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紫外吸収法の測定可能範囲について

紫外部吸収法(280nm)の測定可能範囲について調べたのですが 文献によってその範囲がまちまちで困惑しています。 文献A 0.02~3.0mg/ml 文献B 100μg/ml~ 文献C 定量限界 0.1mg 文献D 100μg/ml~1000μg/ml 文献E 50μg/ml~1000μg/ml とどれが正確な値なのか判断に困っています それぞれの文献の筆者の判断や、その目的によっては前後するのでしょうけど・・・・・ この値だけを使うのなら下限と上限を用いて 20μg/ml~3mg/ml、もしくは20μg/ml~ とすればいいのでしょうけど 実際に実験を行った時に指示された濃度は(10μg/ml~2mg/ml) それとは別の試料を量ったのですがそれは最大4mg/mlまでありましたが測定できました。 この事実を含めると、一体どの値が正しいのか・・・・ ほとほと困り果てています。 一応ですが自分なりには 実際に実験をした最低濃度の0.01mg/mlから3mg/mlを範囲として結論しましたが ご意見いただけませんか? レポートには自分なりの理由をつけて上記のように書いたのでレポートを書くということだけに専念するなら解決はしたといえなくも無いのですが。 あやふや過ぎて、すっきりせず、この疑問に悶々としています。

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  • 38endoh
  • ベストアンサー率53% (264/494)
回答No.2

測定装置の誤差に注目すればすべて解決します。 測定装置は実際には試料の透過率を求めています。この装置の測定精度として,透過率の誤差が ±0.05% 以内であったと仮定します。この時,ランベルトベールの式から考えると,  試料の透過率が 10%(±0.05%) の時の吸光度は 1±0.002,  試料の透過率が 1%(±0.05%) の時の吸光度は 2±0.02,  試料の透過率が 0.1%(±0.05%) の時の吸光度は 3±0.2, となりますね。透過率が低いときほど,吸光度の誤差が大きくなることが分かります。よって正確な定量を行いたければ,吸光度は低ければ低いほど良いということが分かります(※)。 > 実際に実験を行った時に指示された濃度 濃度が大事なのではなく,透過率が大事なのは上に述べたとおりです。透過率は試料の濃度だけではなく,試料のモル吸光係数やセルの長さにも依存しますよね。測定誤差を少なくするには,吸光係数の大きな試料では濃度をより低くする必要がありますし,それでも透過率が低すぎる場合は,10 mm セルではなく 1 mm セルを使う必要があるということになります。 ※ 実際には,透過率の高い範囲では,セル表面やセルと溶液との界面による反射などの影響がでるため,単純に低ければ低いほど良いというものでもありません。私自身の感覚としては,吸光度 1 ~ 2 の範囲を信頼範囲と考えて測定しています。

lalate
質問者

お礼

とても詳しい説明、ありがとうございました。 >吸光度は低ければ低いほど良いということが分かります 確か、先輩から吸光度は3までが限界だと言われた記憶があります。そういう理由だったんですね。 >10 mm セルではなく 1 mm セルを う~ん1mmですか.....10mmが最小だと思い込んでいた節があるので今使ってるのの1/10のものがあるのには驚きでした。 >吸光度 1 ~ 2 の範囲を信頼範囲と考えて測定 う~ん、自分等の実験では0.1~2.0まで、特に1以下の値を用いることが多いですね。 ということは、今までのデータって結構誤差が多かったのかかなぁ///

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その他の回答 (1)

  • mizu_atsu
  • ベストアンサー率41% (180/433)
回答No.1

何を測定したのかはわかりませんが、どの位の範囲を測定できるかは条件によって様々です。使う機器(メーカー、機械の型番等)、測定溶液の組成、測定する物質などによって変わってきます。文献によって範囲が異なるのはこれら条件が違うからだと思われます。つまり、どれも正しい。そしてお使いの機械でどの範囲を計れるかは実際標準液を作って試してみなければわかりません。文献の値はそれを行うときに参考として用いるのが正しいやり方だと思います。

lalate
質問者

お礼

ありがとうございました。 そうですね、やはり機材の精度によってはかなりの広範囲を測定できる事もあるでしょうしその逆もしかりってことですね。 どうも、絶対値的な測定範囲を望んでしまっていた様です お答えの様に文献値は参考にしつつ 実際に測定した濃度を優先的に用いて 今回は決定しました。

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