オウム真理教 ２０年

質問

事件から20年ということで、今も松本死刑囚の四女がスーパーニュースに出ていました。

僕はその年に生まれていますので、事件の事を知りません。

当時の様子を、凄惨さなど分かるように、教えてください。

また、オウム真理教は結局どのような集団なのですか？
その勢力は絶えないどころか、若者に広まりつつあると聞いたこともあるし、さっきも人殺しを否定しない危険な教義を持ち続けていると言っていました。

少し怖いです。

ご回答お待ちしております。

回答No.2

eroero4649 · ベストアンサー

＞当時の様子を、凄惨さなど分かるように、教えてください。

意外に思うかもしれないけど、結構当時はみんな生ぬるい目で見ていたんですよ。サリンというのは毒ガスですから、そんなの新興宗教団体に作れるの？っていうのが当時の素直な印象でした。だからあの上祐がテレビに出てきて滔々と喋ったときは、「こいつは頭がいいやつだなあ」という印象を与えたんですよ。当時は今のようなディベートをする経験がほとんどの日本人になかったので、彼のようなディベート能力はすごく新鮮に見えたのです。だから、上祐の追っかけギャルまで出てきたほどです。
事件直後は上祐を始め教団は「これは公安の陰謀である」と主張していて、街中でヴァジラナーヤ・サッチャといったかな、機関誌を信者が駅前で配っていて、会社の人も面白半分に貰ってきてみんなで回し読みした記憶があります。

つまりなんというか、今じゃ考えられないんですが、当時はみんな結構「面白がっていた」んです。映画を見るような感じですね。ちょうど1月に阪神淡路大震災が起きて、「怪獣映画みたいだな」ってみんな平気で口にしていたし、そしたら今度はサリン事件が起きて、「映画が現実になったみたいだー」と思っていました。
しかしサリン事件の被害者は地下鉄に居合わせた一部の人だったし、そこからは「警察vsオウム」みたいな構図になっていたので、割とみんな対岸の火事でいられたのだと思います。

「わーたーしーはやってないー、潔白だー」という麻原の歌をみんな冗談で口ずさんでいましたし、マンガなんかでもオウムをパロったり揶揄したものがよくあったし、「ポアするぞ」なんて結構流行ったし、ラッキィ池田さんが頭にゾウのジョウロを乗せていたのも、オウムの信者がかぶっていた帽子のパロディでした。オウム真理教をパロってインコナントカ教なんてのを名乗った集団をテレビの深夜番組でお笑い芸人が面白半分に取り上げたりとかしていたなァ。まあまだテレビでおっぱいを出していい時代でしたからね。

＞オウム真理教は結局どのような集団なのですか？

なんなんでしょうねー。テロを起こす前の麻原ってテレビにもちょいちょい出ていて「ちょっとヘンな気さくなおじさん」という感じで意外にも人気があったのです。まあ、教祖になるような人は人を惹きつけるカリスマ性はありますよね。後に村上春樹さんが彼らについて取材して本を出したのですが、なんというか、「普通に働くことができないような人たちの居場所」だったのではないかと思います。
村上さんの本の中であったのですが、「自分はなんのために生まれたんだろう」とか「生きる意味ってなんだろうか」って考えちゃう人たちが社会にはある一定数いるんですね。ほとんどの人があまりそういうことは深く考えずに生きるのですが、どうしても考えずにはいられない人たちがいます。そういう人たちは、一般社会に居場所がないんですね。「生きる意味が分からないのに働けない」っていうのはね。そういう人たちの受け皿になった、という面はあると思います。

お礼

対岸の火事ですか。
四年前、遠い東北の地で起きた大地震を、僕が特に気にも留めず、心配もせずに居たのと同じでしょうか。

事件以前の麻原がそのような存在であったのは、大変驚きです。

>>「そういう人たちの受け皿になった、という面はあると思います。」
僕も「そういう人たち」に片足入れているので、引き込まれないか心配になってきました。
疎外されるのが、怖いのであり得ないと思いますが。。。

ありがとうございました。

回答No.6

noname#218778

裏で事件を犯していたから凄惨とかいうイメージはあまり無いんじゃね。(´・ω・`)拉致や殺人をしたカルト。教団内部に省庁まで作って国家ごっこ。教祖は権力志向が高いのに学力が追い付かず自己実現に失敗したポルポトみたいなサイコパス。バブル経済崩壊の前後での豊か過ぎた社会の歪が産みだした集団。トップの人間がイカれてるとそのコミュニティを破壊してしまうといういい見本で安倍も要注意。

