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大気の相当温位について
気象予報士を受けてみようと思い勉強しています。用語集で標記について調べたところ、「・・・、相当温位は、空気塊の中で水の凝結(雲の生成や降水)が起きても保存される量である。したがって、大気の状態が不安定か否か(対流が起きやすく、雲が発生・発達しやすいか否か)を判断する際に、よく用いられる量である。相当温位が高い空気塊の方が、低い空気塊より軽く上昇しやい。よって、上層程、相当温位が低い大気は、不安定ということになる。」とあります。ピンとはずれの質問かもしれませんが、教えてください。何故、軽く上昇しやすい相当温位の高い空気塊の方が安定なのでしょうか。 逆ではないのでしょうか。
- e1603do
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お礼に書かれているとおり「上昇気流は積乱雲などのように大気不安定につながる」と思います。 ポピュラーなサイトですが参考URLにも書かれているとおり、温位とは1000ヘクトパスカルの高度まで断熱的に持ってきたときの絶対温度です。上空の空気を1000ヘクトパスカルまで降ろしてくれば高温になりますから中立的な大気や安定した大気の状態であれば上空ほど温位が高いことになります。 さて、不安定なときはどうでしょうか。 上昇気流が発生しやすい状態ですから下層ほど温位が高い状態のことではないでしょうか。相当温位も同様です。ご活用されている用語集には「よって、上層程、相当温位が低い大気は、不安定ということになる。」と書かれていますが、読み替えると「よって、下層程、相当温位が高い大気は、不安定ということになる。」ということで質問者様の考えているとおりではないでしょうか。 読み返してみると用語集にも明記されていますね。 「相当温位が高い空気塊の方が、低い空気塊より軽く上昇しやすい。」と。 後は上層のことか下層のことかを念頭にじっくり読み込めばご理解いただけると思います。 蛇足ですが・・・、#1のお礼に書かれている部分で「相当温位が低いということは下降気流につながり・・・」はこの場合では「相当温位が低いということはそれ以上上昇することはなく下層の空気の上昇を助ける。」というようなニュアンスに考えた方がわかりやすいと思います。
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- otenki-kaisei
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誰も回答していないので...。 ...上層程、相当温位が低い大気は、不安定ということになる。」 お風呂を沸かした時に、上面だけかなり熱くて、底は 冷たかった経験とかないですか? 暖かい空気は上面に、冷たい空気は下面に...。 そう。上空に冷たい空気があると、こうして逆転しよう とする運動が起きます。 よく「上空に寒気が入って...」とはこういうことです。 イメージ的には、地上面から上空までを切った時に、どこに運動が起きそうか考える事だと思います。 温位は試験に良くでますしね。
お礼
ご回答ありがとうございました。でも良くわかりません。相当温位が低いということは下降気流につながり大気安定側に、反対に上昇気流は積乱雲などのように大気不安定につながるものではないでしょうか。
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