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非接触(放射・赤外線)温度計の放射率設定について

非接触(放射・赤外線)温度計にて、射出成型用の金型温度を測定したいのですが 放射率をどのくらいに設定すれば いいでしょうか? 教えてください

みんなの回答

  • veryyoung
  • ベストアンサー率75% (65/86)
回答No.1

「放射率(吸収率)が低い」は「反射率が高い」と同義で、測定表面に周囲環境が映り込んでいる事になります。例えば放射率が0.3ならば、対象3割、映り込み7割の加重平均温度(ただし一次近似表現)が測定される理屈です。金属表面のように補正量が大きな状況では、たとえ一時的に放射率を上手く求めたとしても、再現性、安定性に難があります。それよりは表面の改質が本質的解決策かと思います。「黒体塗料」「黒体テープ」で検索してみてください。放射率が黒体に近い(反射率の低い)当該塗料やテープの温度で代用する方が、放射率の推定誤りに依存する補正後温度誤差が小さくなるという訳です。 低放射率が招く誤差を実感するには、アルミ箔に放射温度計を向ければ分かります。常温環境で、湯を入れたコップに巻きつけたアルミ箔温度は、真値より低く測定されます。逆に常温のアルミ板に、アイロンを映し込めば、アルミ板温度は真値より高く測定されます。また文房具のごく平凡なポリエステル粘着テープでも、反射がそれなりに抑制できる事が実験できます。可視光では透明な粘着テープでも遠赤外域にはやや不透明なのでしょう。 沸騰するステンレス鍋の側面温度を手持ちの放射温度計で測定してみました。ポリエステルテープ貼付部分は95℃を表示しましたが、地金光沢部分は70℃でした。両者無補正です。テープの効用と共に後者の放射率の推定誤りの深刻さが窺えると思います。参考まで。

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