?

  • jcpmutura
  • ベストアンサー率84% (311/366)
回答No.6

はいそれでよいと思いますが Σ_{j=1..k}P_j=I A=Σ_{j=1..k}λ_jP_j+Σ_{j=1..k}(A-λ_j I)P_j が成り立ち Aが対角化可能であればさらに A=Σ_{j=1..k}λ_jP_j が成り立つ とすればもっとシンプルです

mk278
質問者

お礼

返事をする欄がなくなってしまいましたのでこちらで失礼します。 すっかり遅くなりまして大変申し訳ありません。 www.math.ritsumei.ac.jp/yasutomi/note/jordan.pdf を参考にして下記の様に証明してみました。 ν(A):=A^m+α_{m-1}A^{m-1}+…+α_0I=0 (α_{m-1},α_{m-2},…,α_0∈C) をAの最小多項式とすると ν(z)=Π_{j=1..k}(z-λ_j)^{μ_j}且つΣ_{j=1..k}μ_j=mなるλ_j∈Cとμ_j∈Nが存在する。 生成されるイデアルの記号を【 】で表す事にする。 C[z]は単項イデアル整域なので S:=span{g_1(z),g_2(z),…,g_k(z)}⊂C[z]=【g(z)】…(*) (但し,g(z)はC[z]の生成元,g_l(z):=Π_{j=1..k,j≠l}(z-λ_j)^{μ_j},l=1,2,…,k)で GCD{g_1(z),g_2(z),…,g_k(z)}=1…(**) (∵g_1(z),g_2(z),…,g_k(z)は互い素)が言え, 1=Σ_{j=1..k}f_j(z)g_j(z)∈S (f_j(z)∈C[z])なるf_1(z),f_2(z),…,f_k(z)∈C[z]が存在する。 よって, p_j(z):=f_j(z)g_j(z)と採れば, f(z)g(z)mod【p_j(z)】∈C[z]/【p_j(z)】(但し,f(z)g(z)∈C[z]=【g(z)】)に対して, (f(z)g(z)mod【p_j(z)】)^2 =(f(z)g(z))^2mod【p_j(z)】 =f(z)g(z)mod【p_j(z)】 (∵∀y(z)∈f(z)g(z)mod【p_j(z)】に対して,f(z)g(z)-y(z)∈【p_j(z)】だから,p_j(z)|f(z)g(z)-y(z)でp_j(z)|f(z)g(z)且つp_j(z)|y_(z), この時,p_j(z)|(f(z)g(z))^2且つp_j(z)|y_(z)でもあるから,p_j(z)|(f(z)g(z))^2-y(z)でy(z)∈f(z)g(z)mod【p_j(z)】。逆についても同様) また, ∀y(z)∈(((z-λ_j)p_j(z))^{μ_j})mod【p_j(z)】に対し,p_j(z)|((z-λ_j)p_j(z))^{μ_j})-y(z)で,p_j(z)|y(z)でp_j(z)|0-y(z)だから, y(z)∈0mod【p_j(z)】。 故に, (((z-λ_j)p_j(z))^{μ_j})mod【p_j(z)】=0mod【p_j(z)】。 更に, i≠jの時,p_i(z)p_j(z)=0 (∵p_j(z)|0-p_i(z)p_j(z)だから,p_i(z)p_j(z)mod【p_j(z)】=0mod【p_j(z)】)。 以上より, P_j:=p_j(A) (j=1,2,…,k)と採れば, A=Σ_{j=1..k}λ_jP_j+Σ_{j=1..k}(A-λ_jI)P_jで,P_iP_j=δ_{ij}P_jを満たす。 これでいかがでしょうか?

mk278
質問者

補足

ご回答誠に有難うございます。 納得です。 前ご回答で2×2の場合の証明をご紹介いただきましたが,一般のn×nの場合の証明は複雑になってしまいますね。 Res_{z=λ_j}[(zI-A)^-1]=1/(2πi)∮_{γ_j}(zI-A)^-1dz =1/(2πi)∮_{γ_j}Σ_{h=1..k}1/(z-λ_h)P_h dz =P_j (∵コーシーの積分公式). と証明してみたのですがこれで大丈夫でしょうか?

