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酸の実際の反応

よく、映画・アニメやゲームで 強い酸によって生物や物質を瞬時に溶解させてドロドロにする描写がありますが あのようなことはありえるのでしょうか。 なんだか、強酸=溶かす!という妙な魔法の言葉になっている気がしてならないです・・・。 酸による腐食の実際の様子とはどのようなものなのでしょう。 どのくらいの時間をかけてどういった物がどのように変化するのか。 もちろん、酸の種類と反応相手によって様子はかわってくるとおもうのですが。 たとえば、実際のところのイメージとして 酸(塩酸?)によって火傷に似た状態になるかんじがしますし、 酸性雨で銅像が黒く変色するとかそういったものがあります。 あとは消化器での食べ物の消化といったところでしょうか。(こちらは酵素も関係してそうですが) むしろ、皮膚を溶かすというイメージでは塩基性水溶液のほうにありそうでもあります。 このへんも一般的にどのようなものなのでしょうか。 漠然とした質問になってしまいますが、いろいろな回答いただけたらとおもいます。

  • 化学
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  • hayasitti
  • ベストアンサー率69% (229/331)
回答No.1

>酸による腐食の実際の様子とはどのようなものなのでしょう。 酸と金属に関するならば、「ドロドロ」というより「ジュウジュウ」とか「シュワシュワ」の方が自分のイメージにあってるかなぁ。 中学の実験にありますけど、ガスを発生して溶けていくというのが金属と酸の代表的な反応というイメージなので。 (もちろん反応の速さとか、酸・金属の種類によって違いもあるでしょうけど。) >酸性雨で銅像が黒く変色するとかそういったものがあります。 典型的な腐食ですよね。でも溶媒量(=酸性雨)に対して溶質の量(=銅像)が反応速度に対して少なすぎるので、結局、表面だけ腐食して終わりといった感じよね。 そういう点では >むしろ、皮膚を溶かすというイメージでは塩基性水溶液のほうにありそうでもあります。 というのも同じですね。確かに溶かすかもしれませんけど、一瞬で骨まで見えるなんてことはないでしょう。 >よく、映画・アニメやゲームで >強い酸によって生物や物質を瞬時に溶解させてドロドロにする描写がありますが >あのようなことはありえるのでしょうか。 自分の知る限りで生物を一瞬で溶かす溶媒(酸・アルカリ・有機溶媒に限らず)は知らないです。 特に、ごく少量をひっかけるだけで、骨ごと跡形もなく溶かすってのは相当難しいです。 なぜなら、溶媒が少ないと、表面は溶かせるけど、奥に浸透する前に飽和状態になってしまって それ以上溶かせない、つまり奥に浸透しない状態になってしまいやすいからです。 また、生体のような水分を持つものを溶かすと、どうしてもその水分で溶媒が薄まるので、溶解力が落ちる可能性もあります。 ただ、「物質を瞬時に溶かす」現象としてはないこともないですよ。(生物じゃないですけど) たとえば発泡スチロールに特定の有機溶媒をかければ似たような状況に見えないこともないです。 例)アセトンと発泡スチロールの溶解 http://www.youtube.com/watch?v=BPuqxuKOuOw また、マジック酸という超酸(100%硫酸を超える酸強度をもつ酸を言います)は、殆どすべての有機化合物を溶かせるそうです。 参考→超酸:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B6%85%E9%85%B8 この酸はろうそくを簡単に溶かしてしまったことで有名です。 (ただ、生体相手だと難しいかもしれない。この酸は加水分解するので、生体中の水分が酸自身を分解してしまい、溶かす反応を止めてしまうかもしれない。) (自分は無機化学系の人間なのでこの辺りはWiki程度の知識しかない。この酸を取り扱うであろう有機合成系の人間に話を聞きたいところか。) さらに、昔、化学薬品を使って死体を遺棄するという事件があったらしいです。 参考→http://yabusaka.moo.jp/ryusan.htm ただ、重クロム酸カリを大量に使う方法なようで、溶かすというが、どちらかというと化学的に酸化分解するといった方が正しい表現かと思います。 (跡形なくなるという点では、溶かすと変わらないかもしれませんが、反応の分類でいえば違うでしょう。) 結局のところ、人間のような生体は細胞というタンパク質/脂質のような有機物、そして水分、 さらに骨といった無機物の混合体なので、一種類の溶媒できれいさっぱり溶かすのは難しいんじゃないかなと思う次第。 それを一瞬で、となるとなおさら難しいと思う次第です。 (当然ですけど、皮膚表面が侵されるのは変わりありませんし、致命傷になる可能性は十分にあります。あくまで、瞬時に跡形もなくなることはない、ということです。) >なんだか、強酸=溶かす!という妙な魔法の言葉になっている気がしてならないです・・・。 それはたしかにありますね。 ただ、脅威や恐怖を演出するために物事を誇張表現することはフィクションではよくあることですし。 あと、水などに「溶ける」イメージと、熱をかけて「融ける」イメージを混同してしまっているということもあるかもしれません。 日本語では両方とも音が同じ「とける」ですし、跡形なくなるのは変わらないですから。 自分は、「ドロドロ」という表現はどちらかというと熱で融ける(溶岩とか)イメージの方が強い気がしますし。 濃硫酸なんかだと化学薬傷によって「ヤケド」状になるので、そういった表現とつながっているのかな。 そのためか、映像なり画像なりで表現しようとしたとき、ああいった表現になるのかもしれません。 以上、参考まで

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