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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:楽譜の解読はなぜ必要なのですか?)

楽譜解読の必要性とは?

このQ&Aのポイント
  • 楽譜解読は、モーツァルトやベートーベンなどの作曲家が書いた曲を演奏する際に、作曲家の意図や人間性を理解し、表現するために必要です。
  • かつては録音機器が存在しなかったため、作曲家が作った音そのものを聴くことはできませんでした。しかし、作曲家の曲を聴いたり、彼らの気持ちや思考を知る人がいる場合は、研究によって近い表現が可能です。
  • 現代の演奏家が研究する理由は、作曲家の技法や表現方法を尊重し、正確に再現するためです。また、作曲家の曲が直接伝承されていない場合でも、研究によってその価値が認められ、広まったケースもあります。

質問者が選んだベストアンサー

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noname#157218
noname#157218
回答No.3

 クラシック音楽は、日本の歌舞伎や能・狂言などと違って、決して「古典芸能保存」ではないのです。モーツァルトやベートーベンの曲であっても、今現在の演奏としてどう弾くのか、ということが大切です。  そもそも、ピアノにしても、バイオリンの弦や弓にしても、当時のものと現在のものとでは大きく違います。楽器は、ある意味工業製品ですので、どんどん進歩しています。昔はサロンの小じんまりした空間で演奏し聴かれていたものが、現在では大きなホールで演奏されます。  モーツァルトやベートーベンの時代(18世紀末から19世紀初めごろ)は、少人数の王侯貴族が聴きましたが、19世紀後半以降は富裕な市民階級が、今は一般大衆が聴衆です。音楽の上品さやニュアンスよりも、派手で聴きばえのする演奏の方が好まれるようになったかもしれません。  また、日本ではクラシック音楽と言えばドイツ・オーストリアですが、それ以外の国、たとえばフランス、ロシアなどでは、演奏の伝統や流儀、音楽の在り方や嗜好などが大きく違っていました。今のように、テレビやインターネットで情報交換することもなく、CDなどで相互に音楽や演奏に触れ合うことがほとんど不可能だったからです。  そういう時代には、「世界標準の音楽や演奏」などは存在せず、同じ曲でも時代や地域によって演奏が変わるのが当たり前でした。  さらに、クラシック音楽では「個性」が重視されますので、「他人のサルまね」の演奏は評価されません。  ということで、自分がどう演奏するかを考えるときに、その曲のオリジナルが「どのように作曲され、どう演奏され、どう聴かれたのか」といったことを自分なりに消化した上で、「では今の自分はどう演奏するか」ということになるわけです。「誰かが伝承してくれたもの、教えてくれたもの」ではなく、自分で考える必要があるのです。これは演奏家の「個性」として、一人一人がその音楽とどう向き合うか、ということであって、演奏家である以上必ず必要なことです。

noname#147490
質問者

お礼

昔のままを伝えていくのが大切なもの、時代の変化に合わせて改善を繰り返していくもの…古きよきものにも様々あるんですね。 演奏する側が譜面通りに弾くロボットなら感動はしない…曲を知り理解して自分の演奏を作り上げているから感動したり好きになっていくんだなぁと思いました。 「自分なりに表現すればいい」という人、「もっと曲の背景を知って…なんちゃらかんちゃら」という人、全然違うこと言ってると思ってましたがどちらも正確だったんだと分かりました。 ありがとうございましたm(_ _)m

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その他の回答 (3)

