• ベストアンサー

組換えタンパク質の培養細胞での発現法について

大きく分けて(1)一過性(2)恒常的発現(染色体に組み込まれるものとエピソーマルに維持するもの)がありますが、この二つの具体的な方法と利点・欠点を教えてください! よろしくお願いします!!

  • 93b
  • お礼率15% (6/38)

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • otx
  • ベストアンサー率44% (256/576)
回答No.2

URLで示した方法で導入すると、まず最初に多量のDNAが核の中に入ります。 ほとんどの場合、プロモーターをもったプラスミドであるので、 核の中に入るだけでプロモーターから転写翻訳が行なわれるので 多くのタンパク質が発現することになります。 しかし、細胞分裂や何かのきっかけで核の中から出たりなどして、DNA量が減っていくので 一過性になります。 その中で、どういう機構かはよくわかっていませんが、たまたま染色体に導入されるDNAがあります。 それは分裂しても細胞に受け継がれて行くので恒常的に発現することになります。 しかし、染色体に導入される確率は高くないので、発現は一過性よりも低くなります。 ウイルスを使った導入では、もともとウイルスDNAは細胞の染色体に導入されるものなので、 恒常的に発現する細胞が出来上がります。(アデノウイルスは違ったような気がします。) ただ、ウイルスの場合、多少の毒性があったり、分裂が活発な細胞でないと導入しづらいということがあり、 多量に発現させることが難しいときがあります。

93b
質問者

お礼

ありがとうございました!

その他の回答 (1)

  • otx
  • ベストアンサー率44% (256/576)
回答No.1

あまりに大まかな質問なので、回答があまりにも長くなりそうなので 簡単に書かせていただきます。 遺伝子導入の方法は、 これらや http://akif2.tara.tsukuba.ac.jp/protocols/TF_ishikawa.html アデノウイルス、レトロウイルス、レンチウイルスを使ったものがあります。 これらを使って導入すると、一過性であったり、苦情的(方法によって効率は異なる、アデノではできなかった気がする)に 発現する細胞ができあがります。 一過性の利点は、高い発現量が期待できるということ。 ただ、すべての細胞で同じ発現量ではないです。 恒常的発現の利点は、この実験をするときはほとんど、 発現している細胞をクローニングしますので すべての細胞が恒常的に発現しているということになると思われます。 なので、すべての細胞が安定して発現しているという状態で実験できる、ということでしょうか。 ただ、一過性に比べて発現量は一般的に低いです。

93b
質問者

補足

回答ありがとうございます!! 一過性と恒常的は、導入する遺伝子の特徴の違いではないのでしょうか? 一過性なら、一過性に発現するベクターの導入で、恒常的なら、染色体に組み込まれるかエピソーマルな特徴を持つベクターを導入することかなと少し考えていて思ったのですが…(^^;)

関連するQ&A

  • 遺伝子の発現について。

    生物学に詳しい方、教えて下さい。 染色体(染色糸)は、分裂期に、糸の撚りが強くなり、凝集するかと思います。 こうなることで、遺伝子の発現に影響はないのでしょうか? 私の勝手なイメージでは、パッキングが強くなると、発現の頻度が低下してしまう気がするのですが、発現頻度や、発現量に影響がでないのでしょうか? すいませんが、教えて下さい。よろしくお願い致します。

  • 遺伝子発現について

    染色体は2対ありますが(父由来・母由来) 遺伝子発現はどちらの染色体を使われているのでしょうか? どちらか1方を選択的に? 両方? 片方の遺伝子に変異が入ったら、そっちは使わない? あまりよくわかってないのでお願いします。

  • ”哺乳類のメスでは、X染色体上に存在している遺伝子からの発現量が、オス

    ”哺乳類のメスでは、X染色体上に存在している遺伝子からの発現量が、オスと同程度になるようになるように、2本のX染色体のうちの1本からの発現が、Xist RNAという因子の働きによって抑制されている”ということですが、それならば、メスらしさというのは、どうやって生まれているのでしょうか?Y染色体から発現する因子が無いと、メスになるようなバランスになるということなのでしょうか?またさらに、Y染色体が関わる機構とは別に、メスでは何かポジティブにメスらしさを生み出すような仕組みも存在するのでしょうか?XistによってX染色体の遺伝子発現量の制御がなされていることを知って、疑問に思いました。どなたか教えていただけると助かります。どうぞ宜しく御願い致します。

  • タンパク質の大腸菌での発現。

    26kdaのリコンビナントタンパク質とその変異体を得るために大腸菌での発現を行っているのですが、野生型のタンパク質は培養し菌体回収後、超音波破砕処理した時可溶性、不溶性画分がそれぞれ半分ずつぐらい出るのですが、変異体ではすべてが不溶性に発現するためrefoldingを行おうと思っています。その条件検討のために野生型不溶性画分を何回も超音波破砕処理し、SDS-PAGEで単一なバンドを得たいのですが、なかなか単一になりません。超音波破砕処理以外の方法があるのでしょうか?よろしくお願いします。

