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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:開拗音の上代、平安時代の音価を教えて下さい。)

平安時代の音価と開拗音について

SPS700の回答

  • SPS700
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回答No.7

    #6です。補足です。 >> 1。  cのところにサ行を入れた、当時のサ行音が破擦音の可能性があるからでしょうか?      だと思います。 2。    シャ行を日本語に加えなかったのは、仮にその時中国語からの借用語等にシャ行音があったとしても、あくまで外来語音的に、周辺的な音として扱われていたからでしょうか??      それも一つの可能性だと思います。 3。  百済式漢字音ですが、これは、元々の呉音ではなく、百済の人達によって百済なまりになった呉音でしょうか?(それがさらに日本で日本語なまりになる。)だとしたら、当時の朝鮮語か何かの音韻体系も影響してるわけですよね?     と思います。しかしご存知のように百済語の音韻に関する資料は極めて限られていますので、新しい文献が発見されない限り、難しいと思います。 >これは位相語や、職業方言の問題で、僕はファ、ティ、トゥ なしに日本語が話せます。    お店で、「レモンテーとテラミス下さい。」って注文するのも、やっぱり僕はかなり抵抗あります。笑    これを片仮名でお書きになった背景に外来語、すなわち大和言葉の組織の「外」にある、という考えが見られます。僕も「レモンティー」と言いますが、外来語だと思っています。

Caquio
質問者

お礼

トピズレで申し訳ないんですが、面白いテーマなので。 >これを片仮名でお書きになった背景に外来語、すなわち大和言葉の組織の「外」にある、という考えが見られます。 はい、全くその通りで、僕もこれらは、大和言葉とは違う語彙層だという認識です。 周知のとおり大和言葉で一番音韻的制約が厳しくなりますが、Ito & Mester(2006)では、外来語でfull-inevntory、漢語でsubinventory、大和言葉でsmallest subinventoryなんていう書き方をしています。 この書き方を見ると、「大和言葉だけに使われている音韻ルールが真の日本語で、外来語のみに使われている拍等は、日本語としては例外的なもの」という考えではなく、逆に「外来語音も含めたものが、日本語の音韻体系の全容で、和語ではその一部しか使われていない」という印象を受けますし、僕自身後者の考え方の方がおもしろいと思うんです。 というのも、外来語音でも、「ファ」「ティ」「チェ」等はほとんど外国語らしさを感じさせないほど定着してますが、「スィ」とか「イェ」等は、まだ怪しいです。例えば「シ」と「スィ」の対立なんて、一部の専門用語や固有名詞のようなごくごく周辺的な語彙にしかありませんし。では、なぜファ、ティ、チェ等に比べてスィ、イェ等は定着しにくいのか、なんていうのが、日本語の音韻の根本的な性質をあらわしていて、面白いなあって思うんです。スィが定着しにくいのは、ひょっとして過去のサ行音の音価が関わってるのかなあ、なんて思います。 拗音も、開拗音は定着し、合拗音はあまり定着しませんでした。これは、ワ行音や、母音ウの唇音性の弱さと関係があるなんて話も聞きます。 拗音のように、子音+わたり音 という子音連続は、日本語では豊富ですが、子音+流音 という子音連続は決して受け入れません。しかし、子音+流音と子音+わたり音は、言語全体でみれば同じくらい無標だと言います。 例えば英語は日本語と全く逆パターンで、play、cryのような子音+流音の連続は豊富ですが、逆に子音+わたり音は厳しい制約があります。例えば「京都」も/ki: jou tou/のようにkとjの間に母音を挿入して受け入れます。 なぜ日本語は、頑なに子音+流音を受け入れないのか、というのも興味深い所です。流音が昔は語頭に立たなかったり、流音子音も1つしか存在せず、流音そのものをあまり受け入れたくない性質があるのかもしれません。 */Cje/ */Cji/ (Cは子音) という音素配列は許されない制約がありますが、前者は後者に比べると緩いでしょう。例えばスペイン語のアルファベットを「エニェ」という形で受け入れられます。僕は/nje/の方が、/kje/よりも抵抗が無い気がします。 逆に英語では、cute/kju:t/等のように/kju:/はOKでも、new等は多くのアメリカの方言では/nu:/で、 */nju:/という配列は許されません。/kj/と/nj/の受け入れ度合いが英語と日本語では逆かもしれません。 このように、周辺的な語彙を見ると、日本語がどういう音を受け入れやすく、どういう音を受け入れにくいか、という日本語の根底にある性質を垣間見れるので、面白いから好きです。 トピズレですみません。。。

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