• ベストアンサー

和歌の文法が解りません!

古文の問題で次の短歌がありました 「見渡せば柳桜をこきまぜて都ぞ春の錦なりけり」 助動詞「けり」の意味と活用を答えよ!という問題ですが、正答は「詠嘆、終止形」でした 歌の中での「けり」は「詠嘆」が多いとわかっていますが、係助詞「ぞ」の係り結びで「けり」ではなく、そもそも、連体形「ける」なのではないか?と思うのです 教えてください!

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • TANUHACHI
  • ベストアンサー率31% (791/2549)
回答No.2

 素性法師の作で出典は「古今集」ですね。手許にあるテクストで確かめたところ、質問者様のご理解が正解です。恐らくは出題者のミスパンチか何かと思われます。  出典元には「見渡せば柳桜をこきまぜて都ぞ春の錦なりける」とあります。他にも百人一首の三十五番、紀貫之の「人はいさ こころも知らず ふるさとは 花ぞ昔の 香に匂ひける」などの作品用例もありますね。

harumi1786
質問者

お礼

出典から調べてもらって、しかも、他の例文まで教えて頂き、スッキリしました。ありがとうございました。

その他の回答 (2)

  • SPS700
  • ベストアンサー率46% (15295/33014)
回答No.3

この素性法師の歌は、書写本によって少なくとも3種の終わりがあるようです。     みやこそはるのにしきなりける(粘葉本 でっちょう)     みやこそはるのにしきなりけれ(近衞本)     近衞本は「みやこ」を「宮こ」と書く習慣があったので、「こそ」は「れ」に終わると係り結びの間違いから出来たものでしょう。     この場合質問者様のご推測通り「ける」で終わる粘葉本が正しいと思われます。 『和漢朗詠集』の粘葉本については下記などをご覧下さい。     http://www.geocities.jp/muku820/syo9.html

harumi1786
質問者

お礼

丁寧な解説、ありがとうございました。古文が苦手で苦労しています。これからも何かと教えてください!

  • jasko
  • ベストアンサー率24% (478/1966)
回答No.1

そうですね。 見わたせば柳桜をこきまぜて都ぞ春の錦なりける あなたの考えのほうが正しいみたいですね。 問題が間違えているんじゃないですか。

harumi1786
質問者

お礼

ありがとうございました

関連するQ&A

  • 漢文の「や」の品詞について

    漢文での「や」の品詞がよく分かりません。 疑問:「何A」・・・・・・・「何ゾA(連体)(ヤ)」(どうしてAするのか) cf) 「何疾」・・・「何ゾ疾キや(なんぞはやきや)」 詠嘆:「何其A乎」・・・「何ゾ其レA(連体)ヤ」(なんともAであるなぁ) これらの「や」の品詞は何でしょうか? そしてなぜ連体形に接続するのでしょうか? 古典における終助詞の用言への接続を調べてみると... 終助詞の「や」は疑問では終止形や命令形や体言に接続し、反語では已然形に接続するとあり、 係助詞の「や」は終止形に接続するとありました。 いずれも連体形に接続はしないので何なのか分からなくなります。 終助詞「や」の場合、「何疾」は「なんぞはやしや」と形容詞ク活用に終止形で接続するように思えます。なぜ「はやき」と連体形なのでしょうか? 係助詞「や」の係り結びに関係するのでしょうか? 皆さんよろしくお願い申し上げます。

  • 百人一首の文法について

    古文の文法の勉強の為百人一首を逐語分析しています。 その中で一点ひっかかっているものがあります。教えて頂ければ幸甚です。 めぐり逢ひて見しやそれともわかぬ間に雲隠れにし夜半の月かな  紫式部 この「見しや」を分解するとどうなるでしょうか? ある解説では 見=動詞(上一段活用)見るの連用形  し=過去の助動詞きの連体形 や=係助詞 とありました。 ところが広辞苑では係助詞「や」は活用語には終止形に接続するとあります。 どのように考えたらいいでしょうか? よろしくお願い致します。

