• ベストアンサー

燃料電池の水素を水から作るとコストがかかりますか?

燃料電池は、天然ガス、メタノール、石油・石炭ガスなどから水素を取り出すと聞いています。 このさいにCO2が発生するので、すのぶん環境によくないとか。 ところが、水からも水素を取り出すことができると書いてありました。 水から水素をとるとCO2は出ないと思うのですが、どうなんでしょうか? コストの問題で難しいのでしょうか? それとも電気を利用するので、結局はCO2を排出するのでしょうか? よろしくおねがいします。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • GTAC
  • ベストアンサー率69% (316/454)
回答No.3

燃料電池は、天然ガス、メタノール、石油・石炭ガスなどから水素を取り出すと聞いています。 >そのとおりです。ただそれ以外にも方法はあります。 このさいにCO2が発生するので、すのぶん環境によくないとか。 >CO2はCHの化合物からHを取り出すとCが残ります。Hを取り出す方法によってはCO2が発生します。>環境に良くないかどうかは一概に言えません。 ガソリンや天然ガスを採掘し、輸送し、エンジン(燃焼による熱エネルギー)で自動車を動かす場合のトータルでのエネルギーの変換効率に比べ、ガソリンを水素に変換し、輸送し、燃料電池で電力に変換し、モーターで動力に変換する場合の変換効率のほうがよければCO2の発生量は削減出来ます。 ところが、水からも水素を取り出すことができると書いてありました。 水から水素をとるとCO2は出ないと思うのですが、どうなんでしょうか? <水を直接電気を使って電気分解すればCO2は出ませんが、その電気を火力発電で作ればCO2は出ます。 太陽電池などの自然エネルギーを使っても、太陽電池を作る際の製造時にCO2が出ます。原子力を使って同様です。 アルコールから作る場合、アルコールの原料は農作物で、それは太陽エネルギーを使って作られたものです。さとうきびなどからアルコールを製造する時と、アルコールの輸送時、アルコールを改質器(燃料電池に付随する水素製造装置)で水素に変換する際に電力が必要ですが、アルコールを直接燃焼させて電力を作る場合に比べて大幅に削減されます。 燃料電池のもう一つの目的はCO2のような地球環境問題ではなく、道路の排気ガスなどの地域環境問題の解決にあります。 各車両が燃焼すればCO2だけでなく公害物質を出しますが限られたスペースの中では十分な公害対策が出来ません。 燃料電池にすれば水と僅かなCO2しか出ないので環境の改善につながります。(当然アルコールなどの製造工場などで重点的に公害対策を行う必要がありますが) こういった研究は横浜国立大学大学院工学研究院 機能の創生部門の 太田健一郎教授が専門とされています。  http://www.bsk.ynu.ac.jp/~elc-lab/staff/ota.html

参考URL:
http://www.japanprize.jp/seminar/7ohta.htm
epkakpe
質問者

お礼

ありがとうございます。 大変参考になりました。 「燃焼の時代」は終わりそうですね。

その他の回答 (2)

  • kabasan
  • ベストアンサー率44% (264/588)
回答No.2

昔の科学雑誌には、「海に広大な太陽電池を浮かべて海水を電気分解して水素を得る、クリーンで低コストな水素プラントを建設する」なんてありましたけど、建設費、維持費等で割に合わないみたいですね。 海上石油採掘プラントなんかも台風対策で相当金かかってるみたいですし。 海上に浮かぶ巨大な建造物として「メガフロート」が研究中で、少なくともこれが実用化しないと「水素プラント」が現実になる事はないでしょうね。

  • bullfrog
  • ベストアンサー率22% (302/1370)
回答No.1

どうやって水から水素を取り出すのか。そして、そのエネルギーをどうするのかが問題です。 燃料電池は、水素と酸素から水を作り、そのときに出るエネルギーを電気として取り出します。 水から水素と酸素をとりだすと、燃料電池で取り出すことのできるエネルギーと同じ量のエネルギーが必要になります。 そのため、発電方法として用いることは難しいと考えられます。

epkakpe
質問者

補足

ありがとうございます。 >水から水素と酸素をとりだすと、燃料電池で取り出すことのできるエネルギーと同じ量のエネルギーが必要になります。  そうですか。水から水素をとっても「手間損」になるわけですか。  Webで風力発電を利用して水から水素をつくれば、真のクリーンエネルギーになると書いていたので、どうかなと思っていたのです。  ちょっと残念です。

関連するQ&A

  • 燃料電池の水素は何故 水からとらないのですか?

    燃料電池の燃料として 水素が使われもすが 水素をとるのに 石油や天然ガス から とられている様ですが 何故 水から取らないのですか? 石油 天然ガス ですとコストがたかくなるのではないですか? 例えば 単純に考えて 太陽光発電 風力発電 等で 水を 電気分解 すれば 簡単な理論 で水素が採れると思いますが 以前 アメリカ では 水から採る研究をしている と聞いたことがありますが 水から採るより 石油 天然ガス 等のほうが コストが かからないのですか? よろしく

  • 燃料電池と水素エネルギー社会について

    燃料電池と水素エネルギー社会について質問します。 ある本に、「燃料電池によって水素エネルギー社会がくる。」という趣旨のことが書いてあって各種燃料電池のことが紹介してありました。(固体高分子型とか高温型燃料電池とか。) しかし、どれを見ても天然ガスやメタノールを使うようです。 海の水には水素がいっぱい含まれているように思うのですが、水から水素を取り出して燃料電池などでエネルギー源として使うことはできないのでしょうか。また、そのような研究は行われていないのでしょうか。 (もし行われているとすれば、どの程度進んでいるのでしょうか。)

  • 燃料電池は石油燃料よりずっとクリーン?水素の取り出し方?

