単球、マクロファージ、その他の抗原提示細胞

このQ&Aのポイント
  • 単球とマクロファージは白血球に分類される細胞であり、血液中では単球と呼ばれ、組織に入り込むとマクロファージと呼ばれることがあります。
  • クッパー細胞、樹状細胞、破骨細胞は抗原提示細胞と呼ばれる細胞で、単球から分化して生成されると考えられています。
  • したがって、単球とマクロファージは関連性があり、同じ抗原提示細胞の一部と見なされることがあります。ただし、クッパー細 胞、樹状細胞、破骨細胞は別の細胞から分化して作られると考えられています。
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単球、マクロファージ、その他の抗原提示細胞

白血球に分類されている単球なのですが、以下のような過程を経て生 成されると聞きます。素人ですので、間違っている分化過程を表示して いるかも知れません。悪しからず。 造血幹細胞-骨髄系幹細胞-前駆細胞-骨髄芽球-単芽球-単 球 また「血液中に存在し、流れている時点では、単球と呼ばれ、血管外に 出て、各臓器の組織に居つくと、マクロファージとも呼ばれる」と言った解 釈も、よく目にします。 前置きが、長くなってしまいましたが、単球、マクロファージの他に、同じ 抗原提示細胞と呼ばれているクッパー細胞(肝臓)、樹状細胞(リンパ節)、 破骨細胞(骨)などが存在すると思います。これらの細胞と、単球とマクロ ファージとの関係について、今回お聞きしたく思います。 これら、クッパー細胞(肝臓)、樹状細胞(リンパ節)、破骨細胞(骨)も、単球 から分化し、各臓器の組織に居ついたマクロファージのような細胞と考え てよろしいのでしょうか? それとも、マクロファージだけが、単球からだけ分化するのでしょうか? クッパー細胞、樹状細胞、破骨細胞などは、単球からではなく、別な細胞 から分化して作られるのでしょうか?

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • otx
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回答No.1

最先端の研究では、マクロファージひとつを取ってみても、 ものすごい種類のマクロファージがいるのではないか? と考える人もいるくらいである、ということが前提としてあります。 それだけ混沌としているということです。 ここでその混沌さについてすべて述べるのは不可能ですので、 教科書的、基本的な理解という意味で書きます。 >クッパー細胞(肝臓)、樹状細胞(リンパ節)、破骨細胞(骨)も、単球 から分化し、各臓器の組織に居ついたマクロファージのような細胞と考え てよろしいのでしょうか? そう考えていいと思います。 基本的にまず、単球が分化してきて、 この単球が、いろいろなサイトカインなどの刺激で それぞれの細胞に分化すると考えられています。 >「血液中に存在し、流れている時点では、単球と呼ばれ、血管外に 出て、各臓器の組織に居つくと、マクロファージとも呼ばれる」 単球は、形態的に言うと、野球のボールみたいに丸い細胞です。 これは血液中を漂っています。しかし、単球として存在するのは短く すぐにそこでサイトカインなどの刺激を受けたり、組織内に入ったりして そこでサイトカインなどの刺激を受けたりしてマクロファージ等に「分化」します。 マクロファージ等になると、ビヨーンと伸びたり広がった細胞になります。 上の文章を正確に書くと >>血液中に存在し、流れている単球と呼ばる細胞は、サイトカインなどの刺激で「分化」するとマクロファージ等になり、 血管外、各臓器の組織に移動する。または、単球が血管外、各臓器の組織に移動してそこで「分化」してマクロファージ等になる。 おおよそこういう感じです。細かく言える人はなかなかいないのではないかと思います。 それほど、マクロファージ、樹上細胞などそれぞれに細かく専門が分かれるほど、 難しい分野です。 正確に且つ細かく知るためには、それぞれの細胞について調べることが必要です

rosace2008
質問者

お礼

otxさん、回答を寄せていただき、有難うございます。あなたから、 頂いた回答内容から、頭の中のモヤモヤがすっきりしました。

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