• 締切済み

候文の読み

「所賑々敷仕度奉存候」の読み方を教えて下さい。

みんなの回答

  • fumkum
  • ベストアンサー率66% (504/763)
回答No.6

江戸期の文書の一部のようですが、このような時には古文書解読関係の辞書・用例集にあたると良いと思います。古文書辞典で用例をさがすと、「大船新船仕度奉存」という用例があり、読み方を「たいせんしんせんつかまつりたくぞんじたてまつる」としています。そうなると、「所賑々敷仕度奉存候」は、「ところにぎにぎしくつかまつりたくぞんじたてまつりさうらふ(そうろう)」となると思います。 「仕度」は「したく」との読み方もありますが、したくをするのしたくは、江戸時代には「支度」の文字を使うことが多く、したいと意味のしたくは、漢字を使うならば、「為」を使っています。「仕」の江戸時代の用例の多くは、「つかまつる」です。 「度」は希望の助動詞「たし」で、「たから・たく(たかり)・たし・たき(たかる)・たけれ・○」と活用します。意味は、「~たい・~てほしい」です。 「奉」は和製漢文で返って読む字です。文法的には補助動詞で、動詞の連用形について謙譲の意味を表します。意味は、「お~申しあげる」です。 「存」はサ変動詞で、江戸時代の古文書では、「思ふ」・「考ふ」・「心得」の謙譲語として用いられることが多いです。 「賑々敷」は三字ですが、一つの単語で、シク活用の形容詞で、「にぎにぎしく(にぎにぎしから)・にぎにぎしく(にぎにぎしかり)・にぎにぎし・にぎにぎしき(にぎにぎしかる)・にぎにぎしけれ・(にぎにぎしかれ)」と変化します。意味は、現代と同じで、「非常ににぎわしい・とてもにぎやかである」です。 ですから、文の意味は、「~のところ、賑やかにしたいと存じます」のようになると思います。 以上、参考まで。

michi1943
質問者

お礼

とても詳しく解説していただき有難うございました。 取り込みがあり、お礼が遅れまして申し訳ございません。

  • garamond
  • ベストアンサー率53% (1119/2111)
回答No.5

#2さんの回答が正解でしょう。 「……ところ、」で切れます。 「にぎにぎしくつかまつりたくぞんじたてまつりそうろう」

michi1943
質問者

お礼

有難うございました。お礼が遅れて申し訳ありません。

  • Nebusoku3
  • ベストアンサー率38% (1442/3776)
回答No.4

「所賑々敷仕度奉存候」 賑々しきところ したく たてまつりたく ぞんじ そろ (そうろう と伸ばさないで そろ と結ぶ。) では無いでしょうか。(所の後に レ点 があるように思います。)

michi1943
質問者

お礼

有難うございました。お礼が遅れて申し訳ありません。

  • OKAT
  • ベストアンサー率38% (247/639)
回答No.3

「賑賑しく仕(つかまつ)りたく存じ奉り候」はありませんか。あれっ、同じでしたか。

michi1943
質問者

お礼

有難うございました。お礼が遅れて申し訳ありません。

回答No.2

#1の方のお答えは、かなりよいなと参考にしまして、次のように読むことができるなと思いました。  でも「所」の前にどんなことが記されていたか気になりました。その書かれていたことがわかると、読み方の見当をつけやすいと感じました。  「~ところ、にぎにぎしくつかまつりたく、ぞんじたてまつりそうろう。」   

michi1943
質問者

お礼

有難うございました。お礼が遅れて申し訳ありません。

  • SPS700
  • ベストアンサー率46% (15295/33014)
回答No.1

    ~ところ、にぎにぎしくしたくたてまつりぞんじそうろう

michi1943
質問者

お礼

有難うございました。お礼が遅れて申し訳ありません。

関連するQ&A

  • 候文の意味を教えてください。

    候文について質問です。以下の候文の意味を教えてください。 「朝鮮版之儀者慶長前後迄者多く渡來有之由候得共其後者新渡更ニ無之世上ニ稀成品ニも有之且者朝鮮版之內者ニ宋版より受來候舊書も有之候得者是又引分置朝鮮版本與相唱可申與奉存候」

  • 候文の「相越」とはどういう意味でしょうか?

    親兵之介負手疵 伯父半三郎宅江引取候趣 為知有之候二付驚入 家内一同相越看病罷在申候 という候文の中にある「相越」がどういう意味なのか、教えていただけませんか? 看病の前に家族一同で何かしたのでしょうか? 家族一同で伯父宅に行ったことを意味するのでしょうか? それとも「越」は日を越える意味で何日も看病したということでしょうか? 候文を趣味で学習している初心者です。 よろしくお願いいたします。

  • 古文書 読み

    以下の字が読めません。ご教示ください。 (1)及ひ候儀、難心得候、彼國□  法制□□のひ義理□□(国柄之由に相聞候処、) (2)願之筋を□へきとの (3)密ニ承り糺し□□可致候

  • 古文書 読み 3/3

    添付の文字が読めません。ご教示ください。 19. 御機嫌○恐悦奉存候 20. 乱○ 21. 読○ 22. 金五両為取○候 23. 一、稲ハ一円生不○○麦粟稗

  • 「被申出候」の意味は?

    「被申出候」の意味はなんでしょうか。 1.御断被申出候 2.加入仕度旨被申出候 3.早々可被申出候 4.御検使被申出候付 また「申出候」と「被申出候」の違いはなんでしょうか? よろしくお願いします。

  • 古文書 読み 不取留義

    不取留義様々之異説等申触候 如斯申渡候上不相用、 「不取留義」「不相用」の読み方を教えてください。 「とりとめずぎ」「あいもちいず」で合っていますか?

  • 古典の読み

    読みを教えて下さい。 天下へ之恨、旁へ之恨、別条無御座候・・・ 責て長門守殿へ一通之恨申畢 よろしくお願いします。

  • 古文書 読み

    書面申訳相立御趣意ニ振○候儀も無之 ○が読めません。ご教示ください。 古文書については全く独学で、ことあるごとに四苦八苦しております。 読めない字がある時、達人の皆様はどのようにして 解決されていらっしゃるのでしょうか。

  • 「為何」の読みは?

    為何御答も無御座候 為何風情も無く 是より内は為何議も不承知 「為何」はどう読みますか? 辞書での、為の《訓読み》 なす/つくる/おさめる(をさむ)/なる/まなぶ/たり/ためにする(ためにす)/ために/ためなり 否定語を伴って用いる場合が多い気がしますが。 よろしくお願いします。

  • 古文書 読み 2/3

    添付の文字が読めません。ご教示ください。 10.頼むに及はす○○ 11.風評に及候○ 12. 如何○と 13. 狸○なといたし 14. 一日ニて事足○へけれは 15.衾を蒙?り 16. 不審に思ひ○ハ 17. 悉く可?○○此上ハ 18. 近くに征?ひ厳重之御備