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未同定菌の安全な取り扱い方法について教えてください

土壌や海水などから微生物のスクリーニングを行う際、 取り扱い(安全)に注意していることを教えてください。 例えば、 スクリーニングで未知の菌を培養後、菌体回収のため菌液を遠心分離して、 安全キャビネットで上清をビーカーなどに取り除いたとします。 このビーカーに入った上清の廃棄方法の考え方としては、どちらが良いのでしょうか?  (1)上清の入ったビーカーごとオートクレーブ滅菌する。   実験で培養した菌体や菌体を扱った器具類に関して、オートクレーブかけられるものは  原則かける。オートクレーブできないものは、次亜塩素酸など適切な方法で対処する。 (2)上清の入ったビーカーの中身だけ別の大きな滅菌缶に流しいれて貯めておき、後日滅菌する。   上清の入っていた容器は、濡れた状態でも70%エタノールを吹きかければ大丈夫である。   もともと上清なのだから菌が居たとしても低濃度であり、エタノールで十分滅菌されるはずである。   (仮に芽胞などが生き残っていても、数が少なければ体に入っても免疫で排除されるから問題ない) (1)と(2)の考え方、どちらが正しいのでしょうか? 私自身は(1)だと思うのですが、それは気にしすぎだと(2)の意見の方は言います。 現場で意見が分かれて、混乱しています。 詳しい方、ご回答よろしくお願いいたします。

noname#156604
noname#156604
  • 農学
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みんなの回答

  • elpkc
  • ベストアンサー率53% (626/1160)
回答No.1

滅菌して処分するのが当然です。 災害被害が発生してからでは手遅れです。 それらの取り扱いのマニュアルがないのでしょうか。 それ自体が問題なような気がしますが。

noname#156604
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 やはり滅菌するべきですよね。 取り扱いマニュアルはありますが、「消毒または滅菌して適切に廃棄する」と具体的ではない表現で書かれているため、(2)の意見の人は「これで適切だ」と主張しているのです。 いっぽうで(1)の考え方の人達は滅菌処理しています。 (2)の人は(2)で行うことが多いです。 こんなばらつきが起きないよう、できればバイオセーフティに特化した免許でも設けて、日本中どこへ行っても共通の安全技術を身に付けた人のみが微生物を扱う仕事ができるようになればよいのに、と思ってしまいます。

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