• ベストアンサー

トキはどうしてなかなか繁殖しないのか

トキの絶滅が危惧されてから40年ちかく、トキの繁殖を人間が 手伝っているのになかなか自然繁殖しません。 トキは特別繊細な鳥なのでしょうか? 例えばサギですが、トキと同じく田んぼの小魚、小動物などを餌にしていますが 相変わらず繁栄しています。 どういう差があるのでしょうか。 よろしくお願いします。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • suiran2
  • ベストアンサー率55% (1516/2748)
回答No.4

サギとトキの採餌行動の比較から,トキにとっては,現在の環境は生活しにくいことが原因の一つのようです。 採餌場所に関してましては,サギの方が脚が長くトキの方が短いですから,サギは多少水深が深くとも,また多少流速があっても採餌場所に出来ますが,トキはサギよりも浅い流速の緩い水辺を採餌場所にしています。つまりサギよりも田んぼに適応していると言えます。裏日本では,昔は稲刈り後に雑草の生育をおさえ,イネの切り株を腐らせるために田んぼには水が張ってありました。現在は水を張りません。トキの採餌場所が減ってしまったのですね。 採餌行動でも大きな違いがあります。嘴をサギとトキで比較すると,サギは鋭く尖っていますが,トキは弯曲しています。サギは目で餌を見つけると素早くガバッと捕らえます。トキは目で餌を探すのではなく,泥に嘴を入れまして上下左右に嘴をふって触覚で餌を探します。トキの採餌行動はトキ特有の独特な首振りを伴う理由です。この方法では,餌の密度が多くないと捕らえることが出来ません。 サギに比べてトキは,特定の場所で特定の採餌方法しか取れませんから,一口で言ってサギに比べて「とろい」のです。環境変化に適応できない程不器用だから絶滅したのですね。

その他の回答 (3)

  • jkpawapuro
  • ベストアンサー率26% (812/3031)
回答No.3

現在日本に居るのは中国産のトキで、これは繁殖していますよ。 何十年も苦労していたのは、日本産のトキが既に絶滅しかけている中、かろうじて生き残っていたトキもみな高齢で繁殖能力がほぼ無いようなものを無理やり繁殖させようとして苦労していました。

回答No.2

http://dic.nicovideo.jp/a/%E3%83%88%E3%82%AD ↑ ご参考に成るかと思います。 他に参考に成るサイトを探してみましたが、見当たらなかったので、ここでは「私見」を書かせて頂きます。 何かの資料で読んだ記憶が有るのですが、 ★『種としての寿命が、弱くなっている』 という考え方が有ります。 人に例えると、個人を見ても「体格が良くて丈夫な人」、「細くて病弱な人」、「長生きな人」、「短命な人」など、色々な人間がいます。 それと同じように「種」としての「強さ」、「弱さ」も色々有るのでは無いかと思うのです。 例えば、「パンダ」。 この動物も、「種」としての繁殖力は、非常に弱いモノが有ります。 「トキ」の場合も、「種」としての繁殖力が強くなく、「種」自体が衰退に向かっているのでは無いか。 そんな推論も出来ると思うのですけどね。

回答No.1

トキは明治時代の始めごろまではスズメと同じどこにでもいる鳥でした。しかし白人が時の毛の美しさから乱獲が始まり 大正時代には能登半島と佐渡島以外はもう絶滅していました。 種というのはある一定の数字以下になると増えなくなります。 いくら人間が頑張っても絶滅しかありません。 だから本物のトキ(ニッポニアニッポン)はとうに絶滅しましたよね。 今のトキはニッポニアニッポンのDNAが入っていますが、中国大陸の血が入っているトキです。 人間もある一定の数値以下になると絶滅します。 自然の摂理なのでしょうが、残酷な事をするものですね。 これでトキが増えてくれればよいのですが。

関連するQ&A

  • トキは弱くて、サギはどうして丈夫?

    同じような形態の鳥で コウノトリ、鶴、トキは少し農薬が入った 餌でもすぐ弱り、絶滅してしまうのに サギ類はどうして強いのでしょうか? 農家の耕運機のあとを追いかけて農薬漬けの 小動物を食べてますが、丈夫です どこがどう違うのでしぉようか?

  • なぜトキの繁殖にこだわるのでしょうか?

    もう何十年もトキの個体数を増やすために莫大な資源を割いていますが、いったいなんの意味があるんでしょうか? いままで絶滅した動物って鳥類だけでもたくさんいるわけだし、中国に生息するトキをつれてきてそれを無理やり繁殖させ、定着させることの意味がさっぱりわかりません。 トキを絶滅に追いやったことに対する贖罪ということでしょうか? だとしても、トキの個体数が増えればそれでOKなのでしょうか? トキの生息できる環境がなければ、トキも無理やり繁殖させれれたところで地獄だと思いますが・・・。 いつも美談として語られ、報道されますが、普通に考えてみればおかしな話だと思います。

  • サギはわんさかいるのに、トキは絶滅

    サギは身近な川などにわんさかいるのに なんでトキは絶滅してしまったんですか? どっちも似たような鳥だと思うんですが・・・

  • トキを繁殖させる理由

    質問はタイトル通り何ですが、どうして中国から連れて来たトキを保護センターは繁殖させようとするのでしょう? 希少動物保護の観点から日本に生息していたトキを繁殖させるという目的の時は、意味が有った様に思いますが、中国から連れて来たトキを日本で繁殖させて何の意味があるのでしょうか?(今と成っては意味が無くなっている様にも感じます) 交配に成功したトキは誕生成功せず、日本古来の種は絶滅したと記憶しているのですが・・・ その目的はどこかに記載されていますでしょうか? 日本産トキのDNAでも使って、日本産トキを復活させる実験をしたいから中国産トキを繁殖させているのでしょうか?(それ以外目的が思いつきませんでした)。 周囲に聞いてもこれは、皆何がしたいのかさっぱり分からないというのが本音の様です。

  • 個体数減少トキの人工繁殖は、善なのか?