    燃料電池はクリーン?水素の作り方? 燃料電池について興味があっていろいろ自分なりに調べてみました。ちょっと燃料電池について興味があって、過去ログや自動車会社のページを見ていたのですが疑問があります。 (1) トヨタ・本田などのページをみると、燃料電池の水素はメタノールやガソリンなどから取り出すようです。そうだとすると、どっちにしろ、水素を取り出す過程で二酸化酸素が出ると思います。クリーンになったといえるのでしょうか?石油燃料との比較の問題でしょうか?硫黄などが出ないから? (2) たとえば、メタノールなどをそのまま燃やす場合と、環境へのやさしさやエネルギー効率はどう変わるのでしょうか?

  • 燃料電池について

    基本的なところだと思うのですが、天然ガス、石油を水素にしてそれを燃料電池に使うとき、水素製造の段階で二酸化炭素が出ますよね? これは燃料電池の二酸化炭素を出さないという特性を帳消しにしてしまっているということですか? お願いします。

  • 燃料電池に必要な水素について

    燃料電池に欠かせない水素ですが、水素の精製はどうなっているのっですか?メタン等では結局CO2が出ますし、太陽電池で水分解するなら、太陽電池の電気エネルギーでそのままモーター回せばいいきがしますし。完全クリーン車では、水素をどのように作れば最もいいのですか?

  • 燃料電池について

    燃料電池について 水素と酸素が化学反応を起こす事によって、「水」と電気が発生 する燃料電池 について質問です。   ・ポータブル機器に燃料電池を搭載した場合、「水」の排出は  どの様に考えているのでしょうか?  →自動車であれば、マフラー等から「水」を地上に排出すれば   問題無いですが・・・ 「水」の処理と言う観点から、ポータブル機器向け燃料電池は、 使い勝手が悪そうな気がします。 お手数ですが、教えて下さい。

  • 燃料電池から出る水と温暖化の関係

    燃料電池(水素を使う)は、ほとんど?水しか出さないから地球温暖化が防止できると聞きますが、天然ガス等(水として地球上に存在していないもの)から水素を作り出し、をれを燃料電池の燃料として使うと、結果的に地球上の水分の量が増えますよね? 温室効果ガスの大部分は水蒸気です。温暖化防止どころか、温室効果ガスを増やしていることになりませんか?(原油よりは温暖化しない程度ってことでしょうか?) 水が増えても、大気中の水蒸気の量は変わらないのでしょうか? クエスチョンマークばかりになってしまいましたが、どなたかお分かりになる方いらっしゃいましたら、回答お願いします。

  • 燃料電池の原理

    燃料電池の水素と酸素の反応による電気の利用は分かるような気はするのですが、天然ガスやプロパンを利用するときは先ず、リフォーミングして水素を取り出すようですが、そのときに炭酸ガスの発生やエルギーが必要であったりしないのでしょうか? もし炭酸ガスが発生しないのであれば、炭素はどこえ行ったのしょうか?

  • 燃料電池の燃料は?

    燃料電池車が究極のエコカーと言われていますが 本当にそうなんでしょうか 確かに排気はクリーンでしょうが 燃料は何が一番有力なのでしょうか メタノールも結局天然ガスから 生成するのであれば 天然ガス車としたほうが効率がいいと思います がそうではないのでしょうか

  • 水素社会の意義

    私は中学時代の理科の授業で燃料電池について勉強しました。 電気を取り出しても水しか排出しないので地球環境を考える上で注目されていると習いました。 しかし、実際には水素を作るために天然ガスから取り出したり、水の電気分解で取り出したりと、エネルギーを使って水素を取り出すことからはじめなければなりません。この意味で、水素社会というのは水素だけをエネルギー源として使うのではなくて、ほかのエネルギー(主に電気)と共存して水素を使う社会なのだと思いました。 私が知る限りでは、自動車への応用が一番身近だと思います。 自動車の主流は「ガソリン車→ハイブリッド車→電気自動車→燃料電池車」という順序を追っていると思います。燃料電池車は”蓄電”という点でリチウム電池よりも優れているのではないかなと考えています。 結局何を質問したいかと言うと、将来における水素(また燃料電池)の意義(どのように活用されるか)ということです。 結局は、将来も主流のエネルギーは電気であり、発電方法としてではなく蓄電という観点から燃料電池が注目されているのではないか、と思えるのですが実際はどうなんでしょうか?(燃料”電池”なので当然のことかもしれませんが。) 自動車以外に、燃料電池の応用例はありますか? あとこれは蛇足なんですが、天然ガス自動車のように水素ガス自動車なら比較的簡単に作れそうな気がするんですが、将来水素ガス自動車と燃料電池車とが競争していく見込みはありますか?