夢か収入か

質問

夢か収入か

私は神奈川県内の国立大学に通う21歳の男子大学生です。物理系の研究者になる夢を諦めきれず、再受験のために受験勉強をしてきました。

先日、河合塾の模試の成績が返却されたのですが、東大理一や京大理学部はD判定、地方のある国立大学の医学部医学科のいくつかがA判定でした。
そのことを両親に報告すると、それまで自分の好きなようにしていいと言っていた母親が突然理学部を目指すことに猛反対し出して喚きはじめました。
学費も家賃も払ってるのに金食い虫だみたいなふうに罵られました。
確かに家賃は払ってもらっていますが学費は国立でさらに半額免除になっていて、家賃以外の生活費も奨学金で自分で借金をして受験勉強に打ち込んできました。
それが医学部でA判定が出た途端に、研究者なんて何の意味も無い、そもそもまだ受験勉強をしていることだっておかしいと散々罵倒され、医学部に行かないなら家賃も払わないとまで言われました。

安定や収入が欲しければ今の大学を出て地方公務員になるなどで十分だと考えていて、あくまで研究者になるために受験勉強をしてきました。
再受験をするために今の大学に入ったことも両親から了承があってのことです。こんな目に遭っているのが理不尽でなりません。みなさんはどう思いますか？

回答No.9

larme001

今の大学がどうとか、学費一部免除になりながら再受験とかそういうのは置いておいたとしてひとこと。

　国立医学部の地方ってのは試験問題にクセがあるので、例えば数学とかが極端にできなくてもたとえば英語でかなり高得点が取れればA判定は出てしまう場合もあるのですが、実際にはその試験の性質によってはA判定でも受からないひとだっていっぱいいますよ。そもそも東大京大の理学部でD判定なら多分それほど満遍なく十分にできているとも思えないので、その偏差値判定の母集団にかなりムラがあるとか、問題の性質からしてそういう大学にうかる人と地方の国立医学部のような満遍なく高得点型のものとは受験者の性質が違うかもしれません。かりにもそういうのが全くなかったとしても国立医学部医学科なんてA判定がゴロゴロしてるのに受からないから仕方なく多浪している人がいっパイいるのですよ。まあ、合格できないとは言いませんが、その程度で統一もしで少し偏差値が良かったからといって本番の上位100名足らず（地方だと推薦枠とかがあるので60名ぐらいか？）に入れるという自信があるならまあ素直にやればいいともいます。要するに河合の簡単なもしで東大D判定でも、東大模試でA判定が取れなければ多分落ちるだろうとか、そのへんをしっかりみて受験勉強に生かせなければ模試なんて意味ないですよ、ということです。　そのへんが分かっていないと、親子揃って夢物語でズルズルと自爆していきますけどね。

　それは置いておいて、もし貴方が文学部哲学科とかでない限りまあわざわざ国立の一年生からやり直すってのは少し現実を知らなさすぎですよ。本当に研究者になりたいなら貴方が取るべきなのは、くだらないお受験にとらわれるのではなくて、大学院でできるだけしっかりしたラボにいって、一から勉強することです。物理といっても所詮は研究室配属からが勝負なので、基礎については大学院に行きながら勉強して追いつけばいいんです。とは言っても物理だかさすがに数学の基礎とか物理の基礎ができていないと無理かもわからんですが、それだったら研究生でもいいので、とにかく研究室に脚をツッコミながら独学と聴講生とかでもいいので現場から詰め込んでいって研究者を目指すのがただしい道だと思います。すごいトップラボならともかく、ある程度教育と研究がしっかりしているラボでも、研究生とかからスタートして、まあ4年間ぐらいかけて修士号を取るというなら受け入れてくれるラボもあると思います。もちろん必死に勉強しないとダメでしょうが、そもそも大学の4年間で勉強する最低限の勉強なんて1年ぐらい受験勉強のように必死にやれば十分学べるはずなんです。実際、研究室に入ってからじゃないと実感わかない点もありますし。いずれにせよ、そのぐらいの「積極性」と「行動力」がなくては物理とか基礎学問の世界でほそぼそとでもやっていくことはできませんよ。というか、高校までの基礎がまあ大体できているとしてそのぐらい雑に学問をせめて行ってついてこられないぐらいなら多分このまま就職する方がいいと思います。間違っても研究者になりたいからとりあえず受験勉強をやって難関大学に入れればプライドが保てるとか考えてはいけないでしょう。もっと泥臭く廃人になるぐらいに必死に4年間やって、さっさと土俵に這い上がるべきです。

　というわけで医学部受験にせよ、研究志望にせよ、貴方が私の回答に納得できようができなかろうが、客観的に言うと認識が甘すぎるということを正直に認めて自分の人生を考えるべきです。