セシウム汚染した牛肉を流通させた業者の処罰

質問

今回（2011年7月）のセシウム入り牛肉流通事件ですが、放射能汚染されている可能性が高い牛肉を出荷した畜産農家、畜産業者って刑事罰の対象にならないのでしょうか？
過失でなったのではなく、政府が使うな、と言った野ざらしの牧草、飼料をあえて食べさせたのですから、今回の件に関しては「原発被害者をよそおったテロリスト」に他ならないと思うのですが、畜産農家逮捕のニュースは聞きません。

またこの事件によって「風評被害」というものは存在せず、「○○県産の食品を買わなかった、食べなかった消費者は正しかった。」という証明にもなってしまいました。
風評被害の賠償に我々の納めた血税が使われるのも”おかしい”と言わざるおえません。
この畜産業者の処罰はどうなるのでしょう？

回答No.7

jhonxx

かなりの量のセシウムが肉に入っていることを知りながら牛肉を販売すれば、詐欺罪になることがありますが、「放射能汚染されている可能性が高い牛肉」という程度では、詐欺罪の故意がありません。
　肉のセシウムにより、人が死亡したり、人体被害が現実に生じれば、業務上過失致死傷が問題になりますが、セシウムの含まれた肉を何年も大量に食べ続けなければ、検証できないでしょう。微量の放射能については、５０年くらいかけて人体実験でもしない限り、実害の有無はわからないのでは？　
　したがって、刑事処分はおよそ問題になりません。

　他方、風評被害は、現実に被害が生じれば賠償の対象になります。原子力賠償法は、過失がなくても賠償するという無過失賠償責任を定めているからです。ただし、賠償主体は東京電力ですが、国は国策として、原子力発電を電力会社にやらせていたので、政治的には国の責任も免れないでしょう。

回答No.6

7kugino

カンが罰せられないのにおかしいでしょうね。

回答No.5

SPROCKETER

業者が悪いと言うよりも、文部科学省が福島第一原発事故以降は宮城・福島・茨城などの高濃度放射能汚染地域の放射線量を隠して公開しようとせず、マスコミも報道しようとしなかったのが原因のようです。

　それだけではなく、放射線量が基準値以下に下がるまで非公開を続け、下がってから公開を始めるという驚くべき状況で、宮城・福島・茨城の３県は農家や業者を含めて、福島第一原発事故後に高濃度放射能汚染が続いていた実態を誰も知らなかったようであり、行政の怠慢が原因で引き起こされた人災でしょう。

　マスコミも高濃度放射能汚染が続いていたのを知りながら報道しようとせず、汚染牛肉事件が問題化してから急に報道を活発化させるなど、事件にならなければ隠し通そうという姿勢が濃厚です。

　牛肉だけでなく、福島を中心に東日本の広範囲に放射能が飛散しているのは間違いなく、下手をすれば、この地域全ての農産物・畜産物が商品価値を失う事態になりかねない状況のようです。

　福島と新潟の県境の山岳地帯で異常な高濃度に放射能汚染された残雪が発見されています。政府は２０～３０キロメートル圏内という甘い基準で規制していますが、実態は１００キロメートル圏内が危険地域に指定されるべきだったようで、政府の認識の甘さ、行政の秘密主義の弊害が明るみに出た事件です。

　私も東日本産の農産物を食べている人間ですので、非常に心配しております。正確な情報公開が徹底しておこなわれないと東日本製品はボイコットせざるを得ません。

補足

正確な情報を知っていても流せないのではないでしょうか？
常識的に考えても、”肉牛だけの問題？””同じ出所の餌を食べた鶏や豚は？””野ざらしの餌に放射能汚染なら野菜は違うってありえる？””海産物なら海でつながって太平洋全部”・・・・という事になります。

回答No.4

11meron

今３月の事故当時の農水省の（国）の対応について、調べてみました。
３月２１日まで高放射能の拡散、飛来について現地に知らされていなかったようです。
危険性や飼料、水等の管理について、指導のあったのはその後（２１日に県に指示）ですね。

一番危険な時期は畜産農家にはなにも知らされていなかったわけです。
本当のことを知らせていない現実も無視できませんね。

農家にも落ち度はあるようですが、それで片付けていいものでしょうか。
２０キロ圏外が危険と言われだしたのはその後ですからね。

あらゆる可能性や危険性を施策に反映するのは、日本の優秀な官僚の仕事ですから。
なんとも検査点数の少なさとズサンな検査体制が露見しましたね。
いつも馬鹿を見るのは、消費者と末端の生産者や商店主ですね。

回答No.3

noname#246942

この農家は、刑事処分を受けなくても、いずれ同じ福島県の畜産農家に吊るし上げを食らう事になるでしょう。

でも、今回の事は本当にやるせない気持ちでいっぱいです。

あなたも自分も、きっと誰でも、「自分達の生活を守りたい」と言う気持ちは一緒なのだと思います。

自分らの住む県にも、先日この牛肉が卸されていた事が発覚しました。

やはりドキッとしてしまいましたよ。。。

出来るものなら摂取はしたくはない。
でも、出来るものなら、その農家もそう言う肉を出荷させたくなかったんだろうな、と思いました。

風評被害は、我々が決める事ではありません。

この農家以外に、制限をきちんと守り、真面目に出荷していた農家も「同じように見られてしまった」のであれば、それは彼らから見れば間違いなく風評被害になるのだと思います。

こう言う結果もあれば、実際に汚染させていなくても売れないと言うもう一つの結果もあります。

互いが同時進行の結果故に、「正しい」答えが見つかりません。

ただ、やはり「この原発事故さえ無かったら」と言う、今更思ってもどうしようも出来ない答えだけに辿り着いてしまいます。。。

補足

「自分達の生活を守りたい。」というつもりはありません。
キレイ事、偽善で福島県産の農作物わざわざ買っていませんし、産地が明確でない「外食」も3月から避けています。それぞれの自己管理だと思っています。”風評被害で現地のひとが困っている」なんてマスコミの報道を鵜呑みにはしません。風評被害を拡げているのはマスコミだと思っているからです。

また、「この原発事故さえ無かったら」と言うより、原発の管理側の問題であって、火力発電でも水力発電でも、ずさんな管理であればそれなりの事故は起こるでしょう。
だから「原発そのもののせい」にするのはそもそも間違いだと思います。
交通事故で家族が死んでも「自動車が存在したから、自動車反対！と言わなかったから」と思わないでしょ？

回答No.2

noname#148411

刑事罰はありません。

税金納めてるんですか？(^_^;

回答No.1

yasuto07

この業者の処罰をする前に、東電関係者の処罰は、もとは、東電の福島原発からです。

しっていて、下ろしたのではないでしょう。それをいえば、県も、国も、役人も、みな、処罰

されなければ。

補足

口蹄疫（こうていえき）の危険性の知識、無農薬の野菜を好む消費者などの知識、プロの畜産農家であれば餌の放射能汚染も同じように注意するのが当然ですし、その責任はあります。結局、福島県の農家も「自分の利益最優先」「他県の消費者など どうなっても良い」という人間だった、という事になります。
県も、国も、役人も、みな、処罰されるのなら、「福島県民が被害者と思い ゆるゆるの流通管理をしてしまった。」という点でしょう。