• ベストアンサー

加熱した物体を冷却時の温度分布の時間変化

板状の物体を炉から出し、室温で冷却していったときの物体の(中央の)厚さ方向の温度分布の時間変化を計算したいと考えています。 表面と内部の温度差の変化を計算し、温度差が最大となるところをだしたいためです。 熱伝導方程式をもちいた、初期値問題などが近いと思ったのですが、たいてい境界条件として境界は一瞬で冷却されるという仮定がされていました。 はじめは炉内で十分加熱されて温度差は0、十分時間がたてば物体は一様に室温となり温度差は0ですが、その間は表面と内部で温度差があるはずで、その温度差の時間変化を計算したいのですが、どのような内容について調べればよいでしょうか。 よろしくお願いします。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • CC_T
  • ベストアンサー率47% (1038/2201)
回答No.1

物体表面と周囲の空気との熱伝達率αと、物体の熱伝導率kから、経時変化をシミュレーション演算することになるのでは。 物体断面にメッシュを想定し、各メッシュ間の熱の移動をルンゲクッタ法など使ってループ演算させるわけです(n秒単位などで温度変化を計算し、結果をフィードバックして次のn秒後の変化後の温度を求めることを繰り返す)。 しかし結局、実測が一番速くて信憑性ある値になると思いますよ。計算で求めた値とどれほど一致するかは実験しないと判定できませんし。特に熱伝達率は板を立てるか寝かせるかといったことや、空気の流れが層流か乱流かなど目に見えない条件で10倍以上変化するものなので、机上計算で求めるよりも実験で求めて経験値を使う方が確実です。恐らく上昇気流によって板の上部と下部では空気の流れが変わるので、掌大の板であっても表裏で伝達条件が異なるなど、部位による補正が必要になろうかと思います。 高温用熱電対複数本と記録計やデータロガーを用意し、試験片から10mm程度離れた空間温度、表面、中心に埋め込む、とした試験片を用いて実機検証するほうが早いでしょうね。 実際の状態に合わせて複数点・複数試料で評価試験する方が望ましいです。 内部が均一なものなら内部の熱移動は概ねシミュレーション計算値に一致するでしょうから、熱電対やサーモグラフィーなどで表面温度の変化をモニタして、その継時変化を演算結果と突き合わせて各メッシュ位置でαの値に補正を適用することで現実の状態に近い再現計算プログラムを作るという事もできるでしょう。 あと、強制空冷しない限りは恐らく空冷時より加熱時の方が内部の温度勾配は大きくなると思いますが、炉のどの部分に置くか、炉に幾つ入れるかといった条件でも上昇率は簡単に変化します。 そうなると机上の計算だけで求めたものがどこまで通用するか、さらに怪しくなります。

aquaqua0
質問者

お礼

回答ありがとうございます。

関連するQ&A

  • 外気温度差による物体の冷却速度

    問題解決ため眠れないからまた質問を投稿します、 この前まで炉の温度を1℃上げるに必要なエネルギー関して答えを探していますが、 なかなか探せないので、 他の方法で考えていますが、 例えば炉の温度を1℃昇温に必要なエネルギーを計算するためには、炉の材質に関する 比熱などの情報が必要ですが、 確かにわからずので 反対で900℃まで昇温させた炉に電気を止めたら冷却速度でこの答えを探せることができるかも知らないので電気供給を切った時の冷却変化のデータがありますけど 外気室温の空気によって炉の冷却速度を 見れば炉の放熱量とか熱的な性質を探せることができますか? まだこの冷却時のデータはまとめなかったんですが、何か得られることがあるかどうかわからないですが、 空気に露出させて高温からの物質と外気の温度差による冷却する関して計算式があれば 教えていただきませんか? よろしくお願いいたします。

