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キッテル 固体物理学入門

キッテル 固体物理学入門の上巻のP.142一次元のエネルギー準位に 「近似的な状態はN個の電子をN個の異なる軌道に配置することによって作られる.各軌道は1電子に対する波動方程式の解である.軌道モデルは電子間に相互作用が存在しないときにのみ厳密である.」 とかかれていますが,これはスピンを無視していませんか?スピンを考えると各軌道に2個まで電子が入ることができますよね?相互作用がなくてもスピンはふたつあると思うのですが.

  • masics
  • お礼率92% (241/261)

みんなの回答

回答No.2

「シュテルン・ゲルラッハの実験」で調べてみてください。 これがスピンを考える基です。 スピンは、外力が何もなければ、等方的でランダムな方向を向きます。 地場をかければ、スピンも同じ方向を向くと考えるのが古典的な考え方です。 スピンを2方向とするのは、同じ軌道の電子でのみ考慮されるものですよね?

masics
質問者

お礼

回答ありがとうございました.

回答No.1

シュレディンガー方程式ではスピンが出てきません。 そして、扱っているのはあくまでも自由電子です。 相互作用を考えなければ、スピンは関係ありません。 安定軌道として原子なり分子に収まる場合は、スピンを考慮する必要があります。 しかし、今は縮退した自由電子の軌道を考えているのです。 そして、次ページも読んでおいてください。

masics
質問者

お礼

相互作用がないときはスピンがいれかわることがないだけで、上向きと下向きがふたつ存在しているのではないですか? 間違っているかもしれませんが、スピンがちがうものは軌道もちがうと考えているのでないですか? 質問ばかりですみません。

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