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行列でAB=Eの時、Bは一意的に決まるでしょうか?
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A No.1 から、(∃B,AB=E) ならば detA≠0 が言えて、 ケイリー・ハミルトンの定理を式変形して A=(Aの多項式)/detA という形の逆行列の存在が言える。 右辺の形から、「この」逆元の A との可換性は自明。 あとは、A No.4 のように、左逆元、右逆元それぞれの 唯一性を示せばよい。
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- 178-tall
- ベストアンサー率43% (762/1732)
>A がn次正方行列で、Eが単位行列の時、AB=Eが成り立つなら… > ↓ >A, B の rank は n のはず。 「線形代数」テキストの多くは、目もくれずサッサと通り過ぎるようです。 その理由は、単純。 「逆行列の段」に入る前に「行列乗算の段」があって、たとえば正方行列積 AB = C について、 rank(A), rank(B) ≧ rank(C) みたいなハナシを済ませたばかり、だからでしょうね。
お礼
どうもありがとうございます。 やはりもっと勉強を先に進めないと理解できないみたいなので、 年末・年始に頑張ります。 この度は何度もご回答頂き、どうもありがとうございました。
- alice_44
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その可換性を問うているのだということが、 A No.2 や A No.4 の「お礼」欄以来 度々書かれているようだが?
お礼
どうもありがとうございます。 ご指摘の通りです。 「AB=EでABが可換」⇒「Bが一意的」は高校レベルですので、証明も理解しております。 「AB=EでABが可換」⇒「Bが一意的」なので、 最初の質問を「AB=EでABが可換を証明したい」とした方が良かったですね・・・
- 178-tall
- ベストアンサー率43% (762/1732)
いくら何でも、寄り道し過ぎ気味。一旦スリム化。 >A がn次正方行列で、Eが単位行列の時、AB=Eが成り立つなら… ↓ A, B の rank は n のはず。 (E の rank が n で、A, B の rank 未満にはなり得ないから) >…『AB=Eの時、BA=Eも成り立つか?』 ↓ BC = E を満たす n 次正方行列 C があるはず。 AB = BC = E だから、C = EC = (AB)C = A(BC) = AE = A 。 i.e. AB = BA = E 。 それともこっちが本命? ↓ >Bは一意的に決まる… ↓ AB = AC = E として、A と B, C は可換だから、 B = BE = B(AC) = (BA)C = (AB)C = EC = C
お礼
度々どうもありがとうございます。 実はまだ線型代数の勉強し始めたばかりで 「n次行列Aのランクがn ⇔ Aが正則」の証明も分かっていない状態です…。 恥ずかしながら躓いているのは最初の >A, B の rank は n のはず。 です。
- alice_44
- ベストアンサー率44% (2109/4759)
←A No.18 補足 A No.5 だと、写像 x→Ax を考えているから、 A No.17 と同じになってしまう気がする。 むしろ、同氏の A No.3 によって A,B の役割を 入れ換えてから A No.17 のようにするといい。 …てか、写像のほうを転置して書けば、 A No.18 のように整理できる。 いずれにせよ、直接に行列の中身を操作せず、 成分計算は補題に閉じ込めておいたほうが、 見通しは立てやすい。
お礼
どうもありがとうございます。 証明の流れとしてはぼんやり分かったのですが、 精緻の議論になるとやはり全然ついていけません…。 成分計算には持ち込まない方が良いという点は分かりました。
- 178-tall
- ベストアンサー率43% (762/1732)
>「Bx = 0 は自明解 (x=0) のみを持つとき、Bは正則行列である。」 >ここは本来証明が必要だと思うのですが、その過程で、「Bは左逆元を持つ。ゆえに右逆元も存在する。よって正則行列である。」・・・(1) >という議論が入っていないかと心配しております。 寄り道気味の ANo.19 は「A の右逆行列 B が存在すれば、A も B もランクは 2 のはず」という (ごく当たり前の) ハナシです。 テキスト書式で行列を記すのは面倒ゆえ、2 次正方行列の例で誤魔化しましたけど、次元は拡張可能。
お礼
どうもありがとうございます。 「n次行列Aのランクがn ⇔ Aが正則」の事実までは調べて分かるのですが、 この証明が分からないので結局は本質的には何も理解できません…。 すみません、勉強不足です…。
- 178-tall
- ベストアンサー率43% (762/1732)
