• 締切済み

「静寂」は形容動詞(語幹)か?

Yahoo answers で外国人の方が「せいじゃくなまち」 と表現しているのに違和感をおぼえました。 「静寂」は名詞でしかなく,「形容動詞(の語幹)」などではないから, 「静寂な町」とは言わない(と思いました)。 しかし,辞書を見ますと,「静寂」で「名・形動」とあります。 「静寂な森」「静寂な夜」と言われるとなんとなくそうかな,とも感じます。 「静寂な町」はいいんでしょうか。 「とても静寂だ」はいいんでしょうか。 そもそも,こういう形容動詞というのは名詞から拡張したように思うのですが, 「静寂」はどの程度,形容動詞として定着しているのでしょう。 最近は昔ほど使われないということはあるでしょうか。

みんなの回答

noname#227653
noname#227653
回答No.6

「静寂だ」という形容動詞が存在することは確かですが、あまり使われないので違和感がありますよね。「静寂な街」「とても静寂だ」も間違いではないでしょうが、あまりそういう表現は見かけません。「静寂だ」を使う表現として「静寂な雰囲気」なら耳や目にした記憶があります。

回答No.5

名詞か形容動詞語幹かの識別にはいくつか方法があります。 その幾つかの方法で識別結果が揺れる境界領域の語もあります。 ◯△(チェック)は私個人の語感です。 名詞の判別法の第一は主語になるかどうか。 形容動詞語幹なら「~さ」をつけることでより自然になります。 △静寂は~だ。 ◯静寂さは~だ。 連体修飾の場合「~の」になるか「~な」になるか。 △静寂の時 △静寂な時 △にしましたが、どちらも用例はかなりあるようです。 このあたり、名詞的な性質と形容動詞的な性質の両方を持っているという証拠になりそうです。 連体修飾を受けるか連用修飾を受けるか。 (チェック)すごい静寂だ。 ◯すごく静寂だ。 ◯長い静寂だ。 (チェック)長く静寂だ。 これも判断が揺れます。 同様に副詞をによって修飾されるか(連用修飾を受けるか) ◯とても静寂だ。 (チェック)とても人間だ。(名詞なら受けない) ◯とても人間的だ。(形容動詞なら受ける) いくつか例を挙げて考えてみましたが、 形態的(文法的)性質からは名詞とも形容詞とも言えるという結論になるようです。 意味的に見ると、 静かだ 寂しい とどちらの文字も形容的な意味ですから、本来的には形容動詞ととらえるのがよいと私は思います。

  • bgm38489
  • ベストアンサー率29% (633/2168)
回答No.4

単に、外来語のうち(漢字も元々は外来語)、ものの程度や性質を表す名詞には、だろ、だっ、で、に、だ、な、ならの語尾をつけて形容動詞として扱えるのです。ある意味、このような名詞は全て、形容動詞の語幹となりうる。 重大、辛辣、静寂、これらは名詞ですが、だろだっでに…をつけることによって、形容動詞になります。重大な問題、辛辣な意見、静寂な町。 日本語は、膠着語です。外来語をそのまま輸入して、語尾などをつけることによって、日本語に取り込んでしまう。ホットな意見。 しかし、だ、という終止形で使われるのは、限られてくるようですね。重大な問題→その問題は重大だ、とは言いますが、辛辣な意見→その意見は辛辣だ、とはあまり言いません。静寂な町→この町は静寂だ、は、その中間ってところでしょうか。つまり、使いそうだけど…ということです。外来語を取り込むわけですから、当然、使い慣れているかにより、使用の是非は決まります。ホットな意見は許されるが、の意見はホットだ、とは言いませんね。

  • sanori
  • ベストアンサー率48% (5664/11798)
回答No.3

また失礼します。 >「静寂な町」で相当ヒットするとはいえ,「静かな町」とは3ケタ差があります。 >(この質問がトップに出るくらい) "閑古鳥が鳴く町"だと、もっともっと少ないですよ。 "閑古鳥が鳴く町"には私は違和感がないのですが、質問者様はいかがですか。 >「学生な」「春な」レベルな感じもするのですが。 >あっ「レベルな」も使ってますね。 なんか、新しいですね。 「学生な感じ」は若者が使ってるのをちょっとだけ耳にしたことはありますが、「春な」と「レベルな」は私は全く知りません。 「静寂な」がそれらと比較されては、かわいそうな感じです。 「ハイレベルな」なら知っています。広辞苑にも載っています。

wind-sky-wind
質問者

補足

すみません,「学生な」「春な」レベルな 単なる「レベルな」ではないので,これは「ハイレベルな」と同じだと思います。

  • kine-ore
  • ベストアンサー率54% (808/1481)
回答No.2

「静寂」は、呉音では「ジョウジャク」、漢音「セイセキ」ですが、一般には漢音・呉音で「セイジャク」で、片や「寂静」は、漢音の「セキセイ」、呉音での「ジャクジョウ」で読まれてます。 それは、この「静寂」の持つ意味の多様性や両極乖離性が、過去から引き摺っている事情を物語っているのではないでしょうか。 もともと古文においては、形容動詞としては、「静か」の意味が勝った場合は「静寂タリ」活用で、「寂しさ」の色が濃い場合には「静寂ナリ」活用と見てはいかがでしょう。 静寂たる森、静寂たる夜 ⇔ 静寂なる町、静寂なる港 これが現代語になったことで、タリ活用は名詞「ノ」として、ナリ活用は形容動詞「ナ」として、 静寂の森、静寂の夜 ⇔ 静寂な町、静寂な港 このことはあくまでも検討のためのアプローチとしての思考実験でしかありませんが、このご質問の趣は、根底において、この辺の違いに敏感に反応されていらっしゃるのでないでしょうか。

