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空腹を我慢すれば痩せますか

noname#212313の回答

noname#212313
noname#212313
回答No.5

> おなかがすいたと感じる時にはインスリンが出ていないのでしょうか。  空腹感は血糖値が下がったときに出てくるわけですが(その他の影響もあるが、とりあえず措いといて)、二つのパターンがあります。一つは食事から時間が経つ、あるいは激しく長時間の運動や労働により、肝臓や筋肉のグリコーゲンが枯渇してきて血糖値の維持が難しくなり、血糖値が下がってしまったときですね。  このときはインスリンが分泌されるわけではありません。ただでさえ下がった血糖値をさらに下げることになってしまいますから。むしろインスリン分泌を下げ、アドレナリンなどの血糖値を上げる作用を持つものが分泌されます。  もう一つは、摂った食事の糖質が大量かつ吸収が速かった場合、食後にかなり高血糖になってしまう場合です。こうなると、インスリンが大量に分泌され、血糖値が急激に下がっていき、空腹感を感じることがあります。インスリンが分泌されていて、かつ空腹感を感じることもあるわけです。 > インスリンが出なければ脂肪細胞が蓄えていた脂肪を血中に放出するので痩せるでしょうか。  それが疾病として起こるのが、糖尿病ですね。食事を摂って血糖値が上がっても、インスリンが出ない、あるいは出ても有効に作用せず、血糖の取り込みが起こらなくなります。高血糖なのにブドウ糖不足が起こります。ブドウ糖が体内貯蔵する形に変わったグリコーゲンも枯渇します。こうなると、筋肉などのタンパク質から糖新生でブドウ糖を作ることはもとより、体脂肪から代替物質のケトン体を作るようになります。  そのため、糖尿病を発症すると痩せてきます。いい痩せ方ではありません。放置すれば痩せる前に命にかかわります。糖尿病の検査では、尿中のケトン体を測定したりします。糖質を摂取しているのにケトン体が多いようなら、ブドウ糖の取り込みが正常に行われていない傍証になるからです。  インスリンの糖質摂取に対する作用は、まずブドウ糖を肝臓や筋肉に取り込んで、グリコーゲンとして貯蔵することです。肝臓や筋肉がグリコーゲンで満杯になると、今度は体脂肪に変えて貯蔵するようになります。貯蔵された脂肪が1日の体脂肪消費を上回れば、だんだん体脂肪が増えて行きます。  減量したいなら、インスリンをコントロールしようとするのは有効ではありません。余剰を出さない、つまり食べ過ぎないという単純なことが大事なわけです。  ということは、お考えのように、お腹がすいた状態が長いほど、減量には有効ということにもなりますね。その基本を踏まえた上で、やはりお考えの通り、あまりお腹が空き過ぎないようにして、ドカ食いを防ぐといった工夫も有効になります。

kaitara1
質問者

お礼

次の食事時に空腹になる程度に食事の量を調整することは悪いことではありませんね。

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