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接頭語の『本~』の使い方について

接頭語の『本~』の使い方について教えてください。 仕事で、とある方のメールを査読してる際に、文章の中で以下のような一文がありました。 【本ご連絡をもちまして、対応を完了とさせていただきます。】 私も曖昧な言葉を使っていたりしてしまっているのですが、上記の文章の中の『本ご連絡』に、理由は分からないんのですが、とても違和感を感じてしまいます。 接頭語が二つあるからなのでしょうか。 正しいのか否か、使い方をご存知の方、ぜひお手隙の際にでもご教授ください。

質問者が選んだベストアンサー

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  • hakobulu
  • ベストアンサー率46% (1655/3578)
回答No.4

ご存知でしょうが、敬語のひとつに謙譲語1というものがあります。 これは、「相手に向かう自分の動作・行為をへりくだって表現することで、相手に対して敬意を示す」という用法です。 <敬語の指針>15・16ページもご参照ください。 http://www.bunka.go.jp/kokugo_nihongo/bunkasingi/pdf/keigo_tousin.pdf 「今日中にご連絡します(いたします)」の場合、「連絡する」という自分の行為が相手(顧客など)に向かっていることが明白なシチュエーションなので、「ご連絡します(ご連絡いたします)」と謙譲語1を使って表現するわけです。 また、名詞にも謙譲語1はあります。 「あなたへのご連絡は、これで完了しました」などは名詞です。 この場合も連絡するというのは自分の行為ですが、その行為の向かう先が「あなた」ということが明白なシチュエーションなので謙譲語1を使って「ご連絡」と表現します。 さて、ご質問にある、 【本ご連絡をもちまして、対応を完了とさせていただきます。】 の場合も名詞になります。 ここで問題になるのは、この構文において、「連絡」という行為に関して、「相手に向かっている」と認識するのが妥当であるか否か、という点です。 そこで、文をよく読んでみると、「あなたへの連絡」というよりは「わたしが行なう連絡」という要素のほうが大きいことにお気づきになるかと思います。 つまり、「特に相手に向かうことに重点が置かれているわけではない」と解釈されるのが妥当であり、そのため謙譲語1を使う条件を満たしていない、ということになります。 結果として、この構文における「ご連絡」という表現は、自分の行為に尊敬語を使っていることにならざるを得ず、それが違和感を覚える原因になっているわけです。 「本連絡」「当連絡」「今回の連絡」などと表現するのが適切でしょう。 連絡したのが相手の行為の場合に、【本ご連絡をもちまして対応を完了とのこと、たしかに了承いたしました。】などのような尊敬語表現をすることは問題ありません。   

natukage0513
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 「連絡」というのは、そもそも当方からお客様へ実施する行為と 決め付けて考えておりましたが、私が挙げた文章からすると、 確かに当方が行う行為そのものでした。 個人的に一番納得しましたのでベストアンサーとさせていただきます。 ご回答いただいた内容を拝見すると終始なるほど、といった感じです。 また困った際にご助力いただけますと幸いです。 今後ともよろしくお願いいたしますm(_ _)m

その他の回答 (4)

  • fxq11011
  • ベストアンサー率11% (379/3170)
回答No.5

本人、本日、本音(ほんね)、実際に声を出してみてください。 ほんにん、ほんじつ、は「ほ」にアクセントがあり、ほんね、は「ほ」「ん」共に同じ強さ(アクセントなし)に気づくかも知れません。 例 引き続き本会場にて・・・・。 ほん・かいじょうにて・・・=この会場にて・・・。 ほんかいじょうにて・・・・=本会場(別の大きな会場等?). 話し言葉ではアクセントが異なるため誤解することも少ないが、文章の場合は混乱するため違和感を感じるのかも知れませんね。 本ご連絡・・・では無く、本・ご連絡・・・・なら、何とか・・・。 でもやはり、本では無く「この」等を使用する方がよりわかりやすいですね。 「本」は、本、こ、そ、あ、ど、近称・遠称・不定称、の仲間にくわえると、近いより近いそのものと言う意味になるのでしょうが、本人、本日、本年、本土その他は良く使われますが、その他は余り一般的では無い様にも思います(本官、本庁=アクセントの違いで、この省庁、を指す時もあれば、中央の本庁を指す時もあり得ます)。

natukage0513
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 アクセントという観点では調べてませんでした。 仰るとおり、アクセントの位置によって意味が異なってきて、 聞き手からすると誤解を招く可能性がありますね。。なるほど。 これ、それ、どれ、あれのような代名詞は誤解を招く恐れがあるため、 メールやドキュメントを作成する際にはあまり使わないように意識は しておりましたが、よくよく考えると「本~」も誤解を招く恐れが あること認識しました。 今後の文章作成の際に意識するポイントにしたいと思います。 また困った際にご助力いただけますと幸いです。 今後ともよろしくお願いいたしますm(_ _)m

