崩壊発生確率の計算とその意味
- 35年間で14箇所の斜面のうち2箇所で崩壊が発生しました。
- 35年間に少なくとも1度災害が発生する確率を算出すると、0.04217となります。
- この確率は、斜面1箇所あたりが持つ10年の間で崩壊する確率と考えることができます。
- ベストアンサー
発生確率の計算
35年間で14箇所の斜面のうち2箇所で崩壊が発生した。 つまり35年の間で2/14 = 0.14...の発生確率である。 35年間に少なくとも1度災害が発生すると考え、10年間に換算した崩壊の発生確率pを算出する。 「35年間に少なくとも1度災害が発生する」という事象の余事象である、「35年間1度も発生しない」という事象の確率を考え、 (1-p)^(35/10) = 1-0.14 1-p = 0.86^(10/35) p = 0.04217 と計算したのですが、これで合っていますでしょうか? また、この確率は、「斜面”1箇所あたり”が持つ、10年の間で崩壊する確率」と考えてよろしいのでしょうか? 違う場合は「斜面”1箇所あたり”が持つ、10年の間で崩壊する確率」はどのように計算すればよろしいのでしょうか? 質問が多くて申し訳ないのですが、回答をよろしくお願いいたします。
- hanahata3
- お礼率100% (1/1)
- 数学・算数
- 回答数1
- ありがとう数1
- みんなの回答 (1)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
書かれている計算式で間違いではないと思います。 また、この確率は、「斜面”1箇所あたり”が持つ、10年の間で崩壊する確率」に相当します。 なお、この方法は、崩壊の発生の確率がすべての斜面で均等であることが条件となります。 >35年間に少なくとも1度災害が発生すると考え、10年間に換算した崩壊の発生確率pを算出する。 「35年間に少なくとも1度災害が発生する」という部分が正しくないので、 「『ある地点で35年間に1度も崩壊が発生しない確率』から、『ある地点で10年間に1度も崩壊が発生しない確率p』の値を求める。」のように変えられてはいかがでしょうか。 確率の推論に信憑性を与える手法として、ポアソン分布という統計学的手法を使われてはいかがでしょう。 単位時間中に平均でλ回発生する事象が、ちょうどk回(kは0を含む自然数、k = 0, 1, 2, ...)発生する確率は、次のポアソン分布の式で求めることができます。 Pk=[(λ^k)*{e^(-λ)}]/(k!) 怪しげな式ですが、計算は簡単です。 ただし、ランダムに発生する事象が対象となります。 本問題では、「ある地点で10年間に1回でも崩壊が起こる確率」を求めるので、「ある地点で10年間に1回も崩壊が起こらない確率」P0を先に求め、その余事象として解を求めるのは、質問者の手法と同じです。 崩壊の発生の確率がすべての場所で均等であるとみなすと、1箇所当たりに10年間で崩壊が発生した平均件数λは、 λ=(2×10)/(35×14)=0.04081.... P0=[(0.0408^0)*{e^(-0.0408)}]/(0!) =1*(0.96)/1=0.96 求める解は、1-0.960=0.04 質問者が行った手法による解とほぼ同じです。 ポアソン分布の式を使うと、ある地点で10年間に1回崩壊が起こる確率、2回崩壊が起こる確率等も求めることができます。 「10年間に1回崩壊が起こる確率」 P1=[(0.0408^1)*{e^(-0.0408)}]/(1!)=0.039.... 「10年間に2回崩壊が起こる確率」 P2=[(0.0408^2)*{e^(-0.0408)}]/(2!)=0.00079... もしも発生確率が場所によって異なるとすると、「この35年間で崩壊が発生した地点で、10年間に1回でも崩壊が起こる確率」は、10年間で崩壊が発生した平均件数λが、 λ=10/35=0.2857.... P0=[(0.286^0)*{e^(-0.286)}]/(0!) =1*(0,751)/1=0.75 求める解は、1-0.75=0.25となります。 また、「この35年間で崩壊が一度も発生しなかった地点で、10年間に1回でも崩壊が起こる確率」は、 P0=[(0.000^0)*{e^(-0.000)}]/(0!)=1 求める解は、1-1=0.00となります。
関連するQ&A