  • 高温雰囲気下での物体温度上昇時間について

    熱の専門家ではないため、 検討違いの質問でしたら申し訳ありません。 十分に熱量を持った高温状態にある雰囲気下に、ある物体を入れた時に、その物体が所定温度まで昇温するのにかかる時間を知りたく思います。 ※始めの物体温度<物体の所定温度<雰囲気温度 例えば、100℃に熱せられたオーブン(体積容量が大きく十分な熱量をもっている)に、10cm3の体積、20℃の鋼を入れた時に、鋼が60℃まで昇温するのにはどのくらいの時間がかかるのか? 熱量の授受は熱伝導が主になると思っており、時間と共に物体温度が上昇するため、物体と雰囲気温度の温度差が少なくなります。 色々調べている中で、参考URLの例題4-3の下の【熱伝導による温度変化】の「計算によって正確に求める方法」リンク先にあるやり方で算出できそうな感じがします。 この式でLを物体表面から特定の物体内部までの距離(※物体の中心部で考えるとL=5cm)と考えてtを計算すればいいのでしょうか? (この考えでは物体の表面から中心部にかけて下がる方向に温度勾配があることになる。) はたして雰囲気化に物体を入れたとき、特定温度までの昇温時間の計算方法はこのような考えでいいのでしょうか? 計算方法や考え方について、ご存知の方おりましたらご教示ください。 http://www.kdcnet.ac.jp/college/buturi/kougi/buturiko/heat/heat4/heat4.htm

  • 加熱時間求めたいです

    まずしたに記述した内容が正しいかどうか わからないので、間違いなことがあればお教授お願いしたいです。 炉の電気容量が例えば1000kWなれば 時間当たり860,000kcal/hの熱量を使うと考えます、 もし炉の温度を100℃に設定すれば 100℃を維持するため炉自分の加熱に必要な熱量は基本的に消費すると思いますが、 加えて、炉なかに入れた物質に加熱する熱量も必要だと思います。 ここで炉の比熱が(stainless steel301なら) 0.5J/g.℃ 、炉の重量が1000kgなら(もちろんなかに他の物質や材料がありますがここでは無視します) 室温から0.5*Δ80℃(絶対温度ではなくて℃を使われまか?)*1000*10^3J=(9560.2kcal)が出ますが、それでは炉を100℃まで温度を上げるためには0.0111hrが必要することを存じますが、以降連続するに稼働するためには 温度を維持しなきゃので続いて電気を使って加熱すると思いますが、以降にはどうして 計算しますが? 例えば100kgの材料を炉内に入れたら 炉内の温度は(入れるためにドーアを開いて 外に出した熱を省略して)内部に入った材料に熱を奪われて炉内の温度が下がると思って もし材料の比熱が0.3J/g.℃なら 0.3*100*10^3*Δ80℃=2,400,000J(573.6kcal)だから必要な時間は 0.04minが出ます 上に記述した炉の温度を上がるために必要な熱量+材料の昇温が必要だと考えます。 それでは 9560.2+573.6kcalが必要で=10133.8kcal(0.7min) 私が知りたいことは炉なかに連続して 材料を入れて材料を加熱する場合は、 例えば時間当たり100kgづつ投入すれば 0.3*100kg/hr*80=573.6kcal/hrになると思いますがこれ以外に炉の内部温度をの維持しに必要な熱量は時間当たりどうやって求められますか? また、以外に加えて計算しなきゃならないことがあったらお教授いただきませんか? (もちろん熱損失や色んなこともありますがここでは省略します、)

  • 鉄の加熱時間

    加熱での伝熱・伝導について教えてください。 8m^3の加熱炉に50?*50?*1000?の角鋼材を入れて炉内をバーナーで 700℃に加熱したと仮定した場合(炉内は窒素雰囲気とします)、 角鋼材の中心部が700℃になるまでの時間を算出する計算 方法がありますでしょうか? ものすごく抽象的で恐縮です。

  • 温度の伝わる時間について教えてください

    外気温10℃、室温40℃のとき、幅1.8m、高さ90cm、厚さ5mmのガラス窓で 外部側のガラス面の温度が、内部と同じ40℃になるまでに掛かる 時間は、何秒でしょうか ガラスの熱伝導率を0.55W/m((I%Kとします。 計算式を教えてください それとも同じ温度には、ならないものでしょうか?

