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母集団と確率空間の違い

MagicianKumaの回答

回答No.4

重々承知のことと思われますので、以下は蛇足です。 >事象Fを{男性,女性}とし・・・ と書かれていますが、確率論ではFはあるルールをもった集合体です。難しくいうと標本空間Ω上のσ加法族です。なので、空集合およびΩも含めなくてはいけません。でもって集合の集合ですので、例えば次のようになります。F={∅,{男性},{女性},{男性,女性}}

uracomputing
質問者

お礼

ご指摘いただきありがとうございます. 蛇足などでは全然ありません. 確率空間の定義を見直して,自分の理解が間違っていたことに気づくことができました. 確率空間は標本空間Ω,Ω上のσ-加法族F,確率(測度)Pの3つ組で定義され,ΩとFの組を可測空間と呼ぶ. FがΩ上のσ-加法族(=集合代数)であるとは,定義にある3つの条件を満たすものを指し,Fの元を事象と呼ぶ(このあたりの理解が間違っていました). 以降は疑問ですが,本来の質問の主旨とは外れてしまうため,お時間があればお答えいただければ...くらいに考えております. [質問] 確率空間の定義に「標本空間のσ-加法族」が含まれている理由が分かるようでしたら,教えていただけますか? [質問にいたった考え] 今回の例示でもありましたが,標本空間ΩのN個の元a_1...a_Nがあった時に,それらの元が含まれるか含まれないかに応じて2^N個の集合を構成することができ,これらの集合の集合はσ-加法族となっています.またこの時,Ωを決めると,Fは一意に定まる,という関係になっています. これらの各集合に対して確率Pを適切に(確率の公理を満たすように)割り振ることができれば,{Ω,F,P}は確率空間をなしている,と言えそうですが,ΩからFは一意に定まっているため,確率空間の定義にFを導入する必要性が分からなくなってきました. 考えうる可能性としては, (1) 定義がもともと可測空間{Ω,F}と確率{P}の組で表されていたのをばらしたため3つ組になった (2) Ω上の別のσ-加法族を構成する必要性がどこかで出てくる が頭の中にありますが,どちらも納得したようなしていないような気になります. お時間ありましたら,よろしくお願いいたします.

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