日本人の物作りの実情

質問

• 日本人の物作りの実情について、家電を例に挙げながら考えてみましょう。
• 実は日本人の物作りは下手なのでしょうか？携帯電話や住宅関連など、さまざまな製品において問題があると感じる人もいます。
• 過剰な機能や改悪放置、利益追求主義など、日本の製品には改善の余地があると言えます。

回答No.9

noname#175500 · ベストアンサー

「ものづくり」なんていう言い方が巷間に流布されるようになったのはここ十数年くらいじゃないでしょうか。戦後の日本の製造業全盛期の時にはそんな言い方はなされていなかったのではないかと思います。

昔に比べて今が悪くなっているとは限らず、なかなかはっきりしたことはわかりません。技術が発達したからこそ昔だったら見つからなかった問題が見つかるようになったということだってあるからです。大きなニュースになるような問題が次々に出てくるようになったということは、それまでだったら割りと簡単に隠蔽できていた事が隠蔽できなくなってきたということでもあるでしょう。改善目的ではなく、下世話な週刊誌的覗き趣味に迎合する形での粗捜しがいいとは思えませんが。

過剰機能、改悪装置については、使用者の価値観によって判断が変わるでしょう。僕が使用している携帯電話には僕自身が使わない機能がたくさんありますし、こうやって使っているパソコンにしたって、使おうと思えばもっといろんな使い方ができるのでしょうが、そんなに多様な使い方はしていません。それでも邪魔にはなっていないので不満には思いません。

多くの機械に囲まれ、依存して生きていますが、それらの機械の仕組みについての知識は貧しいままです。いざそれらの機械が使えなくなった時にどうするのか、少し不安です。

一つ確実に言えることは、「日本人はものづくりが得意である」というのは神話だということです。まだ世の中全体が貧しかった時代には、今だったらすぐに専門の業者を呼んで頼むようなことでも、誰しも何らかの形でそれぞれの生活の要請に基づき、自分の手で住居や物の手入れをする必要があったので、製造業の仕事をしている人じゃなくても、身の回りにあるもので工夫して何かを作ったり修理したりする習慣が身についていたのだと思います。

日本人だからものづくりに対する感性が鋭かったのではなく、子供の頃から生活の中でそういう感覚を研ぎ澄ませていた時代があったという事だと思います。今はもうそういう感覚はかなり薄まっているでしょう。

回答になっていないかもしれませんが、これにて失礼します。

お礼

皆様、ありがとうございました。実践と具体例のあるご回答を今後とも宜しくお願いします。

補足

回答になっていますし大変参考になりました。回答ありがとうございます。

携帯電話の多機能は一例でして本題は改悪です。
貴方の携帯電話の使い方が安定しているからです。つまり貴方が改悪されない限り貴方は改悪に鈍感になりがちなのです。それはリスクです。貴方が他の携帯を使うはめになったらどうかです。その時に失敗したり不自由したりすればそれが全体の状況が改悪されているかの議論に相当します。慣れや妥協の議論ではありません。人や技術や金や意識の掛けた方の議論です。
パソコンは不安定です。その不安定さに使用者が慣れただけで不安定は改善されていません。解消ではなく改善はできるんですよ。掛け方を見直せば。
不要な機能はリスクですよ。侍の刀で言えばカミソリのように切れても折れる代物です。僕は折れていないではないではないでしょう。

神話に関しては鋭いご指摘です。「僕は」さんがもし30にも満たない青年ならば若い人は物事が分かっていないというのもまた迷信です。ご指摘はつまり物作りできない人らが物を作り(直せもせず)、買う民衆に至ってはそれ以下でそれに危機意識がない、という物作りの絶滅危惧状況ですよ。メーカーによる愚民化です。松下や本田は町の技術者が起こした世界企業です。自転車に今のエンジンをつけられますかですよ。電気自転車を自分で作れますかですよね。

例えばエアコン掃除を自分で出来るように改良されるべきでは。十分に安い消費電力を改良するよりカビや細菌を抱えた空調の方が課題でしょ。戸建てでも全室に循環させてエコとシックハウス対策になる換気システム様がありますがダクトを掃除できないんですよ。水道の蛇口がシャワー式なら雑菌だらけですよ、口は元々、金属だったんですよ、改悪じゃないですか。
百円ライターのレバーが重たくなりました。子供が火遊びするから規制されたようです。バネを強くしてエコですか。日本の人々が何に力と意識を傾けるかです。馬鹿民族のライターでは？
私が例を挙げ続ける目的じゃないのです。私が知らない改悪の例や改悪の真相を私にご教授くださいなのです。私はメーカーの人間じゃありません。しかし愚かしい問題点は一瞬で見つけます。メーカーという専門家は毎日毎年何を考えているというのでしょう。頭フワフワのエンジニア様なのでは。真の職人さんと物作りの分かる人の話が聞きたいです。