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ラプラスの悪魔について

grothendieckの回答

回答No.5

kuontpさん、こんには。現在、因果律は量子力学の仮定しているように確率的にしか定まっていないと考えられています。それは実験でベルの不等式が否定されたことによっているのです。もし隠れた変数があり未来の事象が確定しているとすると、ベルの不等式と呼ばれるものが成立することが示されます。アスペの巧妙な実験によりベルの不等式は破られることが示されました。量子力学は正しかったのです。したがってラプラスの悪魔も存在しないことになります。

参考URL:
http://en.wikipedia.org/wiki/Bell%27s_theorem
kuontp
質問者

お礼

回等ありがとうございます。どうも私は日本語以外は暗号のようにしか見えないので、日本語のサイトでいくつか、ベルの不等式を読んでみました。それでも全然理解できているとはいえないのですが(これが一番問題なんでしょうが…)、まだ分からない点があります。  もしコンピュータで好きなような世界を作れるとします。これは現実には不可能な高性能のコンピュータです。私たちはこれがプログラミングだと分かっていますが、その中に存在する人間は、自分がコンピュータの中にいるとは気づいていません(先にお礼を書いたNo.5も参考にしてください。「マトリックス」がイメージしやすいかも)。この世界はプログラミングですから、魔法が使えたりモンスターが出てきたりするのも自由です。中の人間はなぜ魔法が使えたりモンスターがいるのかは分かりませんが、とにかく現実にそういうものがあるんだと思うほかありません(けど私たちは、中の人間が仮想を現実と思い込んでいることを知っています)。  さて、立場を逆転させた時、つまりこの世界が仮想だと仮定した時、ベルの不等式が破られることもプログラミングでそうなっていたと考えられないでしょうか? 作り手は好きなように世界を構成できますから、ベルの不等式が破られる世界というのを作ることもできるのではないでしょうか? しかしここには矛盾があり、全てはプログラミングの結果なのですから、ラプラスの悪魔は存在することになります。このような考えにも、アスペの実験は反論できる内容なのですか? ※気を悪くされたのなら申し訳ありません。文句をつけているのではなくて、純粋に自分の中にわいてきた疑問なんです。上記のような仮定をすることで、私はどうしても、原理的にラプラスの悪魔を否定することはできないんじゃないかという思いが強いです。だから再度、疑問をお尋ねさせていただきました。

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