  • jcpmutura
  • ベストアンサー率84% (311/366)
回答No.5

すみません間違えました訂正します A= (1,0) (1,2) は対角化可能でした (1,0)(1,0)(1.,0)=(1,0)(1 ,0)=(1,0) (1,1)(1,2)(-1,1).(2,2)(-1,1).(0,2)

mk278
質問者

補足

ご回答誠に有難うございます。 www.math.nagoya-u.ac.jp/~shinichi/K115j.pdf の定理4で重複因子無しなら対角化可能を知ったのでした。 下記のようにもう少しシンプルに分類してみました。 「Aが対角化不能⇔非正規行列且つ重複因子有り」が成り立つので,, (i) 対角化可能の場合, A=Σ_{j=1..k}λ_jP_j と分解可能。 (ii) 対角化不能の場合, A=Σ_{j=1..k}λ_jP_j+Σ_{j=1..k}(A-λ_j I)P_j と分解可能。 という具合に分類できるのですね?

  • jcpmutura
  • ベストアンサー率84% (311/366)
回答No.4

いいえ対角化可能行列という前提ではありません 重複因子が無いからといって対角化可能になるとはいえません A= (1,0) (1,2) とすると Aは対角化不能ですが 重複因子無しですので A=Σ_{j=1..k}λ_jP_j と分解可能です zI-A= (z-1,0) (-1,z-2) |zI-A|=z^2-3z+2=(z-1)(z-2) (zI-A)^{-1} = (1/(z-1),0) (1/{(z-1)(z-2)},1/(z-2)) P1 =Res_{z=1}[(zI-A)^-1] = lim_{z→1} (1,0) (1/(z-2),(z-1)/(z-2)) = (1,0) (-1,0) P2 =Res_{z=2}[(zI-A)^-1] = lim_{z→2} ((z-2)/(z-1),0) (1/(z-1),1) = (0,0) (1,1) P1+P2 = (1,0) (1-1,1) = (1,0) (0,1) = I λ1P1+λ2P2 = (1,0) (2-1,2) = (1,0) (1,2) = A P1+P2=I λ1P1+λ2P2=A

  • jcpmutura
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回答No.3

n=2の時 A= (a11,a12) (a21,a22) とすると zI-A= (z-a11,-a12) (-a21,z-a22) 行列 A の最小多項式 f(z)が 重複因子を持つ場合 f(z)=|zI-A|=z^2-(a11+a12)z+|A|=(z-λ1)^2 P1 =Res_{z=λ_1}[(zI-A)^-1] = lim_{z→λ1}(d/dz) (z-a22,a12) (a21,z-a11) = (1,0) (0,1) = I λ1P1 = (λ1,0) (0,λ1) λ1P1+(A-λ1I)P1=λ1I+(A-λ1I)I=λ1I+A-λ1I=A だから n=2の時 Aが重複因子を持つ行列の場合は, Aの固有値をλ_1とすると, P_1=I:単位行列 A=λ_1P_1+(A-λ_1I)P_1 となります。 Aが 重複因子を持つ行列の場合は, 対角行列でない対角化可能行列の場合も A≠λ_1P_1 だから Σ_{j=1..k}λ_jP_j=Aは成り立たないので 対角化不能行列という条件は 対角行列でない行列という条件に変えた方がよいと思います。

mk278
質問者

補足

遅くなりまして大変申し訳ありません。 ご説明納得できました。 > 対角化不能行列という条件は > 対角行列でない行列という条件に変えた方がよいと思います。 つまり, www.kurims.kyoto-u.ac.jp/~kyodo/kokyuroku/contents/pdf/1814-02.pdf では対角化可能行列という前提で議論されてたのですね。 japla.sakura.ne.jp/workshop/workshop/2009/spectol_decomp.pdf 一般の場合を纏めてみます。 Aの相異なる固有値をλ_1,λ_2,…,λ_k, k≦nとすると, (i) 重複因子無し(これは自動的に対角化可能行列になる)の場合, A=Σ_{j=1..k}λ_jP_j と分解可能。 (ii) 重複因子有りの場合, 対角化の可能不能に関わらずA=Σ_{j=1..k}λ_jP_j+Σ_{j=1..k}(A-λ_j I)P_j と分解可能。 という具合に分類できるのですね?