  • タンパク合成

    現在、タンパクX(イムノグロブリンスーパーファミリー(IgSF)に属する分子量約120kDa)の合成を修飾等を考え、哺乳類細胞で行っていますが、今のところうまくできていません。また、IgSFに属するタンパクはできにくいという噂を聞いたこともあります。そこでいくつか細胞の種類を変えて試してみようと思っていますが、文献をみたところ、IgSFのタンパクはcos細胞を使っている場合が多いようです。しかし、目的が多量のタンパク精製であるため、一過的な発現系ではなく、恒常的な発現系を作りたいと思っています。また、哺乳類細胞ではなく、昆虫細胞を使った方がよいのでしょうか?ただ、昆虫細胞を使った実験系は行った事がないので、実際に動き出すまでに多くの時間と費用がかかりそうなのでできれば避けたいと思っています。  「こんなふうにしたらうまくいった」など、どんなことでもかまいませので、アドバイスがあれば、ぜひお願いしますm(_ _)m

  • 抗生物質を用いた安定発現株に関して

    よくネオマイシン耐性遺伝子を含むプラスミドをリポフェクションによって細胞に導入し、ネオマイシンによってセレクションを行って安定発現株を得ると言う実験が行われていると思います。 この安定発現株って、細胞がプラスミドをプラスミドの形で安定に保持し続けているんでしょうか? それとも染色体内に組込まれて保持されているものなんでしょうか? 調べてみたけどよくわからなかったので、どうか教えて下さい。

  • 細胞について

    1・細胞とは何か? 2・細胞の構成要素で重要なものを3つあげ、その理由を説明せよ。 この2つの問題について調べています。1は、様々な化合物の濃い水溶液を膜で包んだ、生物の基本的な構成単位であり、細胞分裂・遺伝子発現・代謝・生殖・成長などの能力を持ち、生命現象を支えているもの。 2は、細胞膜・リボソーム・染色体が重要である。細胞膜は、細胞内外を隔てているだけではなく、受容体を介して細胞外からのシグナルを受け取る機能や、細胞内外への選択的な物質輸送、膜電位の発生などの機能を有しているので重要である。リボソームは、細胞膜など生体膜の成分で、酵素・抗体などの主成分であり、細胞の構造を維持するのに働く、タンパク質をつくる場であるので重要である。染色体は、遺伝情報であるDNAが存在するため重要である。 2の問題は、原核細胞に存在する構造で考えなさいと言われました。 この解答であっているでしょうか?間違っている部分などがありましたら、ご指摘ください。また、この問題を解くのに参考になるページがありましたら、教えてください。

  • 大腸菌でのタンパク発現の封入体

    大腸菌でのタンパク質発現について質問です。大腸菌でタンパク質を過剰発現させた場合、 タンパク質が封入体に蓄積されることがよくありますが、原因はフォールディングが追い付かない、も しくは原核生物だから真核生物のタンパク質を正常にフォールディングできないからでしょうか? この回避方法として、真核生物である酵母でタンパク質を産生させると思うのですが。 また、疎水性タンパク質が封入体を作りやすいのは、疎水性相互作用による凝集するからでしょう か?

  • 各種細胞に含まれる染色体数

    私は生物に関して門外漢であるので、的外れな質問をしているかもしれませんが、ご了承ください。 質問の内容は単純なもので、体のどこから採取してきた細胞でも 必ず23対の染色体を含むかどうかということです。要は、どの細胞においても23対の染色体にコードされている遺伝情報が必要かどうかということです。 というのも、かならず23対の染色体が含まれるのであれば、どの細胞でも同じ機能しかもたいないのではないかと思ったからで、細胞の機能の機能発現の調節はどのように行っているのでしょうか? ヒントでもいいので、どなたかご教授ください。 質問内容をうまく表現できていないと思うので、必要であれば補足します。

  • 免疫染色を分泌蛋白で検出できますか?

    免疫染色を用いて、炎症組織で分泌する細胞が浸潤してきたことを調べたいと思い、いろいろと試していますが、うまく染色することができません。 見たいタンパク質はサイトカインです。LPSを投与して刺激した後に、各種のサイトカインの発現パターンを免疫染色で調べています。 1)分泌蛋白を染色する場合には組織の固定方法をパラホルムアルデヒド で行うことで問題は無いでしょうか? 2)固定は還流固定の方がいいのでしょうか? 3)分泌されている蛋白が大量にある場合には、特定の細胞を染め出すということはできないのでしょうか? 4)染色できるとしたらどのようなサイトカインであり、染色できないのはどのようなサイトカインでしょうか? 5)使用する抗体によって結果が大きく左右されるものなのでしょうか? 以上よろしくお願いいたします。