  • Postizos
  • ベストアンサー率52% (1786/3423)
回答No.3

「本~」っていうのは漢文的で役所っぽい言葉だと思います。最近は死語みたいですが「本官」とかをすぐ思い浮かべます。 手紙では「本状を持ちまして」は慣用句ですがメールにこれを直訳しようとして「本ご連絡」になったのでしょうね。 接頭語の問題ではなくて使っていない言葉だから違和感を覚えるのだと思います。 確かに御を外して「本連絡」さらには「本メール」とすればまだいいように思います。でも「このメール」などが自然な書きかたでしょう。 同じ内容でもなるべく大仰な書きかたをしたほうがもっともらしく見える・権威があるように見えるという考えは、よくあって、好まれてもいるようです。 でもなるべくシンプルに書いてなおかつ相手に敬意を払っているように書く事はできるはずです。 この文章の後半の【対応を完了とさせていただきます。】これも悪文だと思います。「対応」の失礼な響きをそのままにして「させていただく」と強制的な文言で通告しているのがどうにも。 「対応」などは向こうの心積もりなんだから書くべきではないでしょう。「このメールにて本件についてのご連絡は終了いたします」などが正しいと思われます。「終了いたします」と書けばいいところを「完了とさせていただく」などと書くのは押しつけがましく、向こうの業務日誌に“完了”と書き込んでいる様子が浮かんできますね。 なお「ご」とか「お」は自分の行為や物に使う事も行われていますから間違いとは言えないでしょう。  ご【御】 3.自分の行為を表す語に冠して謙譲の意を添える。 「ー説明いたします」 〈広辞苑〉

natukage0513
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 仰るとおり、他人の文章の査読でしたので、私があまり使わないから違和感を感じた、 というのも1つの理由だと思います。悪文に関して頂いたご指摘も、 文章作成の際に書き方を検討していきたいと思います。 また、頂いたご回答の中の「シンプルに書いてなおかつ相手に 敬意を払っているように書く事はできるはずです。」に激しく同意です。 仰るとおり、大仰な書き方をすれば、それっぽく見えたりしますが、 逆にやりすぎはよくないですよね。。 (学生時代の販売のアルバイトで、お客様からの電話問い合わせに、 当時今よりも勉強不測でしたので、大仰でめちゃくちゃな丁寧語で対応したら 「馬鹿にしてんのか?」と言われた経験があります。。) よって、分かり安く、シンプルな文章を作成するよう心がけていきたいと思います。 また困った際にご助力いただけますと幸いです。 今後ともよろしくお願いいたしますm(_ _)m

  • kine-ore
  • ベストアンサー率54% (808/1481)
回答No.2

「連絡」は接頭語「御」を付けて聞き手志向の敬語形「御連絡」とした上で、名詞「本」と連語にした「本御連絡」については、このような指示系名詞の、いわゆる「連体詞的用法」としての範囲内であり、また「当」は自身側だけですが「本」は相手もそこに含まれるので、形式上での齟齬はないでしょう。 ただ、言い方においてはなお幾通りかあるでしょう。 このご通知をもちまして、○○さまへのご対応は完了とさせていただきたく、ご了承のほどお願い申し上げます。 今回のお知らせをもちまして、本お問い合わせへのご対応のほどについてご了承いただけるものと存じます。 ご指摘頂いております本件につきましては、今回のご連絡をもちまして当方の対応完了とさせていただきます。

natukage0513
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 分解して考えていけば形式的に正しいことが分かる、と認識いたしました。 例文に関してましても、記載いただいた内容の方が自然に感じます。 文章に違和感を感じるならば、このように変換して最適な文章を探せるようになりたいと思います。 また、私事となりますが、私の職場の幾人かはテンプレメールしか使えず、 明らかに変な文章でもテンプレ通りメールを送付してしまいますので、 なかなかこういった文章変換を実施してくれないのですよね。。 私も教育する立場ではありませんので、何もいえませんが。。 蛇足で私事を記載してしまいましたが、また困った際にご助力いただけますと幸いです。 今後ともよろしくお願いいたしますm(_ _)m

  • tanuki4u
  • ベストアンサー率33% (2764/8360)
回答No.1

http://bizkeigo.koakishiki.com/question/question-3.html 連絡 ↓ 受信側の連絡であれば「ご連絡」はOK 送信側の連絡であれば「ご連絡」はNG 連絡という行為を行ったのが送信者(文章を書いている人間)であれ、その行為に「ご」などという敬意を払ってはならない。 本 ↓ 「この」といういみであり、連絡を取っている(連絡の文章を書いている)人間の行為を示す。 本人 < この人 ≒ 自分 本国 < この国 ≒ 自分の出身の国 本会議< この会議≒ 自分も出席している会議 本連絡< この連絡= 自分が行っている連絡 接頭語が二つあることよりも、自分の行為に敬意を示しているので違和感がある。

natukage0513
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 tanuki4u様のご指摘通り、自分の行為に敬意を示しているのでNGというのは認識していおります。 しかしながら、記載いただいた参考サイトには、「相手に向かう行為である場合は、 相手を立てるために、「ご」をつける」とあります。 この部分は頂いた回答を全部読んでみた結果、回答No4.のhakobulu様のご回答で納得いたしました。 また、謙譲語を使用することも一つの手であるということなので、今後メール作成や査読する際に参考にいたします。 最後に、私の文章作成能力につきましてはまだまだ未熟です故、 また困った際にご助力いただけますと幸いです。 今後ともよろしくお願いいたしますm(_ _)m

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