  • jcpmutura
  • ベストアンサー率84% (311/366)
回答No.2

(A を n 次正方行列とし,行列 A の最小多項式を f(λ) で表す.) の次に 「 以下 f(λ) が重複因子を持たない場合を考える. 」と書いてあります。 A= (1.,1) (-1,3) とすると f(λ)=|λI-A|=(λ-1)(λ-3)+1=λ^2-4z+4=(λ-2)^2 は重複因子(λ-2)を持ちますので Σ_{j=1..k}λ_jP_j=Aは成り立ちません。 n=2の時 A= (a11,a12) (a21,a22) とすると zI-A= (z-a11,-a12) (-a21,z-a22) f(z)=|zI-A|=z^2-(a11+a22)z+|A|=(z-λ1)(z-λ2) が重複因子を持たない場合 λ1≠λ2,k=2だから (zI-A)^{-1} = [1/{(z-λ1)(z-λ2)}]* (z-a22,a12) (a21,z-a11) P1 =Res_{z=λ_1}[(zI-A)^-1] = lim_{z→λ1}{1/(z-λ2)}* (z-a22,a12) (a21,z-a11) = ((λ1-a22)/(λ1-λ2),a12/(λ1-λ2)) (a21/(λ1-λ2),(λ1-a11)/(λ1-λ2)) P2 =Res_{z=λ_2}[(zI-A)^-1] = lim_{z→λ2}{1/(z-λ1)}* (z-a22,a12) (a21,z-a11) = ((λ2-a22)/(λ2-λ1),a12/(λ2-λ1)) (a21/(λ2-λ1),(λ2-a11)/(λ2-λ1)) P1+P2 = ({λ1-a22-(λ2-a22)}/(λ1-λ2),(a12-a12)/(λ1-λ2)) ((a21-a21)/(λ1-λ2),{λ1-a11-(λ2-a11)}/(λ1-λ2)) = (1,0) (0,1) = I λ1P1+λ2P2 = ({λ1(λ1-a22)-λ2(λ2-a22)}/(λ1-λ2),(λ1-λ2)a12/(λ1-λ2)) ((λ1-λ2)a21/(λ1-λ2),{λ1(λ1-a11)-λ2(λ2-a11)}/(λ1-λ2)) = (λ1+λ2-a22,a12) (a21,λ1+λ2-a11) = (a11,a12) (a21,a22) = A ∴ P1+P2=I λ1P1+λ2P2=A

mk278
質問者

補足

ご回答誠に有難うございます。大変参考になります。 重複因子を持つ場合を探してみました。 www.kurims.kyoto-u.ac.jp/~kyodo/kokyuroku/contents/pdf/1814-02.pdf japla.sakura.ne.jp/workshop/workshop/2009/spectol_decomp.pdf そこで確認させてください。 Aが重複因子を持つ対角化不能行列の場合は,Aの固有値をλ_1,λ_2,…,λ_r (r≦n)とすると, A=Σ_{k=1..r}λ_kP_k+Σ_{k=1..r}(A-λ_kI)P_k 但し,Σ_{k=1..r}P_k=I:単位行列, という風に(射影行列のみでは無理だが)分解されるのですね。 ここで,(A-λ_kI)P_kはJordan細胞一個のJordan行列となる。 このような解釈で大丈夫でしょうか?

  • jcpmutura
  • ベストアンサー率84% (311/366)
回答No.1

C=(全複素数) A∈C^{n×n}, Iはn次単位行列 j=1,2,…,kに対して λ_jはAの固有値 γ_jはλ_jだけを内部に含むJordan閉曲線 λ_jは(zI-A)^-1の極となっているので Res_{z=λ_j}[(zI-A)^-1]=1/(2πi)∮_{γ_j}(zI-A)^-1dz =P_j=1/(2πi)∮_{γ_j}(zI-A)^{-1}dz A= (1.,1) (-1,3) とすると zI-A= (z-1,-1) (1.,z-3) |zI-A|=(z-1)(z-3)+1=z^2-4z+4=(z-2)^2 だから Aの固有値は 2 だけ (zI-A)^{-1} = {1/(z-2)^2}* (z-3,1.) (-1,z-1) P_1 = Res_{z=2}[(zI-A)^-1] = lim_{z→2}(d/dz) (z-3,1.) (-1,z-1) = (1,0) (0,1) =I λ_1P_1=2P_1 = (2,0) (0,2) ≠ (1.,1) (-1,3) =A ∴ A= (1.,1) (-1,3) の時 Σ_{j=1..k}λ_jP_j=Aは成り立たない

mk278
質問者

補足

ご説明まことに有難うございます。 実は下記を参考にしていたのですが,何処を勘違いしてるのでしょうか? http://www.kurims.kyoto-u.ac.jp/~kyodo/kokyuroku/contents/pdf/1666-08.pdf

