カラオケが日本人の歌をダメにした？

質問

カラオケが日本人の歌をダメにしたという説が有りますが、どうなんでしょうか？

回答No.2

higashiura · ベストアンサー

カラオケが日本人の歌をダメにした事は有ると思います。
その大部分はリズムではないでしょうか？
そもそもカラオケ店で使用されているカラオケはオリジナルのCDに付いているカラオケと違ってずいぶんと簡単に作られたものです。
簡単に言うとヘタな演奏なのです。コード、音階等はオリジナルに近く作られていてもリズムと言う所ではかなり落ちるものが有ります。
オリジナルが一曲のオケを作るのに100万円近くのお金をかけて作られているのに対して、カラオケ店用のものは2～3万、4万円と言う価格で作られています。その差は打ち込みの演奏力、つまりリズムに大きな違いが出て来るのです。
その低価格で作られた、リズムの悪いオケで歌う事によって歌のリズムは悪くなります。
もしくはオケの悪いレズムを無視して自分なりの歌を勝手に歌う癖がついてしまうのです。
歌に必要な大事なリズム感を失うか、無視して歌い続ける事に成るのです。
カラオケ店のカラオケを否定する訳では有りませんが、あくまでカラオケ店での歌は娯楽の一部と考えるべきです。
以前の歌の上手い人たちはカラオケで歌の練習をするのではなく、歌の上手い人のレコード、CDと共に歌う事でその歌の持つリズムや歌唱法を身につけて来たのです。それはビートルズか出て来る以前から変わらない史実だったのです。

本当にプロに成る様な歌を歌いたいと考えているなら、歌の上手い人の曲をボーカル入りのまま一緒に歌う事をお勧めします。
もしボイトレやボーカルスクールに通う事を考えているなら　検索で「録音方式」とか「レコーディング」で検索をしてメインボーカルと一緒に歌う方式をとっている所をお勧めします。

お礼

丁寧なご回答をいただきありがとうございます。
カラオケで練習するのはやはり良くないのですね…

>歌の上手い人の曲をボーカル入りのまま一緒に歌う事をお勧めします。
そのような方法を色々と探してみます！

回答No.1

gldfish

へえそうなんですか、日本でもそれを自覚している人はいるんですね。自分も、あくまで原因の１つとしてそれはずっと思っています。

自分はもう20年近く西洋音楽（洋楽含む）しか嗜んでいませんが、洋楽とJPOPの大きな違いの１つ（違いは多いのであくまでその一つです）として、JPOPには「歌える音楽」という前提が確実にあるのを感じます。つまりこれでは、表現が画一的でオコチャマでも歌えるような単純明快な歌曲ばかりが人気音楽の主流になる流れになるのは、当然なのかもしれません。
一方で、洋楽は「聴く」というスタンスが出来ており、例えばヨーロッパのチャートなんかには、インストとかラップとかとてもじゃないが歌う前提で作られていない複雑な歌曲といった多様な音楽表現が、当たり前に大衆ヒットチャートに上ってくる状況があります。

数年前タモリクラブで「アチラの一般人は歌下手な人が多いんじゃないか？」とかいう話になり、ロック好きのある外国人ゲストが「西洋ではみんな歌わない。」と言い返して「んなわけないだろー」と爆笑されていましたが、自分はこれはジョークではなく一理あると思いました。
西洋では少なくとも日本ほど「カラオケ文化」「歌う文化」が浸透していないようです。人前で「歌う」という行為にはある種の専門能力を必要とするという認識が強い。まぁそうでなくても、これは洋楽を聴いていればある種納得な部分はあるのですが、アチラでは音楽好きであればある程「歌えない」音楽に当たり前に触れる機会が多くなると思います。「歌いたくない」というよりも「歌いたいという気が起きにくいタイプの音楽」ということかもしれません。
ただその一方で、西洋では音楽で「自然と体が動く」という傾向が日本人より大きいのは感じますね。アチラでは昔から現在に至るまでダンス／クラブミュージック（インスト含む）がポップミュージックの花形であることも、このことと関係していると思います。（鶏が先か卵が先か・・はともかく。）

お礼

丁寧なご回答ありがとうございます。

確かにカラオケでみんなが歌えることが前提のような曲が日本では多い気がします。
みんなで集まって歌うのと同様にみんなで踊るといった形も娯楽の一つな筈ですよね。