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島根の神話
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島根は神話の宝庫です。 たくさんありますが、有名な場所だけに、何を書いても「知っている」と言われそうな話ばかりですね。 まあ、概略を説明すると、国つ神としてこの地上の支配していた神々の主が「大国主命(大国主神)」です。 大国主命はおさかんな神様で、新潟県の糸魚川で取れる翡翠を受け取りに来て、糸魚川の姫神様(奴奈川姫?)と結婚したりしていました。 天照大御神の子孫、天孫族(天つ神)が大国主命に「国を譲れ」と要求したときに、「あげちゃいなさい」と言ったのが大国主の長子である「事代主神」です。 我々が見慣れた姿で言えば、釣り竿を片手に鯛を抱えニコニコしている「えびす様」です。 その事代主神を、「三穂津姫命」とともに祀っているのが「美保神社」です。 全国のえびす様を祀る神社の総本山です。 ちなみに、三穂津姫命は、高天原から斎庭の稲穂を持ち下って、日本に米作りを勧めた神様です。まあ天つ神、天孫族でしょうね。 一緒に祀られていることから考えると、父神に降伏を勧めた功績で、天つ神と結婚が許されたのでしょうか? 美保神社は、稲穂の関係で農家の信仰が厚く、また女神であって、稲穂→繁栄の象徴ですので安産の神として女性にも支持を受けている由です。 大国主命は、「日本一大きな神社の造築」を条件に、国を譲ることにしたのですが、次男神「建御名方神」がこれに反対しました。 建御名方神は、天つ神の建御雷神と力比べをして(相撲をとって?)敗れ、信濃の国つまり長野県まで逃げてきて、「信濃国から一歩も出ない」という条件で和睦しました。 それが、諏訪神社の御祭神の一柱「建御名方神」です(もう一柱は奥様)。 武田信玄など多くの武将が諏訪神社を信仰し、優遇してきました。 負けた神様をなぜ? と思うかもしれませんが、武将たちは勝負は時の運だと思っていましたし、負ける悔しさを知っている神様なら、勝たせてくれるだろう、というふうに考えたのだそうです。 ちなみに、あのあたりを「中国地方」と呼びますが、なにも中華人民共和国に近いからではありません。あっちが中国と自称しないうちから、島根あたりは「中国」だったのです。 なぜ中国と言ったかというと、高天原と黄泉の国の中間にある国だったからです。 我が国「大八洲豊葦原瑞穂国中つ国」、その中心が島根県あたりで、黄泉の国へ行く穴もあります。
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- tengenseki
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島根の神話とくれば、何はともあれ出雲国風土記でしょう。 8世紀前半に国ごとに作られた風土記の中で、ほぼ完全な 形で残っているのは出雲国風土記だけだそうです。 その中に美保神社についても記載されているとか。
お礼
早速読んでみます。 ありがとうございました。
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黄泉の国の穴・・・・ 高天原への穴もあるといいですね・・・ やっぱり神話的には天と地の中間に地上があるのですかしら・・・ 久しぶりに大学の講議を受けた気がいたします。 島根はこの夏お祭りもあるみたいで盛り上がってますね。 ありがとうございました。 中国地方を忘れない気がします。