  • 「いるならいるで」文法的に…。

    「いるならいるで」の「で」は 文法的にはどう解釈できるでしょうか? 1.「で」を格助詞と考えると、 格助詞は名詞に付くので 「いるで」は動詞+格助詞になってしまいます。 2.「で」を接続助詞と考えると、 接続助詞は連用形に付くので 「いるで」は連体形または終止形+接続助詞になってしまいます。 3.「で」を助動詞「だ」の活用したものと考えると 「いるで」の終止形は「いるだ」になってしまいます。 外国の方に聞かれて困っています。 よろしくお願いしますm(_ _)m

  • 係り結びでもないのに文末が連体形なのはなぜ?

    「そこなりける岩に指(および)の血して書きつけける」という文の文末の「ける」は過去の助動詞「けり」の連体形だと思うのですが、係り結びの係助詞もみあたらないのに、なぜ文末ば連体形なんでしょうか?疑問の副詞があるときも、係り結びになるらしいですが、それもみあたりませんし。。よければ、意見きかせてください。ちなみに、出典は伊勢物語です。

  • 伊勢物語 あづさ弓 文末の連体形

    宜しくお願いします。 伊勢物語の あづさ弓 という章段に、文末が突如連体形で終わっている部分があります。  ~そこなりける岩に、指の血して書きつけける。 文末の助動詞「けり」が連体形で終わっているのですが、これは係り結びもないと思います。なぜ連体形なのでしょうか。単純に詠嘆の効果なのでしょうか。 詳しい方、宜しくお願いします。

  • 以下の古典文章の品詞分解は正しいですか?

    「やはらぐ心は必ずつきぬべきを」(訳:必ず和らぐ思いになるほどであるから」)を品詞分解しました。 「やはらぐ」・・・ガ行四段活用動詞の連体形 「心」・・・名詞 「は」・・・係助詞 「必ず」・・・副詞 「つき」・・・カ行四段活用動詞の連用形 「ぬ」・・・完了の助動詞『ぬ』の終止形 「べき」・・・当然の助動詞『べし』の連体形 「を」・・・格助詞 これで正しいでしょうか?

  • この「ぞ」は?(古文)

    問題集で、 「日数のはやく過ぐるほどぞ、ものにも似ぬ。」 という文が出てきたんですが、この「ぞ」って係助詞じゃないんですか? 係助詞だったら連体形になるはずなのに「似ぬ」と終止形になってるので疑問に思いました。 古文勉強中の超初心者であります。

  • 古文の助動詞。

    古文の助動詞にはこの助動詞は連用形の後につくというふうにそれぞれ決まっているようですがその活用形というのはどうやって区別していけばいいのでしょうか。 けりだと連体形の後につくようですが (けら)|○|けり|ける|けれ|○というような活用形があるようです。連体形の後にしかつかないのにこのような活用形があるのはおかしいと思うのですがどういう意味なのでしょう? 分かりにくくてすみません。

  • 疑問の助詞「や」の接続について

    大西民子の歌   完(まつた)きは一つとてなき阿羅漢のわらわらと起(た)ちあがる夜無きや   降りやまぬ雨の奥よりよみがへり挙手の礼などなすにあらずや  この「無きや」「あらずや」の「や」はいずれも文末に終助詞的に使った疑問の意と思われますが、前者は形容詞「無し」の連体形に、後者は打消の助動詞「ず」の終止形に接続しています。終助詞的の「や」については疑問の場合は終止形に、詠歎の場合は連体形に接続と理解しているのですが、ここはどう理解したらよいかお教えください(「夜無きや」は詠歎とは思えませんが)。  

  • 古典 係り結び

    いつか若やかなる人など、さはしたり(き) の「き」を活用しろというものなのですが、か→きの係り結びによって連体形の「し」になるのはわかるのですが、 肝心の「か」は「若やか」の「か」でいいんでしょうか?  「若やか」という意味の言葉はあるので、係助詞ないじゃん・・・と思ってしまいました。 わかりにくいとおもいますが、どなたか説明おねがいします。