なぜ欧州と日本では労働の考え方が違うのか?

このQ&Aのポイント
  • 欧州と日本では労働の考え方が異なる理由について、私自身の経験を通じて考察します。
  • 欧州では残業の概念が薄く、一日の労働時間を守ることが重視されます。
  • 欧州の企業では平均勤続期間が短く、転職の頻度が高い傾向にあります。これは日本の労働市場とは異なる特徴です。
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なぜ欧州と日本ではここまで労働の考え方が違う?

なぜ欧州と日本ではここまで労働の考え方が違う? 私が現在務めている会社は欧州の某大手医薬品メーカーに過去に買収されたのですが やはり買収されるまで数十年の歴史があり風土は日本企業そのものです。 カルチャーショックはいくつもありますが、、例えば欧州本社では残業という考えがないこと。一日8時間働けば義務は果たしたと言わんばかりに仕事が終わってなくても皆帰宅します。 その中でも一番驚いたのは、一社当たりの平均勤続期間が非常に短いことです。 私の所属する開発部門のトップも他者から抜擢してまだ3年しか在籍しておらず勤続期間だけでいえば私の方がある意味先輩です(笑)その前のバックグラウンドも5社を平均3ー6年単位で転職して現在に至るという感じです。私の部門だけでなく結構こういう人が部門のトップに限って多い気がします。 これは私の会社に限ったことですか、それとも欧州の労働市場や考え方の問題なのでしょうか? 例えば前述した5社を平均3ー6年単位で転職するなんて日本では職を転々としてて、場合によっては自己の都合のみで転職を繰り返しているという決してよい印象ではない気がするのですが。 もし私の理解で間違っていなければなぜこうも考え方がちがってくるのでしょう? 何か理由があり?これは考え方が先進的とかそう言った問題でしょうか? 質問ばかりですみません。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
noname#178467
noname#178467
回答No.6

 欧州の企業と日本の企業との最大の違いは 契約思想です。ご存じと思いますが欧州人は 個の確立というか自我意識が日本人にくらべて はっきりしています。そして彼らは長い期間を 経て雇い主と労働者の間で労働条件を明文化で 契約して個々人の権利として確立します。日本 でも労働協約を結んでいるのだから形式は同じ なのだけど日本人なら仕事時間が終わっても周 囲を見渡して空気を感じ取ろうとし、上司に 言い訳がましいことを口にしながら退社でしょ。  僕は仕事もしないで毎晩職場で雑談する同僚を 苦々しく思いながら働いて来たけれど概ねサービス 残業を重ねる人生でした。もし自分の人生を大切に 思うなら職場に拘束されない時間をきちんと手に 入れるべきでした。欧米人はそれをしっかり手にし て人生を歩みます。  もう一つの違い。  労働組合のあり方が欧州と日本では違います。 日本は企業毎の組合が単位でだれも不思議に思わない。 結果、組合幹部と企業経営者がなれ合うのは日常茶飯事。  欧州の労組は地域内の職種毎の組合が単位。だから 自分たちの職種に誇りを持ちながら一企業で発生した トラブルに地域内の職種組合が一斉に立ち向かう。 こうして現実に一歩ずつ権利を獲得してきた。  結果、彼らの意識は○○企業に所属する意識よりも、 △△の職種に所属する意識なので日本人から見れば 驚くほど自由に企業を移り変わる。  日本は長らく生涯1企業で忠誠をつくすかわりに 保護されてきた。昔の大名と家臣の関係と同じ。 今、日本の企業風土は壊れ、平気でリストラされる。 そうなれば欧州式の職種意識の方が労働者を守って くれることになった。

Paltaro
質問者

補足

回答ありがとうございます。ちなみにその口からもうちょっと調べたいので、そのような欧米、日本の考えの違いを~主義のような分類わけされたりしますか?

その他の回答 (5)

  • KoalaGold
  • ベストアンサー率20% (2539/12476)
回答No.5

欧米の会社は8時間以上働くのは、できない人間だと思ってます。ズルズルいつまでやってるんだ、という見方です。 できるかできないかは交渉力と計画力でもあります。できないなら変更する、分配するなどで、自分で背負って頑張るような人は出世しません。管理職で上に立つには自己管理力も必要です。 猛烈社員はいますが、持ち帰ったりしながらこっそりやってます。 転職を考える前に、一つの会社での育英と出世の可能性が低い事が挙げられます。明らかに経験を積んだのに出世せず、他者では経験者募集をしています。給料を交渉するなら新しい会社です。現行の会社では頭打ちにされたり人間関係のトラブルを引きずります。敵もいたりします。 中途採用を奨励する会社も多いのです。できる人間をつまみ食いすればハズレを引くことはありません。

