理想変成器の性質

このQ&Aのポイント
  • 理想変成器の性質について説明します。
  • コイルの巻線の向きが同じであり、各コイルの起磁力の和が0であることが理想変成器の条件です。
  • もし起磁力の和が0以外の値を取ると、電流によって磁束が変化し、インダクタンスが有限の値をとってしまいます。
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理想変成器の性質

理想変成器の性質についてです。 一次コイルの巻数をN1,二次コイルの巻数をN2、一次コイルに流れ込む電流をI1, 二次コイルに流れ込む電流をI2とし、2つのコイルの巻線の向きは同じものとする。 この時、I1=-(N2/N1)*I2の式から、 (N1)*(I1)+(N2)*(I2)=0が導ける。 この式は各巻線の起磁力NIの和が0となる事を示す。 ここでもしこの起磁力の和が0でなければ、電流によって磁束が変化し、インダクタンスが有限の値をとってしまう。従って理想変成器における各起磁力の和は0となる。 質問です。 各コイルの起磁力の和がなぜ0以外の値をとると、インダクタンスが有限値になってしまうのでしょうか。何かこれを証明できる方法があれば教えてください。

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  • 178-tall
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回答No.3

(再訂正) N2/N1=n、一次コイルに流れ込む電流を I1、二次コイルに流れ込む電流を I2 とすれば、  (1) 1/Lp = 0 なら、(N1)*(I1)+(N2)*(I2) = 0  (2) 1/Lp ≠0     if σ= 0 , (N1)*(I1)+(N2)*(I2) = N1V1/ (Lps) ≠0     if σ≠0 , (N1)*(I1)+(N2)*(I2) = (N1^2)V2/ (N2Lps) ≠0 … かな?   

bohemian01
質問者

お礼

この度も丁寧に教えていただきありがとうございます。最初にここで言うインダクタンスについて、写真(A)の回路でいうLpで考えれば良かった訳ですね。 縦続行列より、漏れインダクタンスσが0かつインダクタンスLpが無限大の時、つまり理想変成器である時、(N1)(I1)+(N2)(I2)=0となる事が分かり、I1=n(I2), V1=(1/n)V2の式が成り立つ事を改めて確認できました。 逆にLpが有限値の場合には、σ=0, σ≠0の時どちらも(N1)(I1)+(N2)(I2)≠0になる事が分かりました。

その他の回答 (2)

  • 178-tall
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回答No.2

< ANo.1 錯誤の訂正。 「写真 (A) 」の回路 σ + Lp // IT (1 : n) を参照。 その縦続行列は、  [ {1+(σ/Lp) } / n  nσs ;    1/(nLps)      n  ] N2/N1=n、一次コイルに流れ込む電流を I1、二次コイルに流れ込む電流を I2 とすれば、  (1) 1/Lp = 0 なら、(N1)*(I1)+(N2)*(I2) = 0  (2) 1/Lp ≠0 なら、(N1)*(I1)+(N2)*(I2) = N1V1/(LPs) ≠0   

  • 178-tall
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回答No.1

< QNo.9115520 一般の変成器の理想を用いた変換法 「写真 (A) 」の回路 σ + Lp // IT (1 : n) を参照。 その縦続行列は、  [ {1+(σ/Lp) } / n + σs  nσs ;     1 + { 1/(nLps) }     n  ] N2/N1=n、一次コイルに流れ込む電流を I1、二次コイルに流れ込む電流を I2 とすれば、  (1) σ=0 , 1/Lp = 0 なら、(N1)*(I1)+(N2)*(I2) = 0  (2) σ=0 , 1/Lp ≠ 0 なら、(N1)*(I1)+(N2)*(I2) = (V1/LP)(N2/N1)^2 ≠0  (3) σ≠0 , 1/Lp ≠ 0 なら … というハナシ?   

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