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遺伝子組換技術は他の生物にも"すぐ"応用できますか
ある特性を持たせて誕生した、遺伝子組み換え植物があるとします。 たとえば、ある環境に強い豆、などです。 この豆で成功した方法を用いれば(使用した特性のDNAを用いれば?)、 ”簡単に”、他の植物にも、同様の特性を持たせることができますか? それとも、植物の種類が違えば、それなりに、また試行錯誤が必要でしょうか。 知りたいのは、どの部分にどの程度の苦労があるのか、ということと、 その具体的な、内容です。 (例) 1.暑さに強い特性を持つ植物から、暑さへの耐性を決定付ける遺伝子を 見つけて単離(?)する。 2.暑さ耐性遺伝子を、豆の遺伝子へ組み込む。 3.遺伝子組み換えした豆を、安定栽培する。 4.豆がうまくいったら、他の作物へ応用する。 この中で、時間がかかるのはどこか、 どの工程が、どのような難しさを持つか、ということです。 または、他にひっかかる工程があれば、あわせてご教授いただけば幸いです。 どうぞよろしくお願いいたします。
- yxk2014
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>”簡単に”、他の植物にも、同様の特性を持たせることができますか? できません。 >それとも、植物の種類が違えば、それなりに、また試行錯誤が必要でしょうか。 必要。 >この中で、時間がかかるのはどこか、どの工程が、どのような難しさを持つか、ということです。 全部時間かかる。 1.は遺伝子を見つけるのに時間かかる。配列は機械を使えばそれほど時間はかからないかもしれないが、有用な遺伝子配列を探るのに時間がかかる。 2.は導入しても定着しない。暑さに強いサボテンの遺伝子を豆に組み込んでも、定着・発現しないだろう。なぜかって? そら、あんた、サボテンと豆の遺伝子は違うからさ。 3.は運があれば、時間はそれほどかからないだろう。遺伝子を組みかえても次世代へ受け継がれなかったり、種子を残さない場合がある。運がよければ安定栽培に結びつくかもしれないが、そうでない場合は条件を変える必要がある。条件をかえて、次世代の種子を採り、さらにそれに遺伝子が定着しているのを確認して、を繰り返す必要がある。 4.は2.と同じなので、省略。
1.暑さに強い特性を持つ植物から、暑さへの耐性を決定付ける遺伝子を 見つけて単離(?)する。 遺伝子解析は比較的簡単にできるかと思いますが、暑さへの耐性を決定付ける遺伝子を見つけることと、応用することに時間がかかるでしょう。 また、せっかく暑さ耐性の豆を栽培しても、暑さ耐性のない豆と受粉してしまうと、種豆が暑さ耐性の無い豆になってしまう可能性があります。そうなると意味がありませんので、暑さ耐性の豆の間だけで受粉する環境を作らなければなりません。 さらに、遺伝子組み換え暑さ耐性の豆には、思わぬ弱点がある可能性があります。 特定の病気や害虫に弱いとか、寒さには弱くて冷夏で全滅ということも考えられます。 あらゆるケースを考えて、慎重に実験栽培する必要があるのではないでしょうか。
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