2 次正方行列で A の右逆行列 B の存在、 AB = E …(*) を想定すると? A の各列を A1, A2 、E の各列を E1, E2 とすると、(*) は、 B11*A1 + B21*A2 = E1 B12*A1 + B22*A2 = E2 を合体させた形であり、右辺 E1, E2 が独立なペアだから、A1, A2 も独立なペアのはず。 同様な見方により、B の各行 B1, B2 も独立なペアのはず。 …というのが「次元定理」の軟派的な解釈でしょうか。
お礼
再度のご回答どうもありがとうございます。 Eを列ごとに分解し、さらにそれを分解表示するという感じでしょうか? 次元定理についてはまだほとんどわかりませんが、皆様のご回答を見ますと とても便利そうなので、早く理解できるように頑張ります。 どうもありがとうございました。
- alice_44
- ベストアンサー率44% (2109/4759)
←A No.17 その路線で行きたいなら、 むしろ、行ベクトル y についての 方程式 yA=0 を考えてみては? これが自明解 y=0 しか持たないことから、 線型写像 y→yA が単射であることが言えて、 次元定理より、全射であることも言える。 任意の行ベクトル z に対して yA=z が解を持つことになるから、 z に標準基底を次々代入して得られる y を 行として並べた行列を C とすれば、 CA=E が成立している。 左逆行列の存在さえ言えてしまえば、 C=B は、既に A No.2 に示されてある。 …って、A No.8 のほうがシンプルだよ、やっぱ。
お礼
再度のご回答どうもありがとうございます。 写像Aが一対一対応である(次元定理)ことから 値域の単位元Eに対する定義域の元(逆元)も存在するとするのですね。 A.No5様の回答も多分同じ方針なのですね。 時間が掛かりそうですが、次元定理の証明も頑張ってみます。 どうもありがとうございました。
- 178-tall
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>>つまり、Bx = 0 は自明解 (x=0) のみをもち、正則。 >ここの部分が気になっております。正則についての定義以前の問題なので、循環論法にならないか危惧しております。 …ならば、下記コメントのどこに「循環論法」が潜んでいそうか、指摘してみてください。 n 次正方行列 A の右逆行列 B を想定、 つまりAB = E なる B が存在すれば、 方程式 Bx = 0 を想定して、A を左乗すると、 0 = A0 = A(Bx) = (AB)x = Ex = x つまり、Bx = 0 は自明解 (x=0) のみをもち、正則。
お礼
どうもありがとうございます。 >…ならば、下記コメントのどこに「循環論法」が潜んでいそうか、指摘してみてください。 >つまり、Bx = 0 は自明解 (x=0) のみをもち、正則。 「Bx = 0 は自明解 (x=0) のみを持つとき、Bは正則行列である。」 ここは本来証明が必要だと思うのですが、 その過程で、「Bは左逆元を持つ。ゆえに右逆元も存在する。よって正則行列である。」・・・(1) という議論が入っていないかと心配しております。 (1)は、今回の質問の趣旨そのものですので、その事実を用いた上での証明でしたら 循環論法になってしまうと思ったのです…。 ここの証明を今本で調べているのですが、なかなか見つかりません…。 ここの証明の概要など分かりますでしょうか?
- 178-tall
- ベストアンサー率43% (762/1732)
>…AB=Eが成り立つなら、n次の正方行列Bは一意的に決まる… ANo.15 → 本題を忘れてました。 n 次正方行列 A の右逆行列 B, C を想定。 AB = AC = E A と B, C は乗法可換だから、 B = BE = B(AC) = (BA)C = (AB)C = EC = C
お礼
どうもありがとうございます。 #15のお礼欄に記したところ以外は理解できました。
- 178-tall
- ベストアンサー率43% (762/1732)
ANo.7 → >次元定理というのをググって調べてみましたが、残念ながら私の今の段階では全然理解できそうにありません…。 それほど大それたハナシじゃありません。 n 次正方行列 A の右逆行列 B を想定、つまりAB = E とて、A, B の乗法可換性の粗っぽいブリーフィングだけでも…。 [B の正則性] 方程式 Bx = 0 を想定して、A を左乗すると、 0 = A0 = A(Bx) = (AB)x = Ex = x つまり、Bx = 0 は自明解 (x=0) のみをもち、正則。 [A, B の乗法可換性] 前項は rank(B) = n を意味するから、n 次正方行列 X に対し方程式 BX = E は一意解 C をもつ。 BC = E だから、AB = BC = E 。 A = AE = A(BC) = (AB)C = EC = C 。 i.e. AB = BA = E 。
お礼
再度のご回答どうもありがとうございます。 >つまり、Bx = 0 は自明解 (x=0) のみをもち、正則。 ここの部分が気になっております。 正則についての定義以前の問題なので、循環論法にならないか危惧しております。 ここの証明が分かればよいのですが…。
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