  • sanori
  • ベストアンサー率48% (5664/11798)
回答No.1

こんにちは。 >「静寂な町」はいいんでしょうか。 正しいです。 >「とても静寂だ」はいいんでしょうか。 正しいです。 >「静寂」はどの程度,形容動詞として定着しているのでしょう。 >最近は昔ほど使われないということはあるでしょうか。 今でも結構使われているようです。 http://www.google.co.jp/#hl=ja&q=%22%E9%9D%99%E5%AF%82%E3%81%AA%22&oq=%22%E9%9D%99%E5%AF%82%E3%81%AA%22&gs_l=serp.3..0i4i37l5j0i5i4i37.1186578.1196703.0.1197406.8.5.0.0.0.0.1516.4437.3-1j0j1j0j2j1.5.0...0.0...1c.5TGS1WTmJ6k&bav=on.2,or.r_gc.r_pw.&fp=388be1cbce0925ed&biw=1246&bih=733

wind-sky-wind
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 辞書にあるくらいだから間違いないんでしょうが, どれほど一般的なんでしょう。 小説などで使われている例はあるでしょうか。 Google なんかだと,時代までわからないですよね。 ちょっとリンク先が単なる Google にしか表示されないのですが, 「静寂な町」で相当ヒットするとはいえ,「静かな町」とは3ケタ差があります。 (この質問がトップに出るくらい) 「学生な」「春な」レベルな感じもするのですが。 あっ「レベルな」も使ってますね。 でも「とてもレベルだ」はさすがに言わないですよね。

関連するQ&A

  • 形容動詞の語幹の用法について

    形容動詞の語幹の用法のうちに、 「語幹だけを名詞として用いる」というものがある。 例えば、 この国には自由がある。 …ここまでは分かります。 で、問題。 次の形容動詞のうち、語幹を名詞として用いることができるものを見つけなさい。 朗らかだ きれいな 必要なら 正直に すこやかに 親切な 健康だ 穏やかだ 答えは、必要、正直、親切、健康。 名詞ということは、格助詞がつけられればいいのでしょうが、分かりません。 熟語が答えになるのだろうけれど、説明になりません。 ご説明お願いします。

  • 形容動詞の語幹になる名詞の見分け方

    こんにちは! 中学口語文法の問題で、解き方が分からないので教えていただけないでしょうか。 私は形容動詞の語幹になる名詞の見分ける時に「~な」をその後ろにつけてみて自然なものがそうだと考えて解いていました。(例)最高、温暖 しかし、「年少」は「年少な○○」にはつながらないのです。 言われてみればなんとなく分かるのですが、しっくりきません。 どなたか教えてください。

  • 口語文法(形容動詞)の質問

    「きれい」の品詞について考えています。一番自然なのは形容動詞「きれいだ」の語幹と考えることだと思うのですが、「それってとてもきれいね」などという日本語もあるような気がします。形容動詞の活用表をみると必ず活用語尾がついてくるので、こう考えると「きれい」は活用語ではなくて、名詞扱いになるような気もします。形容詞でないのは自分でもわかるのですが、詳しくはどう解釈すべきなのか教えてください。 それともあまり文法的にはよくないことだけど、形容動詞の「だ」抜き言葉、なんていうものがあるのでしょうか。

  • 自由はなぜ形容動詞

    『自由』という単語が辞書では名詞と形容動詞と出てきました。 名詞なのは分かるのですが、形容動詞な意味が分かりませんどなたかわかりやすくなぜ形容動詞なのか教えていただけないでしょうか http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=%E8%87%AA%E7%94%B1&dtype=0&dname=0na&stype=0&pagenum=1&index=08917908570700

  • 品詞に形容動詞は必要か否か

    ア)形容動詞を品詞の一つとして認めず、体言に助動詞などが接続したものとして扱う説があるそうです。この説は形容動詞を認めると何か不都合があると主張しているのですか。それとも形容動詞を認めなくても説明の付かない現象はないから認めまいと主張しているのですか。前者のとき、不都合な例を幾つか挙げて頂けますか。  なお、形容動詞を認めると同じ単語が用法によって名詞になったり形容動詞の語幹になったりする(煩わしさがある)のは承知しています。 イ)形容動詞を品詞の一つとして認めず、形容詞の一つとして扱う学説があります。この説は形容動詞を認めると何か不都合があると主張しているのですか。それとも形容動詞を認めなくても説明の付かない現象はないから認めまいと主張しているのですか。前者のとき、不都合な例を幾つか挙げて頂けますか。  なお、この説は母国語に形容動詞がない外国人が日本語を学ぶ際には有効な気がしています。 ウ)形容動詞を品詞の一つとして認めるか否かは議論があるのだと推測しています。文法の歴史を省みるとき、形容動詞の認知度は拡大しつつあるのですか、縮小しつつあるのですか。縮小しつつあるとき、ア)が有力なのですか、イ)が有力なのですか、何れでもないのですか。 宜しくお願いします。

  • 韓国語の語幹??