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    Jordan標準形にするための正則行列Pをも求めるときは,先にJordan標準形を求めてから,逆算してPを求めればよいのですか? 最小多項式の因子の次数(Jordan細胞の最大サイズ)と,それぞれの固有値に対する固有空間の次元(Jordan細胞の個数)がわかれば,Jordan標準形は一意に決まります.それを用いれば,計算する(Jordan標準形を求めるだけ)のはそこまで大変ではありません.さらにこうやって先にJordan標準形がわかってしまえばそこから逆算して J=P^(-1)AP (J:Jordan標準形,P:ある正則行列) となるようなPを求めることが出来ますよね. そこでなんですが,解法としてはこのような手順で問題はないのでしょうか? 今までやってきたのは,対角化できる場合のみであって,その場合はそれぞれの固有値に対する固有ベクトルを求めて,それらを並べたものがPにあたるものでした.つまり先に正則行列を求めた上で対角化していました. しかし上の場合は,先に最終的な形を求めてから,そうなるように正則行列を定めています. なんか順番が逆なので,少し疑問に思いました. 今まで通り,先にPを求めてからJを求めたいのですが,その時のPの求め方がよく分からないのです. Jordan標準形になるような場合では,固有ベクトルの本数がn個(n:Aのサイズ)ないので新しくベクトルを作らなくてはなりません. しかし,固有値の重複度によって色々と置き方が変わってきますよね? なのでうまい方法が分かりません. 逆算すれば出せるのですが,最初からPを作るのは難しいです. やはり先にJordan標準形の形を決めてから正則行列Pを決めるやりかたでもいいのでしょうか? よろしくお願いします.

  • 転置行列 証明 行列の積

    転置行列の証明について疑問点があるので 質問させて頂きます。 t(AB)=t(B)t(A) の証明について。以下に示します。 行列 A の (i,j) 成分を A[i,j] と書くことにします。 行列Bも同様。 (t(AB))[i,j] = (AB)[j,i] = Σ A[j,k] B[k,i] = Σ (tA)[k,j] (tB)[i,k]  …(1) = Σ (tB)[i,k] (tA)[k,j]  …(2) = ((tB)(tA))[i,j] よって、 t(AB) = (tB)(tA) (1)についてよくわかりません。 行列の積は、 (l,m)行列と(m,n)行列の積は(l,n)行列と定義されますが (1)は(m,l)行列と(n,m)行列の積を計算することに ならないのでしょうか? (m,l)行列と(n,m)行列の積は定義されないので等式でつないでは いけないのでは?と考えた次第です。 以上、ご指摘、ご回答よろしくお願い致します。

  • この行列の命題の真偽判定問題です。

    P ∈ R^(n×n) は, i,j = 1,...,n についてpij ≧ 0 およびj = 1,...,n について Σ(i=1からnまで) pij = 1を満たす。 ただし, pij はP のi 行j 列要素である. 以下の各命題(1),(2),(3)について, それが成立するならば"成立する" と記し, それを証明せよ.。成立しないならば”成立しない" と記し, 2 × 2 行列の反例と,その反例がその命題を満たさない理由を示せ。 (1)P は正則である. (2)x =t(x1 x2 ... xn)∈ R^n、 z =t(z1 z2 ... zn)∈ R^n、 z = Px のとき,Σ(i=1からn)xi = 1 ならば Σ(i=1からn)zi = 1 である. (3)P を非対称とし, P の固有ベクトルをv1,..., vn とする. このとき, i ≠ j なら ば, vi,vj は直交する. --------------------------------------------------------------------------- (1)det(P)=0より、Pの逆行列が存在しないため、命題を満たさない。 (2)Σ(i=1からn)zi = nとなるため、命題は満たさない。 (3)がよくわかりません。よろしければ解説をお願いします。

  • 転置行列 証明

    転置行列 証明 t(AB)=t(B)t(A) の証明について。 (l,m)行列をAとしてAの(i,j)成分をa(i,j) (m,n)行列をBとしてBの(i,j)成分をb(i,j) 2つの行列の積の(i,j)成分は Σ[k=1~m]a(ik)b(kj)と定義されます。 ABの転置行列t(AB)の(i,j)成分t(AB)(i,j)=(AB)(j,i) よって、 Σ[k=1~m]a(jk)b(ki)・・・(1) =Σ[k=1~m]t(a(jk))t(b(ki))・・・(2) =Σ[k=1~m]a(kj)b(ik)・・・(3) =Σ[k=1~m]b(ik)b(kj)・・・(4) =t(B)t(A) 上は参考書などでよく見る証明なのですが、(3)ってそもそも計算できるのですか? (1)~(4)までの流れは理解できるのですが、(3)を等式でつないでいいのかと気になりました。 (l,m)行列と(m,n)行列の積は(l,n)行列と定義されますが、(3)とは関係ないのでしょうか? ご回答よろしくお願い致します。

