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ヴェラスケスのアポロンと鍛冶場の場面は?

宮廷画家ヴェラスケスのアポロンとバルカンの鍛冶場を描いた絵を見ました。ローマ神話の一場面かと思いますがどういう場面でしょうか?

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質問者が選んだベストアンサー

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  • eroero4649
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回答No.1

「ウルカヌスの鍛冶場」ってやつですかね。歴史というより芸術のカテゴリですが、ここの説明が一番分かりやすいと思います。 http://loro2012.blog.fc2.com/blog-entry-1304.html ローマ神話っていうか、ギリシャ神話ですね。ローマの神々も基本的にギリシャ神話の神々ですが、オリジナルはギリシャです。 まあこういう人間臭いエピソードが満載なのがギリシャ神話の面白いところですね。私は太陽神アポロンが月桂樹を頭にかぶることになったエピソードが好きです。

その他の回答 (3)

noname#214841
noname#214841
回答No.4

回答番号2,3のplapotaです。コメントを拝見いたしました。アポロン説の根拠が見つかつたわけではないのですが、おしやべり好きなのものですから、またまた回答します。ルキアノスの本からもう一点。 「アレエスがアプロディテーのとこへ忍んで通う折には、そのアレクトリュオンを引張って行った、ところでアレースは太陽が上から覗いてヘーパイストスに言い付けやしないかと、とても怖がってたもんで、室の戸口の外んとこへ始終その若者を控えさせ、太陽が上って来たら報せるように命じといた。するとだ、ある日のことアレクトリュオンが眠りこけちまって、つい意わずも見張りを怠った、お陰でもって太陽が上ってくるのをアプロディテーもアレースも、いつものように誰か来ればアレクトリュオンが報せてくれるものとばかり信じ切ってたもんだから、ついうかうかと寝んでいて知らないでいた。こんな訳でもってヘーパイストスは太陽から一部始終を聞き二人をとり抑えて、ずっと前からそのためにと用意しておいた曳あみのいましめにかけちまった、てんだ。」 (ルキアーノス『神々の対話』呉茂一訳 岩波文庫所収「にわとり」112ページ) ここで「太陽」と訳されてゐるのがヘリオス(Helios Ἥλιος)です。下記がギリシャ語原文です。 http://www.perseus.tufts.edu/hopper/text?doc=Perseus%3Atext%3A2008.01.0438%3Asection%3D3 たぶんギリシャローマの古典を探してもアポロン説は出てこないのではないでせうか。ヴェラスケスの書き残したものがあれば何かわかるかもしれません。スペイン語はわかりませんので、すぐには調べることができません。ちなみにスペイン語では「v」の発音は「b」と同じですので、「ベラスケス」が普通の表記だと思ひます。私はちやらんぽらんなので、気分次第でいろいろ書きます。回答番号1の方は、むづかしいことをわかりやすく説明してくださるので私の質問にも何度か回答していただいて勉強になつてゐます。新情報をみつけてくださるかもしれません。

nox1130
質問者

お礼

ありがとうございます。

noname#214841
noname#214841
回答No.3

回答番号2のplapotaです。いくつかギリシャローマの古典に目を通してみたのですが、密告者がアポロンだといふ物語がみつかりません。アポロンではなくヘリオスだといふ話でしたら『オデュッセイア』のほかにも以下のものがあります。 「ヘーパイストスは、[妻]アプロディーテーが密かにアレースと情を通じているものの、自分が彼の武勇にかなわないのを知ると、計略をもってアレースをやりこめようとして、鋼鉄で鎖を作り寝台の回りにかけた。......ヘーリオスの知らせでヘーパイストスがきてみると、二人は裸で横たわっていた。......ヘーリオスの告発を恨んだアプロディーテーは、彼の子孫に対し常につらく当たった。」 (ヒュギーヌス『ギリシャ神話集148 松田治・青山照男訳 講談社学術文庫』212,213ページ) 「アレースが誰も見ていないと思って入つて行くとこをヘーリオスが見付けてヘーパイストスにいい付けたんだ。」 (ルキアーノス『神々の対話』山田潤二訳 岩波文庫 78ページ) ネット情報ではアポロン説が多くみられるやうですが、根拠を示してゐる情報が見あたりません。ほとんどが何の調査もしない、単なる受売りと思はれます。しばしばこのQ&Aサイトでは「ググれ。」といふ回答がなされますが、私としては「ググるな。」といふ主張がもつと出てくるべきだと思ひます。アポロン説もどこかに典拠があるのかもしれませんが、いまのところ私ではわかりません。

nox1130
質問者

お礼

plapotaさんありがとうございました。私もギリシャローマ神話の索引を見ましたがアポロンの話には見つかりませんでした。

noname#214841
noname#214841
回答No.2

ギリシャ神話につきましては、さまざまな話が語りつがれてきてゐますので、ヴェラスケスが何を典拠にしたのかは存じません。最古の資料は以下のものです。 「やがて楽人が琴を鳴らして序奏をかなで、巧みに歌い出したのは、アレスと冠美わしいアプロディテとの恋物語 ― ふたりの神がヘパイストスの屋敷で、始めて秘かに契りを交わしたくだりであった。男神はさまざまな贈物をして、神ヘパイストスの閨を辱めたが、ふたりの愛の交わりを目にした陽の神ヘリオスが、忽ちヘパイストスの許へ注進に及ぶ。ヘパイストスはこの胸痛む報告を聞くと、心中怖るべき企みをめぐらしつつ仕事場へ入り、巨大な鉄床をその台に据え、不倫のふたりがその場で身動きできぬようにするため、破りも解きもならぬ鎖の網を鍛え上げた。」 (ホメロス『オデュッセイア』第8歌266-276行 松平千秋訳 岩波文庫 (上)200,201ページ) 神の名につきましては、言語によつて違ひがあります。バルカン(Vulcan)は英語です。ローマ神話のラテン語ではウルカヌス(Vulcanus)、そしてギリシャ語ではヘパイストス(Hephaistos Ἥφαιστος)となります。 アプロディテ(Aphrodite Ἀφροδίτη)はギリシャ語で、ラテン語はウェヌス(Venus)、英語はビーナス(Venus)です。 ヴァルカン(ヘパイストス)は母を脅して、ビーナス(アプロディテ)と結婚します。しかしビーナス(アプロディテ)はすぐに別の神アレスと不倫関係になります。それを発見したのがヘリオス、太陽神です。質問文ではアポロンとなつてゐますが、そのやうな伝説もあるのだと思ひます。私は未見です、アポロンだといふ出典が見つかりましたら追加回答いたします。さて、浮気をみつけたヘリオスは、ヴァルカン(ヘパイストス)のところへ出向いて事実を告げました。それがヴェラスケスの絵の場面だとのことです。その話を聞いたヴァルカン(ヘパイストス)は、浮気現場をおさへるために、鉄製の罠を製作しました。鼠捕りのやうなものでせうか、浮気当事者のアプロディテとアレスを網で一網打尽にしてしまひました。

nox1130
質問者

お礼

plapotaさんありがとうございました。アポロンでなくヘリオスですか。諸説あるんですね。

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