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「一番最初」という表現について

tkltk73-2の回答

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  • tkltk73-2
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回答No.16

「一番」に「最」の付く言葉を加えたものの違和感は、「副詞+名詞」によるものもあるのですが、「一番」と「最」の意味の重複によるものもあると思います。 1)重複表現について 同じ意味の言葉を重ねて表現する重複表現と、同じ意味の漢字を重ねた熟語とは区別をして考える必要があると思います。「表現」「重複」といった同じ意味の漢字を重ねた熟語は文法上の問題はありません。「元旦の朝」「被害を被る」といった修飾部と被修飾部に同じ意味が重なっているものは重複表現の一種で、文法上は誤りとされています。 重複表現には幾つかの種類があります。 一つは「まず初めに」や「二度と再び」のように繰り返す必要のない同じ意味の言葉を2つ重ねたものです。こういった表現は口頭で使われることが多いように思います。聴く人の注意を引くための手段として、同じ意味の言葉を繰り返しているのだと思います。「一番最初」はこれに属するものです。 他には上に挙げた「元旦の朝」や「被害を被る」のように修飾部と被修飾部に同じ意味が重なっているものがあります。それ自体で既に「元日の朝」を意味する「元旦」を「朝」の修飾語に使う表現や、それ自体で既に「害を被ること」を意味している「被害」を「被る」の修飾語として使う表現です。「一番最高」や「一番最大」といった「一番最初」を除く「一番」に「最」の付く言葉を加えたものは、これに属するものです。副詞として使われる「一番」には「最も」という意味があるため、「一番最高」は「最も最高」、「一番最大」は「最も最大」を意味することになります。「一番最高」や「一番最大」はこの重複表現に「副詞+名詞」の修飾関係が加わって違和感が増しているのだと思います。 2)「一番最後」について 「一番最高」や「一番最大」は「一番」が「最高」や「最大」を修飾する構造から成り立つという解釈を前提としています。でも「一番最後」の場合は言葉の構造に関する解釈を経ずに、「一番最初」の「最初」を対義語に変更するという簡易な手続きによりって作り出すことができます。それが他の「最」が付く言葉にはない親和性の原因ではないかと思います。 3)「一番初め」について 「一番」に続く言葉が名詞であっても順序や位置を示す言葉なら、「一番前」「一番後ろ」「一番後(あと)」「一番上」「一番左」などのように、普通に「一番」が修飾語として使われているものがあり、それらに違和感はありません。これらの順序や位置を示す言葉は、そのあとに「の」や「に」が付いて連体修飾語や連用修飾語となることが多いため、形容詞や副詞と同じ扱いをされて「一番」が付いても違和感がないのかもしれません。「一番初め」もこれらと同種の言葉だと思います。

kazuutoo
質問者

お礼

ありがとうございます。 「一番最後」については、まだ自分でしっくりくる説明が思いつかないのですが、回答がつかないままいつまで開けておくのもどうかと思うので、ひとまずこの質問は締め切ることにします。

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