  • 留数を求める問題

    留数を求める問題 行き詰った問題が数問あるので質問させていただきます;; 有理型関数の極での留数を求める問題です。 (1) f(z)=1/(z^2+a^2)^2  z=±iaで1位の極を持つ  Res[f(z),ia]=lim[z→ia]1/(n-1)! d^(n-1)/dz^(n-1)*(z-ia)^n/(z^2+a^2)^n  =lim[z→ia]1/(n-1)! d^(n-1)/dz^(n-1)*1/(z+ia)^n  ここまでやりましたがnを含んだ微分で詰まってしまいました。  ここまで合っていますか? (2) f(z)=πcot(πz)  f(z)=π/tan(πz) で  z=nで1位(?)の極を持つ。とすると、  Res[f(z),n]=lim[z→n] π(z-n)/tan(πZ)  となり、これ以降の計算がわかりません・・・;; (3) f(z)=z^2/(z^4+a^4)  これに関しては極も求められません(泣) 以上の3問がどうしても解けませんでした。 解法を教えていただけると助かります。 どうかよろしくお願いします。困っています;;     

  • 行列の固有値??

    多分、行列の固有値の話だと思うのですが、例えば、 A^2-5A+6E=0という行列式があります。このとき、A^(n+1)-2A^n…IとA^(n+1)-3A^n…IIを計算せよ。と言う問題があります。このとき、僕は今まで、意味も考えずに、条件の行列式の行列Aをkとして、因数分解をし、I…=3^n(A-2E)、II…2^n(A-3E)として、解いていました。けれどなぜ?この解き方を教えてもらった時、友達は固有値とか言っていました。 なぜ、上記のようになるのかを教えてください。

  • 行列のノルム

    以下、xはn次元ベクトル、A=(a(i,j))はn×n行列とします。 ■||x||_2 = √{Σ_[j=1~n](x_j)^2} (ユークリッドノルム) ※x_jは、xの第j成分です。 このノルムを採用したとき、行列Aのノルムは以下のように定義することが出来る。 ・||A||_2 = MAX_[x]{||Ax||_2/||x||_2} この具体的な表現は以下で与えられる、らしいのですが…。 ・||A||_2 = MAX_[k]{√(μ_k)} (μ_kは、BをAの転置行列として、BAの固有値。) 本を読んでも、「簡単に導出できるので試みられたい。」とかしか書かれておらず、困っています。どうやって導出するのでしょうか?僕には簡単に導出できません。 また、 ■||x||_∞ = MAX_[k]{|x_k|}  ※x_kは、ベクトルxの第k成分。 このノルムを採用したとき、行列Aのノルムを ・||A||_∞ = MAX_[x]{||Ax||_∞/||x||_∞} と定義できて、この具体的な表現は、 ・MAX_[i]{Σ_[j=1~n]|a(i,j)|} で与えられるらしいのですが、本を読んでも、これも証明が省かれています。 ||A||_1についてはきちんと証明が載っているのですが…。 どちらか片方ずつでも、おねがいします。

  • 『行列の2つの列を入れ替えると行列式はー1倍になる』ことの証明

    お世話になります。よろしくお願いします。 『行列の2つの“列”を入れ替えると行列式はー1倍になる』ことの 証明についてです。 手持ちの参考書には 『行列の2つの“行”を入れ替えると行列式はー1倍になる』ことの 証明は載っていました。 i行とk行を入れ替える時、τ=σ(i k)と置くといううまいやり方でした。 列の入れ替えについては、行の入れ替えに 転置行列の公式detA=det(tA)を用いればよいのですが、 この公式を用いずに直接「2列の入れ替えで行列式がー1倍になる」ことを示したいと思っているのですが、なかなかできずに困っています。 どなたかできる方、よろしくお願い致します。 方針があってないかもしれませんが、以下途中まで自分でやった部分です。 ________________________________________ 行列A=(a_ij)のi列とk列を交換した行列をA'=(b_ij)、 S_nをn次の対称群をします。 detA=Σ[σ∈S_n]sgn(σ)a_1σ(1)・・a_rσ(r)・・    ・・a_tσ(t)・・a_nσ(n) σ(r)=i, σ(t)=kとする。またσ(-1)はσの逆置換とする。 b_1σ(1)・・b_rσ(r)・・b_tσ(t)・・b_nσ(n) =b_1σ(1)・・b_ri・・b_tk・・b_nσ(n) =a_1σ(1)・・a_rk・・a_ti・・a_nσ(n) =a_1σ(1)・・a_σ^(-1)(i)k・・a_σ^(-1)(k)i・・a_nσ(n) ________________________________________ よろしくお願い致します。