回答No.4

日本の雇用契約法が披雇用者の権利擁護に対して大変強力なので、一旦雇われた人は、首にならない(なりにくい)のが原因と思います。 欧米、とくにアングロサクソン系は、雇用契約を一方的に破棄する雇用者にたいて慣用な部分があり、上司の考えひとつで部下を首にすることが多いです。 労働市場の流動性が高いので、首になるほうも3ヶ月ぐらいの特別退職金をゲットしらた、さっさと別の企業で同じ仕事につくことになります。 同じ業界、同じ業務であれば、キャリアとして通算しして評価されるので、転職の回数など、日本ほどには問題になりません。 まあ、一生、日本で言うところのアルバイトで生きている(給与は違うけど、、、)と思ったら判りやすいですね。

  • hekiyu
  • ベストアンサー率32% (7194/21844)
回答No.3

”欧州本社では残業という考えがないこと。一日8時間働けば義務は果たしたと  言わんばかりに仕事が終わってなくても皆帰宅します。”      ↑ 欧米のようなキリスト教文化圏では、労働は神が与えた 罪です。 本来なら、遊んで生きて行けるのに、原罪を侵した罰 として、神が人間に労働せねば生きていけないように してしまったのです。 これに対して、日本では、労働は美徳です。 そういう考えが、今日の日本を創ってきた訳です。 ”一社当たりの平均勤続期間が非常に短いことです”       ↑ 欧米は、あちこち渡り歩いてキャリアを積むのが 当然、という社会です。 これに対して、日本は一所懸命です。 つまり同じ場所で我慢して懸命に働くのが正しいと されています。 ”何か理由があり?これは考え方が先進的とかそう言った問題でしょうか?”       ↑ 良い悪い、進んでいる遅れている、といった問題ではなく、 歴史や風土、文化の問題だと思います。 欧米は個人主義の国です。 キリスト教文化圏では、人は個々別々に神と約束します。 他人は、神を通じて関係し合うだけです。 これに対して、農耕民族である日本は集団主義をとります。 個人主義だから他人の目などきにせずやりたいようにやるし、 誰にも頼ろうとしないから、キャリア第一になり、あちこち 渡り歩くのです。 集団主義では、他人の目を考え、個人のキャリアを積むよりも 皆と協力して、一カ所に留まり頑張っていこう、という考えに なります。 労働は美徳という考え方は、江戸時代にそう主張する 儒学者が現れて、それが出世を望めない身分制度に合致したのでしょう。 働くこと、そのことに価値を見いだしたのが原因です。 欧米については、先ほど説明しましたように、宗教に 基づく考え方が基本にあるものだと思います。     

Paltaro
質問者

お礼

宗教が影響しているのですね。やはり歴史的背景から撮る立場や主義などがことなるのですね。ありがとうございます。

  • gungnir7
  • ベストアンサー率43% (1124/2579)
回答No.2

農耕民族と狩猟民族の差です。 日本は農耕民族の代表ですが、温和で長続きします。 中国、中東、欧米はいずれも狩猟民族の国家です。 隙あらば奪えが近代以前は鉄則でした。 さすがに欧米は民主化され、植民地時代の考えはありませんが、 やっていることは形を変えた植民地政策そのものですね。 就職にもそういう考え方が思いっきり出ているわけで・・・ 日本が農耕民族の中では唯一孤軍奮闘しているわけですね。 今世紀はインドヤ東南アジアが加わってきますので、大分勢力図が変わりそうです。 日本はその先頭に立つことになるでしょう。

Paltaro
質問者

お礼

農耕民族と狩猟民族の差ですね。何か一番ピンときたのでBAとさせていただきます。

noname#173506
noname#173506
回答No.1

私は欧州暮らしです。 ◆日本は欧州に限らず他国を対照に違った独特なものを持っています。中小企業も大企業もです。それは【他社との競争です。】・・・競争といっても見かたが違います。日本は(上を目指して皆で競うというより、個人プレイに全てを蹴落として上へ)ですかね。だから、無理難題(リスク)を自ら背負ってしまう為、どうしてもワザとダルイ方向で働いています。 ◆あと、欧州と比較して、日本は家族(恋人も含む)と幸せより、自分を優先する癖があり。自分優先だから「会社にいてもいいじゃないか=残業」になります。「どうせ家に帰っても暇なんだろう?」と帰国した時の日本ではよく聞く言葉ですよね。。。「残業がダルイダルイ」ともよく聞きますけど、自分らの習慣的な癖を棚に上げて作ったこのご時世社会、、、彼ら(日本企業)を手元に相手すると良いバランスは保てません。。。だから、欧州には日本企業と直で繋がってる企業が殆どないのです。。。

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