    個体数減少トキの人工繁殖は、善なのか? 現在日本では、絶滅が危惧されているコウノトリ目トキ科の鳥トキが、佐渡トキ保護センターで飼育され、人工繁殖が順調に進められている。将来は野生のトキの復活を目指している。 何となく考えると、その行為は善の様な印象をもつ。 違和感を感じ、根本を考えてみると最初に二つの疑問が生じた。 トキが絶滅しようとしているのは、自然の流れではないか? 自然の流れに抵抗しようとして、人工的にトキの人工繁殖を行っても、トキを減少させたメカニズムに手を加えられないから、野生に戻しも、また、減少するだけではないか? 無駄な、行為ではないか?というのが一つ目の疑問である。 恐竜が絶滅した様に、過去に、絶滅した種は数多い。 ある種が絶滅した事で、何か、不都合があっただろうか?と言うのが二つ目の疑問である。 これらの疑問が、最終的に、冒頭の疑問を生んだ、 個体数減少トキの人工繁殖は、善なのか? 皆さんはどう思いますか? この質問は、トキの人工繁殖行為を非難する目的で、提示していません。 純粋に、知的対象として考えたいと思い、提示しています。 ですから、繁殖行為を否定するのか、等の非難は、あたらないと、理解下さい。 参考 トキ http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%82%AD#.E4.B8.AD.E5.9B.BD.E7.94.A3.E3.83.88.E3.82.AD.E3.81.AE.E4.BA.BA.E5.B7.A5.E7.B9.81.E6.AE.96  

  • サギは何故、農薬等に強いのか?

    トキやコウノトリは保護しないと すぐ絶滅します 農薬は厳禁です しかし、サギは耕耘機の後に ついていって、農薬まざりの田んぼの 虫を食べています 相当の量が蓄積しているはずなのに 絶滅どころか、増殖しています サギの被害に悩まされていますが 何故、トキと同じような形態の 鳥なのに、農薬等に強いのでしょうか?

  • トキの人工授精について

    先日、博物館に行きました。 そこで「外来生物の侵入は阻止しましょう」と言う感じの展示がありました。 日本の固有種の絶滅危惧種が書かれてあり、それらの多くの種が外来生物から影響を受け絶滅の可能性がある事等が書かれていました。 また、外来種との混血(雑種)が増えると日本固有種が減る事の問題も触れられていました。 そしてその展示のほかに「トキの人工飼育・人工授精」の話がありました。 自然界(日本)のトキの数が減った時にロシアのトキを連れてきて人工受精をし卵を産んで、今では数羽育っているとの事。そのトキを自然に帰す研究もされているという事も・・・。 ロシアって外国じゃないの? 外来生物を連れてきて「雑種」を作って自然に帰す? 人間が絶滅させそうだから、かわいそう? トキはかわいそうだけど、勝手に連れてこられた外来種は「駆除」? これらの疑問を合理的に解決する方法はないでしょうか? 絶滅したらかわいそうとかの感情論ではなく トキはOKの理由を知りたいのです。 お願いいたします。 トキの研究って税金で行ってますよね。

  • 一度絶滅した動物をまた自然に還そうとする事に関して

    一度絶滅した動物を再起させ、自然に還そうとする事に関連した質問です。 例えば、これに該当する一例は、日本のトキです。 これの意義は、理念としてはまぁよしよしと思いますが、「環境保護の倫理」として正しいのか疑問があるのでよろしくお願いいたします。 例えば、「乱獲防止」「絶滅危惧種保護」と言うものは環境保護として理にかなっています。 何故なら、その種が絶滅する事によって生態系が脅かされ、予測不可能な事態が起きるかも知れないからです。 しかし、既に絶滅してしまったものを再起させる事は話が別です。 例えばトキの場合、トキが絶滅して生態系が崩れてしまいました。それが現在の自然環境です。 非常に残念なことです。しかし、今、トキを自然に還しても壊れてしまった生態系は元には戻りません。もう遅いのです。 そして、トキがいなくなった日本の自然は、新たな生態系と変化し、安定を保っているように思えます。 そこにトキを戻しても、かつてのトキが自然繁殖していた当時の生態系と、現在の生態系はまったく別の世界です。そんな中、トキと言う「新種」を自然に還し、もしも繁殖するような事になれば、その新種と競合する生物との生存争いが勃発します。その中にはその争いに敗れ、絶滅する名も無き生物も出てくるかもしれません。 今の例はあくまでもトキだけの限った話ではありませんが、これはつまり、「一部の環境を保護するために、一部の環境を破壊している」と言う事であり、倫理的におかしいと思いますが、どうなのでしょうか? そう思うのは私だけで、環境保護活動家(支持者も)からすれば全く問題ない行為なのでしょうか? よろしくお願いいたします。

  • 絶滅種のせいで絶滅してしまった動物

    絶滅種、又は絶滅危惧種のせいで絶滅種、又は絶滅危惧種になってしまった動物っていますか?(その絶滅種、又は絶滅危惧種が餌だったためその餌が無くなってしまったので絶滅種、又は絶滅危惧種になった動物)

  • パンダは野生で生きて大丈夫?と心配になってしまう

    どうもパンダの生態を考えると、自然界で生きていくにはあまり優位な感じではなさそうな気がします。 繁殖に関して、動物園は相当苦労している印象があるので、もし人間が介入するのをやめてしまったら、あっという間に絶滅してしまいそうな。 もしかして、動物園という環境が良くないだけで、自然界では案外大丈夫だったりするのでしょうか?