  • 伝熱による物体の温度変化について質問いたします

    物体の伝熱について質問させていただきます。 添えつけの画像に示すような2種類の材料を以下の条件で冷却した場合の温度変化についての計算方法を教えてください。 計算したい材料の形状は、 (1)幅400mm×高さ50mm、長さ1m の平板。 (2)幅400mm×高さ50mm、肉厚5mmで、長さは1m の平たい角パイプ。 この材料の幅広の両面にエアをあてて冷却したいと考えております。 条件としては以下のようなものを想定しています。 材料はアルミニウム合金 材料の初期温度 520℃ 材料の密度 2700 kg/m^3 材料の比熱 1050 J/(kg・K) 冷却エアの温度 17 ℃ 冷却エアの流速 20 m/sec このとき、この材料が300℃まで冷却されるまでに必要な時間は、どのように計算すればよいのでしょうか? また、もしその時間が60secを超えるようであれば、風速はどの程度まで大きくする必要があるのでしょうか? いくつかの教科書を見てみたのですが、熱伝達率を計算するために必要なヌッセルト数などの式はいろいろな状況に合わせて多くの式が提案されているようで、混乱してしまっています。 計算に必要な諸条件がまだ足りない場合には、その旨ご指摘ください。 おおよそのイメージを付けるためですので、大まかな計算で構いません。 何卒よろしくお願いいたします。

  • 電気炉の温度分布について

    1)電気炉の理想的な温度分布とはどのような形でしょうか? 理由を含めて、また理想的な電気炉作成にはどのような点に注意する必要があるのでしょうか? 2)温度差が生じる原因、温度分布の説明、特徴、温度分布から均熱帯はどのようにして決定するのか。 (電気炉はカンタル線を炉心管に巻きつけた自作電気炉です。) 以上、2項目について回答いただけたら幸いです。よろしくお願いします。

  • 冷却やか熱設備の温度変化について

    お世話になっております 生産現場で使われる設備のなかで 冷却及び加熱設備のものがたくさんありますが、 私の経験で築いた場合には温度を上げるとか下げる時にもちろん物質や設備の種類により違うと考えますが、ほとんどものが設定温度(冷却及び加熱)まで達する過程の変化トレンドを見たら線形ではなくほとんどが非線形でした、他の人は実際でも線形だと意見を上げていますが、私の考えが問題でしょうか? もちろん設備の目的や目標は線形で温度コントロールができればよいですが実際では非線形(推移線では線形にできるかも知れませんが)もしかしてわたしの意見ように温度変化が非線形ならば理由は何ですか?なお、線形ができるためには何が必要しますか? そして理論的ではなく実際の産業現場であんな場合には温度変化の挙動は線形か非線形のか知りたいですが教えていただきませんか? ぜひ宜しくお願いいたします。

  • 熱伝導について 円管に熱を加えた時の温度分布

    熱伝導についての質問があります。 外径 5 [mm],内径 4 [mm]のテフロン(熱伝導率 0.25 )で出来ている円管があります。 その円管の中に 20 [℃]の水が 0.1 [m/s]の流速で流れています。 この円管の外側の一部を温度 T で加熱した場合,加熱箇所の反対側である円管表面の温度が何度になるのかが知りたいです。 私は伝熱工学の知識がありませんので,どのような計算をすればよいのか教えて頂けないでしょうかでしょうか? この問題を簡単にし,近似したものの解法でも構いませんのでよろしくお願いします。

  • バーナーで物体を加熱した場合の温度の過渡応答につ…

    バーナーで物体を加熱した場合の温度の過渡応答について hamahamaと申します。基礎的なことですが、ご質問させてください。  現在、パイプの端部にバーナーを加熱して、ある時間、ある部分の温度を過渡応答解析しております。  この、状況を再現するために、パイプ端部にバーナーに相当する熱流速を加え(ステップ入力)、雰囲気温度を20℃で一定にしております。  結果(式的に当然なのですが)、ある部分の温度は時間的に一次応答となりました。  一方、実評価を行ったのですが、どう見ても温度の変化は2次応答のような結果となっております。考えうるに、バーナーでの加熱とパイプとの間に、一次遅れを発生させることができる要素があると考えられますが、その理屈が、わかりません(ざっと、文献をあさってみたのですが)。  ご説明いただければ、幸いです。

    • 締切済み
    • CAE