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体が太る仕組みを簡単に教えて下さい。

ID10T5の回答

  • ID10T5
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回答No.5

ボクなりの糖質制限ダイエットの理解を紹介しておきます。 糖質を制限するウェイトコントロール法のことを糖質制限ダイエットとか低炭水化物ダイエット、ローカーボダイエットなどと言います。 歴史的には米国のアトキンス博士(Dr. Robert Atkins)という人が1970年代に提唱したものです。 炭水化物はすぐに身体の中で糖に変換されます。糖は細胞において容易に酸素と結び付いてエネルギーになります。 ローカーボダイエットは糖質を制限する一方で、脂肪とタンパク質は摂取してもいいことになっています。糖質を制限するとエネルギー不足になるか、というとそんなことはなく、代わりに脂肪とタンパク質が糖に分解されてエネルギーになります。ローカーボダイエットの原理を簡単に説明すれば、糖質の摂取を制限することで、糖質の代わりに体脂肪がエネルギー源として代謝され、体脂肪が減ることで減量につながる、という考え方です。 ローカーボダイエットは元々糖尿病患者の対処療法でした。糖尿病患者はインスリンがうまく分泌されないので血糖値をコントロールする必要があるため、仕方なくローカーボの食事を摂っているのです。糖尿病患者の中には太っている人も多いのですが、食事療法を通じて痩せていくことがしばしば観察されていたので、これは一般人にも効果があるんじゃないか、というあたりが着眼点だったのでしょう。 ところで、日本人の食事は主食(ご飯)と副食(おかず)から構成されますが、米国人の食事はそのような発想がなく、メインディッシュとサイドディッシュという考え方を採ります。メインディッシュには肉や魚がドーンとあって、サイドディッシュでポテトやパスタ、野菜の付け合わせ、パンなどを摂るのです。 ローカーボダイエットはタンパク質と脂肪摂取をOKとしていたので、米国人にしてみればサイドディッシュさえ諦めればよく、メインディッシュは今まで通り食べてもいいですよ、というものでした。したがって食事制限をしていても比較的満足感が高く受け入れられやすかったということが、ローカーボダイエットが急速に広まっていった要因の一つだったのではないかなと思います。 日本でもバブル期に金持ちになり、食の西洋化が進み、おデブちゃんが増え始めウェイトコントロールの必要性が高まってきました。日本は欧米から食文化とともにウェイトコントロールのアイデアも輸入していきました。ジョギングをすれば痩せられる、ヨガをすれば痩せられる、エアロビクスやダンスエクササイズ等々、そんな中にローカーボダイエットがあったんです。90年代以降「ご飯は太る」という認識が急速に高まって行き、農協が慌ててご飯を食べようというCMを流す破目になったりと、社会的な影響が絶大でしたね。 米国でも2003年、2004年ごろにローカーボダイエットの人気が絶頂を迎えました。お米やパスタの売り上げが落ちたり、ドーナツチェーンのクリスピークリームの業績が低迷しました。ところがそんな中、提唱者のアトキンス博士本人が心筋症で気を失い頭を打って急死するという事件が発生。彼はダイエット提唱者であるにも関わらず太っていたという説もありますが、年齢的にも72歳だったので、必ずしも肥満が原因かどうかは特定できません。 その後、ローカーボダイエットの安全性も急速に見直されるようになり、現在では糖尿病患者を除いてはローカーボダイエットは下火になってきています。炭水化物は人間にとって必須栄養素であって、それを極端に制限すれば当然栄養バランスが崩れるわけです。結局のところ、太るのは摂取カロリー>消費カロリーというだけだということに改めて気付いた、ということになります。 ところが日本人は英語が読めませんので、本国米国で日々起こっていることなんかフォローできません。アトキンス博士のように著作物の中で考えをまとめて紹介してくれれば、誰かがそれを日本語に翻訳してくれるでしょうから、それを読んで何とか理解できるでしょう。ところが、日々のニュースまでは追い切れないので、ぽつりぽつりと起こることまでは分からない。 ということで、とっくに米国ではローカーボダイエットが下火になっていることにまだ気づかず、今でも糖質制限は重要だ、などとけなげに信じ込んでいるということなのです。とくに困るのは医者がこういうことを言うんですね。一度信じ込んでしまったことを修正するのは大変です。 そして今に至るというわけですね。 結局のところ、この機会に糖質制限なんかしても無駄ですよ、摂取カロリーをトータルで抑えないとダメなんです、ということを認識いただければいいでしょう。

morino_kuma3
質問者

お礼

単純に楽してダイエットは出来ないことが分かりました。 糖質を制限すれば蛋白質をある程度多くとってもやせられるような錯覚を抱いてしまいました。 だから期待して糖質制限を注目していたのですがアドバイス下さった皆さんはやはり不支持で バランスを考えた食事がベストだと言う事が再認識できました。初心に返ってカロリーを重んじてダイエットに取り組みたいと思いました。 本当に適切なアドバイスを頂きありがとうございました。。。

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