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裁判の迅速化について

たとえば死刑か無罪か、一審の時点から真っ向から主張が分かれる場合、たとえ地裁の判決が出ても必ず高裁へ控訴しますよね、実際問題として。  重大事件が地裁の判決で最終結審したなんて聞いた事がありませんよね。 その後、高裁の判決が出ても、最高裁へ上告と、日本の制度は延々と裁判を続けているように思えるんですが、それだったらいっそうの事、上のような極端に主張が対立する場合は、いきなり最高裁で結審という事はできないんでしょうか? 司法制度の改革と裁判の迅速化につながると思うんですが ・・・。 法律には全くのシロウトですので、ご理解下さい。

みんなの回答

noname#11476
noname#11476
回答No.2

現実的をみると大半の刑法犯については一審で審理は終了しています。 なので上告まで行くのは全体からすると数は少ないですね。控訴しないあるいは断念するものが多く、あっても棄却や差し戻しなどもありますのでね。上級審へのハードルはそれほど低いわけではありません。 で、ご質問者のいう初めから上級審で審理というのはちょっと三審制の制度の趣旨から外れると思われます。 それであれば初めから一審で決着、審理終了としても同じだからです。 最高裁の判断が最終判断にはなりますが、そこには地裁や高裁での審議の結果を踏まえて更に争うべき争点がまだ残っているから最高裁まで行くのであって、いきなり最高裁で審議したのでは審議が十分なされているとは言えなくなるでしょう。 つまり、最高裁まで争われるケースというのはもともと判断が難しいケースであり、どちらかを判断するにはそれなりの時間をかけて審議しないといけないから、判決確定までは全体として長くなると考えた方が素直ではないかと思います。 迅速化を考えるあまり、いたずらに審議する時間や機会を奪うのは問題が多いでしょう。 で、アメリカを見ると、「無罪の時には判決が確定」して、「有罪の時には控訴出来る」ようなシステムになっています。つまり言い換えると無罪になりやすいシステムといえます。こういうやり方もあるわけですね。 あと日本でも導入が騒がれている陪審員制度も有効であるとされています。 これならば疑わしきは罰せずの原則を保ちながら、迅速化が計れますが、、、、議論は尽きないところだと思います。

amur131
質問者

お礼

丁寧なご回答ありがとうございました。 日本では三審制を採用している、というのは理解しているつもりなんですが、ただ過去のロッキード事件や、今話題になっているオウム事件なんかは、明らかに三審制の問題点 (結審まで時間がかかる、結審するまで有罪ではない) を悪用しているように感じたものですから。  それと 「一生懸命にしても、どうせ負けた方が控訴して、上級審でまたイチからやり直しをやるんだから」 という気持ちで適当な、あるいは拙速な判決を出すおそれはないのかな、とも思いました。 判事も人間でしょうから。 まあ、そんな事はないと信じますが、いずれにしても裁判の長期化は一刻も早く改善してほしいものですねえ。

  • quoth
  • ベストアンサー率31% (158/506)
回答No.1

シロウトです。 三審まで受けられると言うのは権利ですので、別に使う必要はないですよね。権利である以上使わなければ損であるという考えがない訳ではないとおもいますが、それでも一審で結審する事は(少ないかもしれませんが)ありえるわけです。 結審するのが最高裁である必要はどこにもない訳です。 私としては重大な事件や問題が一審だけで結審されてしまうほうが問題のような気がします。最高裁の決定は絶対ですから、一度の裁判で決定されてしまうのも怖いです。自分が裁判を受けることになったときもやっぱり三審制度はありがたいと感じるでしょう。特に自分に不利な判決が出たときはそう感じるはずです。 一審や二審で十分な論議がされていないと言う訳ではありませんが、時間をかけるところはかけていかないと間違った結論を出してしまいかねません。 「仏の顔も三度まで」、「三度目の正直」など、三回であればほとんどの人が納得できると言うのもあると思います。

amur131
質問者

お礼

ご回答ありがとうございました。 たしかに三回繰り返せばほとんどの人は納得すると思いますねえ。  ただその一方、お互いに上告、上告の繰り返しで、結局は最高裁の判決まで何十年もかかる事件ってスゴク変だなあ、という感じもあるんですよね。 単に意味無く儀式化しているというか ・・・。  昔のロッキード事件なんてその典型で、最高裁の判決がでるまでに被告が亡くなっちゃって、最終結論が出ないままウヤムヤに終わっていますよね。   これなんか、最初から100年裁判になる事が考えられ、被告の年齢を考えると初めから予想されていた、と聞きます。  それだったら、最初から最高裁で一回勝負でやればいいのに、って思いましたね。 まあ、もちろん極論であると自分でも感じますが。  

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