noname#146568
noname#146568
回答No.4

価値ある研究は、あなたもおっしゃるオーセンティックな演奏を究める研究位です。 例えば、バロック時代なら当時のオリジナル楽器を使用したり、譜面の装飾記号と奏法について詳しく解析したりと、不完全ながら忠実な再現を試みる研究があります。 古典派以降の作品も同様の試みはありますが、こだわりとしては少数派で、そうしたオケも少なくマイナーです。 現実、古典派以降の作品で使う楽器はどれもモダン楽器ですから、当時の再現には全然なっていません。 スタインウェイを使ったピアノレッスンで、「それはモーツァルトの音色ではない!」と叱る教授は相当頭が悪いと言えます。違って当たり前だからです。楽器の構造が全く違うので。 つまり、オーセンティシティの研究意外はどれも相当いい加減で、当時と違う楽器を使ってながら、何を語るのかと言う感じです。 つまり、いわゆる楽譜や演奏の研究というのは、演奏者と教える人間の単なる主観に過ぎず、作曲家の意図の研究などと言うのはド厚かましい話です。根拠がありません。 熱意で必死で演奏する大阪フィルハーモニーと、手抜きのベルリンフィルハーモニーを聴き比べたとしたら、後者の演奏に感動するはずです。 クラシックは、最低限テクニックが前提ですから、作曲家の意図や譜面の研究などは、ファクターとしては小さいものです。 解釈云々より、まずはテクニックです。 日本国内で研究とか言ってるのは、演奏者や教授が体裁や権威を装ってるだけです。 演奏者も実はテキトウであることは自覚しておりますが、もっともらしい顔してたらどうになる世界だとわかっています。 実際、聴衆もいい加減で、楽器の演奏経験もなくて、何だかわかったような顔してるのは滑稽であり、演奏解釈と個人的な嗜好には相関などありません 皆さん、テキトウに好きなように演奏してるだけです。

noname#147490
質問者

お礼

素人ですが…適当なベルリンフィルに感動してしまうのは何とも(^_^;)そもそもベルリンフィルに入ったなら、適当な演奏をする時点で辞めて欲しいなんて思ってしまいました(笑) 確かに素人です。聞く耳も肥えてません。ただ、研究する方たちは、体裁でしている方がいたとしても、より曲を理解して吸収しようとしているんだと信じたいです。 適当で感動させようという人たちは自然淘汰されるはず。そう思って素人なりに音楽に触れていきたいです。

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  • urax2
  • ベストアンサー率22% (69/301)
回答No.2

くわしくは専門書を参考にしていただきたいのですが、(1)自筆譜、(2)出版譜、(3)演奏譜、(4)演奏習慣、(5)楽器、といった点で研究とその成果を世に問う試みが主流になっています。バッハ、ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェンなどの時代は作品をずっと後まで正確に演奏できるよう楽譜を残す習慣がありませんでした。出版社の技術も低く、明らかな間違いや勝手な変更も多かったのです。で、1970年代までは演奏する側が演奏しやすい変更が加えられて習慣として定着しました。楽器も当時のものより弾きやすく大きな音がでるよう改良されてきました。70年代以降、自筆譜のあるものはそれを参照して、作曲家が思い描いたであろう作品をめざして再現する学者と演奏家が現れたことで少しずつ演奏表現が変わってきました。いまではバロック時代からベートーヴェンまではヴィブラートなしか控えめで早めのテンポで演奏するHIP(Historically Informed Performance)がかなり普及しています。

noname#147490
質問者

お礼

聴衆、楽器や会場…様々な条件が変化して、かつ作曲家が書いた通りの譜面ではないものが流通… 私たちが当たり前のように耳にしている名曲にも紆余曲折があったんだなぁと考えさせられます(>_<) 研究なくしては聞けない音もあるんだということがわかったような気がします。ありがとうございましたm(_ _)m

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  • DJ-Potato
  • ベストアンサー率36% (692/1917)
回答No.1

モーツァルトやベートーベンの名曲を、楽譜通りにパソコンで再生しても、聴く人を感動させることはできないでしょう。 もし、タイムマシンで当時の音を録音してきて、それをコンサートホールで再生しても、聴衆は感動しないでしょう。 音だけの問題ではない、演奏者の気持ちが聴衆に伝わる、そんな部分も含めての演奏なんだと思います。 つまり、演奏者本人が気持ちを込めて演奏できる状況にならないと、いい演奏ができない、ということでしょう。 演奏者が音楽に気持ちを込めるなら、演奏者がその音楽に込められた物語を想像するのが一番だと思います。 なので、演奏者は作者の気持ちを汲み取ろうと、音楽を研究するのでしょう。

noname#147490
質問者

お礼

私が間違ってとらえていたのがよく分かりました(^_^;) 確かに思い出してみると、のだめでも理解することで曲を自分のものにしていくような話だったと… 完璧な再現を目指しての研究とは違うということが分かりました!ありがとうございます(^_^)

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