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ヤギ抗ウサギ抗体?

courregesの回答

  • courreges
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回答No.2

rei00さんに「蛇足」します. 免疫染色では1次抗体と2次抗体を使用しますよね?「ヤギ抗ウサギ抗体」は2次抗体で使うのだと思います. 一般に,1次抗体は「染色したいもの」に特異的な抗体を選びます.満足いく抗体が売っていないときや新規の物質を染色したいときなどは自分のところで作製した抗体を用いるでしょう. 次に,「染色」するために色素で標識あるいは酵素を結合させた抗体を2次抗体として用います. なぜ2種類の抗体を用いるのでしょう.1つは感度,もう1つはコストの問題があります.特に後者は深刻です.大部分の研究室は貧乏ですから(笑)抗体を標識すると他の用途(たとえば精製など)に使えなくなります.高価な抗体がです!!だから1次抗体と2次抗体にわけ,後者には安価な抗体を使うのです. ヤギ抗ウサギ抗体はウサギのIgGにはすべて利用できます(※).1次抗体を作製するときの(あるいは購入するときの)免疫動物をウサギにすれば,抗アクチン抗体であろうと抗ビタミンD抗体であろうとはたまた抗p53抗体であろうと2次抗体には「ヤギ抗ウサギ抗体」が使えるのです(もちろん同じ検出系なら,ですが)こんな便利なことはありませんよ! ちなみに※の部分ですがこれまた簡単な蛇足を. IgGには抗原を認識する部位とそれ以外の部位があります.後者はウサギのIgGであればすべて共通です.くだんの「ヤギ抗ウサギ抗体」の抗原はウサギのIgGの「この部分」なのです.だから共通に使えるわけですな.すばらしき先駆者達!!

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