    こんにちは。 韓国語の語幹について質問します。 今まで、日本語と同じように、韓国語の語幹は、動詞や形容詞からダをとったものだと認識していましたが、こんな説明にいきあたりました。 格語尾(助詞)のイやガで子音語幹にはイがつき、母音語幹にはガがつく。 また 指定詞イダのヘヨ体は、子音語幹につくのはイエヨ、母音語幹につくのはエヨである。 助詞や指定詞の前にくるのは、名詞だと認識しているのですが、上記のような説明では、名詞にも、母音語幹や子音語幹といういいかたをしていますよね。 とすると韓国語の語幹ていったいなんでしょう? 単に語尾(助詞を語尾に含めるならば)につくものであれば、母音で終わるものと子音で終わるものを区別するため、名詞でも便宜上そうよんでいるだけなのでしょうか? 日本語で名詞の語幹というのは聞いたことがないので。 混乱していてよくわかりませんが、わかるかたがいらしたら教えていただけるとありがたいです。^^; (ハングルフォントが教えてでは文字化けするので、カタカナですみません。)

  • 可能動詞

    五段語幹+「eる」、・一段語幹+「られる」の可能動詞は意志動詞にしかつかないですよね。 動詞の連用形+「~得る」の可能表現では無意思動詞からでも作れます。これは起こる可能性をあらわす、と辞書に載っていました。 それでは意思動詞についた場合、「eる」も「(連用)得る」も文体の違いだけでまったく同じ意味でしょうか。 「~し得る」の使い方もよくわかっていない気がします。少し説明していただけるとうれしいです。 よろしくお願いします。

  • 形容動詞「大きな」や「小さな」の語源について仮説をたててみました。

    「大きな」や「小さな」など形容動詞の語源が知りたいのです。「大きい」や「小さい」と比較してより情緒的なニュアンスが私には感じられます。あなたにとってはいかがですか?もしそう感じられるのが皆さんにとっても真なら、その理由が知りたいです。考えてみたのですが、「大きな」や「小さな」はもしかしたら「大きなる」や「小さなる」の語尾の落ちた形が定着したのではないか、と仮説を立ててみました。いかがでしょうか? もしそうであるならば、たとえば古文に、名詞を修飾する用法としてではなく、述部に表れていた例はございますでしょうか?現代の形容動詞の用法としては、述部にくることは不可能です。*今日の魚は大きな。 この文は誤りです。しかし古文では、たとえば、 けふのうをは大きなる。 といったような使い方は見つかりますか?

  • 形容詞が動詞を修飾するのでしょうか

    こんにちは。 以下の文で文法的にわからない箇所があったので質問させていただきます。 1. Andy was enraged when his wife came home drunk.  アンディは妻が酔っ払って帰ってきたことに激怒しました。 2. There was a sage in India who could sleep naked in the snow.   インドには裸で雪の中に眠ることの出来る賢者がいました。 1の drunkと2のnakedの品詞はなんになるんでしょうか?  両方とも動詞の後に来ています。私の推測ですがこれらは直前の動詞を修飾していると思います。しかし、それぞれ辞書で品詞を調べると形容詞です。私は形容詞が動詞を修飾することがあると聞いたことありません。何かが省略されているのでしょうか?仮に、これが形容詞でも修飾が出来る名詞はこれらの文章にはないと思います。形容詞が動詞を修飾する副詞になることがあるのでしょうか。 ご回答宜しくお願いいたします。

  • 形容動詞の連体形(だっ・で・に)の使い分け

    外国人に日本語を教えていますが、形容動詞の連体形のうち、特に「で」と「に」の使い分けが問題になっています。 「真剣に取り組む」「真剣に○○する」とは言いますが、「真剣で取り組む」「真剣で○○する」とは言いません。 また「本気で取り組む」「本気で○○する」とは言いますが、「本気に取り組む」「本気に○○する」とは言いません(「相手の話を本気にする」とは言いますが)。 いろいろ調べているうちに下記のような記事を見つけ、それがポイントのように思えますが、いまひとつわかりません。 連用形 主に用言に連なる用法で,次の用法がある。  (1)文を一旦切って,後に続ける中止法。  (2)「読み始む」「寒くなる」のように下の用言を修飾する副詞法。  (3)「早き流れ」のように名詞化する。  (4)「見送る」のように複合語を作る。  (5)助詞,助動詞に連なる。 日本語の形容動詞では、どのような基準で「で」「に」を使い分けているのでしょうか。外国人にも理解できるよう、文法的な理論でご回答いただければ幸いです。