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大気の安定度(気象学)

こんにちは。 気象学で理解できないところがあったので質問いたしました。 大気の安定度について、絶対不安定と条件付不安定がありますが両者の違いがよくわかりません。 検討課題として、両者のうち怖い方はどちらか?という問いがあったのですが、そもそも両者のことがよくわかっていなかったので答えられませんでした。 一般気象学(東大出版)を参考にしましたが、空気塊が大気に飽和しているとき不安定… とあり、あまり理解できませんでした。 もう少し分かりやすく説明できる方がいたら嬉しいです。 以上です。

  • 地学
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回答No.2

質問文の内『空気塊が大気に飽和しているとき』の意味が理解できません。 『空気塊が水蒸気で飽和しているとき』の誤りではありませんか? こう解釈すれば,ANO.1 さんのご回答も理解しやすいと思います。 飽和蒸気圧・・・について,理解を深めて下さい。

回答No.1

大学生の方からの質問でしょうか? 東京都内の私立中学・高等学校で地学の教諭をしています。 まず大前提として・・・ (1)発生した空気塊は上昇し続けるとやがて雲を発生させ、雨を降らせます。逆に空気塊が下降すると雲は発生せず、雨はふりません。 (2)A乾燥断熱減率-1.0℃/100m(飽和していない空気塊の高度による温度低下の割合)→常に一定  B湿潤断熱減率-0.5℃/100m(飽和している空気塊の高度による温度低下の割合)→常に一定  C周囲の大気の気温減率(周囲の大気の高度による温度低下の割合)→日によって変化する ※つまりCの周囲の大気の気温減率の変化により、絶対安定or絶対不安定or条件付き不安定になります。   絶対不安定 →周囲の大気の気温減率が乾燥断熱減率よりも大きい場合です。 飽和している空気塊または飽和していない空気塊が、ある高度まで上昇したとき、周囲の大気の気温よりも高温であるため、周囲の大気の密度と比べて小さくなっており軽いため、空気塊は上昇しつづける(やがて雲が発生し雨が降る)。 条件付き不安定 →通常はこの大気の状態になっています。周囲の大気の気温減率が、乾燥断熱減率より大きく、湿潤断熱減率より小さい場合です。 飽和している空気塊は湿潤断熱減率に従って冷却しながら上昇していきます。やがて雲を発生させ雨を降らせます。また、飽和していない空気塊は周囲の大気の気温よりも低いため、下降していきます。従って雲は発生せず、雨は降りません。

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