お礼

ご回答ありがとうございます。

それよりもその喋り方が嫌なんですが、何とかなりませんか？

回答No.5

IDii24

>オウム真理教は結局どのような集団なのですか？
振興宗教団体。そもそも教祖ってのは今でもどこにでも居ます。当時もその一つだったってことです。今有名なのは幸福の科学とかものみの塔とかいろいろあるでしょう。結局はあれです。じゃあそこに入信して何をやってるか？まあ入信者しか分かりません。だから当時も我々は無関心でした。
でもお布施と称して寄付金が多額に集められ、中には出家と称して教団の中で共同生活を送っている人もいます。家族が会いたいといっても会えない。そういう教団だったということです。まあここまではよくある話。
では松本サリン事件がまず起きます。でもオウムの仕業とは一般市民は思ってません。まあどこかのイカレタ奴が青酸カリみたいなものを使ったんだろうなぐらい。そしてほかにも拉致事件。行方不明な弁護士一家についてはよくわからなかったし、つまりいくつもの犯罪の一つとしか認識してないのです。そして地下鉄サリン事件。
僕はその時霞が関の近くにいました。でもその時は地下鉄でガスがまかれ、電車が遅れているから同僚は遅れるとの知らせだけ。つまり「ああそう」ぐらい。救急車や消防車のサイレンが鳴ってるのは聞こえてましたけど。
そのうち被害が大きいと分かったのは深夜夜家に帰ってTVを見てからです。近くでもよく分からなかったのです。
数週間後新橋あたりではオウム信者たちが、自分たちは何もしてない、警察はでっち上げようとしているとビラや冊子を配り始めました。全員真っ白の袈裟を着てましたね。それが数日続いたと思いますし、TVでは上祐が教団の広報として数か月連日出演し、ハンサムであり弁が立つ姿に女性のファンがつき始めました。
上祐人気にあやかってTV局はこぞって上祐を出演させ、オウムの関連について有識者と答弁を設定しました。しかし上祐は全く負けなかったのです。とにかく理論で固め相手を崩す。「ディベート」という手法でオウムは潔白だと戦ったのです。日本人がディベートという手法を知ったのはこの時です。
上祐の行くところ女性ファンの追っかけが始まり、上祐に会えるということでオウムに入信する連中も現れました。
で、最後は警察が上九一色村のサティアンと呼ばれる教団の村へ突入。そこでサリンの工場を見つけたわけです。この村の奇妙な構造や役割分担、武器研究施設、規律、高学歴、金の流れなどがすべて明らかになり、ほかの事件もすべてがオウムが絡んでると判明し、スゲーテロ教団だと国民は認識したわけです。
つまりは事件が起きてからこの時まではあまり感じてなかったといえます。
殺しを否定しないのは宗教ではよくあることです。仏教でさえ死をもって最大の得を積むこととしてます。キリストでさえも死後の復活により力を増大しています。宗教に死はつきものということです。まあ無宗教が一番って事ですね。

回答No.4

あずき なな（@azuki-7）

日本版イスラム国だと思えば分かりやすいかな
まぁオウムを知ってる世代の私にとってはイスラム国は可愛く見えますが　笑

お礼

そのように考えていいんですね。

確かにオウムの匂わせる危ない魅力と比べるとただ粗野なにしか思えないイスラム国は可愛く見えます。

ありがとうございました。

回答No.3

pigunosuke

あなたは罪を犯しているとしましょう
今以上の罪を重ねると、来世で不幸になります
だから
これ以上罪を犯さないように、今の内にポア（殺）してあげましょう

そういう意味で
人を殺す事を罪と思わず
むしろ
殺す事が救いだと言っている
集団だと思ってください

お礼

なるほど。
求心力のある理由が少し分かった気がします。

ありがとうございました。

回答No.1

okwavehide

私が一緒に仕事をやってもらった女性が、
地下鉄の電車が一本遅かったら、
文字通り被害に遭遇していました。

テレビをはじめマスコミが
連日、パニック状態を報道し続けました。

お礼

ご回答ありがとうございました。