- 「この30年の間に大地震が発生する確率は100%」と定義した場合、
「この30年の間に大地震が発生する確率は100%」と定義した場合、 この指標を用いて、とある一年で大地震が発生する確率を算出しようと考えました。 実は、同じような質問を前にしました。(http://okwave.jp/qa/q5844306.html) ーーー 以前の質問 ーーー 「南関東直下地震」は、この30年の間で70%確率で発生するそうです。 この指標値を元に、一年間で起こる「南関東直下地震」の確率を算出したいです。 ーーー 回答 ーーー 地震はランダムにおこると仮定します。1年間に起こる確率を p として、「30年間に少なくとも一度は起こる」という事象の余事象、つまり「30年間一度も起こらない」という事象の確率を考えると、 (1 - p)^30 = 1 - 0.7 これから、 p = 1 - 0.3^(1/30) = 0.039 ーーーーーーーーーー これに基づいて、100%の場合で算出するとpは1となりますよね? 30年でも100%、1年に換算しても100%って、変に感じます。 どこか、計算及び、思考に間違いがあるのでしょうか? ご指導の程、宜しくお願いいたします。
- ベストアンサー
- 数学・算数
- 発生確率がpから1-pになる確率を知ることできる?
ある事象の発生確率は最初のt回の実験ではpで(各実験は独立)、その事象が発生するかしないかのどちらかだとすると、t回の実験の後にその事象の発生確率が1-pになる確率を知ることは可能でしょうか?
- 締切済み
- 数学・算数
- ー 30年の間で70%の発生確率、では一年に計算すると? ー
ー 30年の間で70%の発生確率、では一年に計算すると? ー 「南関東直下地震」は、この30年の間で70%確率で発生するそうです。 この指標値を元に、一年間で起こる「南関東直下地震」の確率を算出したいです。 単純に70÷30=2.33% と考えてよろしいのでしょうか? 均等割りだと、毎年一律に2.33%の発生確率と言う事になりますが、なんか違和感を感じます。 時間を分母に割り算をする事は、間違った考え方で、確率は常に70%と考える方が良いのでしょうか?
- ベストアンサー
- 数学・算数
- 確率の母数を変えた時の計算方法
確率の解釈が上手く出来ません。 例えば: 30年以内に「ある事象」が起きる確率が70%だと言われた場合、 ・今年1年間で言うと何%なのか? ・事象が起きず10年が過ぎた場合、残り20年での確率は? ・事象が起きず29年が過ぎた場合、残り1年での確率は? このような、自分の頭で噛み砕いて解釈したいのですが、計算方法がわかりません。 そもそも、「○○年で起きる確率が○○%」といった表現は、数学的に正しいのか。 統計的にその事象の周期が正確である事を前提としているのなら、確率発表の前に「○○が正確であるとした場合」といった前置きが必ず必要だし、 その前置きが正しい確率は何%なのか、とか、もうわからなくなっております。 計算方法のアドバイスと併せて、確率で表現してはいけない事象などがあれば、教えていただけると助かります。
- 締切済み
- 数学・算数
- 確率の計算>正しい方法を教えてください。
http://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51784293.html 引用 福島事故の風評被害5兆円をIAEA基準の確率(10万炉年に1度)で割り引くと、54基ある日本では約2000年に1度だから25億円/年。日本の実績に合わせて50年に1度としても、1000億円/年である。どう計算しても、年間4兆円以上の機会費用よりはるかに小さい。 引用ここまで 確率論?統計?なんですが、この計算って正しいでしょうか? 高校時代に教えてもらった確率論だと、こうじゃないような気がするのですが。 確率論をそのまま当てはめられず、一定期間中に起きる数値を計算するもんじゃ なかったかな、と…。 あと、実績を50年としていますが、今回の震災で設置から約50年としてますが、 これから1950年間事故が起きないと考えることもできるのに勝手に50年にしてるのも 統計としては問題があるんじゃないかと…。 できることなら、もっと妥当な計算方法で年間に発生する費用を教えていただければ幸いです。
- 締切済み
- 数学・算数
お礼
とてもわかりやすい説明をありがとうございました。