- ベストアンサー
今後の日本経済について
現在、中国やアジア地域などの、低賃金の労働力でモノ作りがなされ、日本産業の空洞化が指摘されてきています。 このまま、生産ポイントが中国等に移転していった場合、日本の進むべき道は、どういった選択肢があるでしょうか? 自分の意見としては、開発は日本で行い、生産は海外でする、といった各国の分業があるのでは?と思いますが、そうなった場合、果たして未来はあるのか? と思います。 みなさんの、今後の日本の産業構造の展望や、また私の考えに対する意見などを教えてください! お願いします。
- kinokunitarou
- お礼率15% (6/39)
- 経済学・経営学
- 回答数2
- ありがとう数2
- みんなの回答 (2)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
経営学・経済学的な視点だけでは、中国の展望はつかめないと思いますよ。慎重論・悲観論もあるということをおさえておいてください。 『やがて中国の崩壊がはじまる』の著者であるゴードン・チャン氏は、「中国は5年以内に崩壊する」、と予測しています。また、「中国内」の一流の学者やシンクタンクの研究員の見通しも悲観的なものが少なくないようです。北京大・中国経済研究センター研究員の林義夫、社会科学院の楊帆氏らも、「中国経済の崩壊」を予測しています。 なぜか。先のゴードン・チャン氏の主張する「中国の崩壊」とは、中国共産党体制の崩壊を意味します。現在、中国は、チベットやウイグルの民族問題、国内の所得格差などいろいろな内政問題を抱えています。そして、それ以上の問題として、毛沢東時代からの体制変化ができていないことがあります。毛沢東の後継者は「近代化」を進めてきましたが、「共産主義の中国共産党を維持し、国民はそれに従う」という原則はまったく崩してきませんでした。毛沢東の共産政策というのは、「世界から孤立しても、独立採算で国家運営と存続ができる」というものです。ところが、kinokunitarouさんご指摘のように、今はまったく逆になってますよね。もはや、中国経済というパンドラの箱は世界に開かれてしまっている。と、同時に、数々の問題も暴露されてきました。けれども、いまなお共産党体制が、体質もかわらず存続している。問題の根本はここにある、というのがチャン氏の主張です。 江沢民元国家主席は、そういうものの構造改革を先延ばしにしてきた一方で、社会に対する共産党の締め付けというか、そういうものを和らげるどころか、検閲の厳格化、抑圧・弾圧(民族問題も含む)を強化してきました。 チャン氏の主張をもとに話を進めていきますと、共産党体制のジレンマとは、まず、「国有企業」の問題です。国有企業は、中国の屋台骨で、石油化工集団公司は100万人以上の従業員を抱えているといわれ、中国石油天然ガス集団公司は150万人以上の従業員を抱えています。これらの企業が、今、危ないんです。なぜ危ないのかは言うまでもありません。中国市場のシェアを狙う外国企業と対決しなければならないからです。危ないんだけれども、それをつぶれないようにするシステムを構築してしまっていることが問題です。なぜ、つぶさないようにするのか。それは、共産党(員)らの生き残りがかかっているからです。 国有企業というからには、とうぜん共有財産です。この国有企業というのはたくさんあって、中国「共産」党体制に正当性を与える唯一の存在です。だから、中国政府はおしみなく補助金をそそぐわけです。チャン氏によれば、現在「国内融資額の約70%」を国有企業が呑み込んでいるらしいです。70%ですよ。しかも、そのほとんどが採算とれておらず、倒産してもおかしくない状態です。地方都市経済が逼迫しているのに。都市部と地方の経済的格差はひどいものがあるらしいですね。共産党の情報操作があるため、表には出てきませんが、地方ではかなりの「反乱」が起きているようです。これからそういう反乱は拡大していくと思います。国有企業破綻によって、社会不安も増大するからです。 長くなるので具体的なは本などを読んでもえればわかるのですが、とにかく、いま中国は、国家的に、いろいろなジレンマに陥っているということはおさえておくべきかと思います。私が最近興ざめしたのは、共産党による、SARSの情報操作(というよりも隠蔽)でした。中国人民ひいては世界人民の命よりも、国家の威信のほうが大事である。それが現状なのですよ。 だから、そういう長期的な展望を見越していなければならないと思います。中国が崩壊すれば、あれだけ広大な大陸ですから、ブロック化するかもしれない。そのとき、どうするか。そういうことを考えてみても損はないでしょうね。
その他の回答 (1)
- HAL007
- ベストアンサー率29% (1751/5869)
質問の内容はもう20年ほど前に盛んに議論され大手のメーカーは 国際分業化を進めアジア各国に工場を移転しています。 当時は中国が入っていなかっただけでアジア各国から中国への 移転も進めているのが現状だと思います。 即ち、既に日本は企画開発を担当し、各国の工場はその国の 生産能力に応じた部品作成や組み立てを分業しています。 分業化の中に日本も含まれており高度の加工を必要とするものや 高度のノウハウがあるものが残っているが現状ではないかと思います。 従って、既に過去の問題であり将来の問題として考えるのは 不適当です。
関連するQ&A
- 日本が沈没していく。。。。死にたくなった。
原発事故による電気不足。 電気不足を原因とした工場の海外移転の加速化。 工場の海外移転による産業空洞化。 産業空洞化による失業者の増加。 失業者増によるデフレ、深刻化。 デフレによる賃金の低下。 賃金低下による消費の停滞。 税収不足で消費税アップの懸念。 東北復興が全然進まない。 そして、食への不安。 日本の将来が見えなくなった。 日本が沈没していく。。。。。。。。 日本が駄目になって行く様を見ていて、絶望の淵に追いやられ、死にたくなってるのは私だけですか?
- ベストアンサー
- ニュース・時事問題
- 世界における今後の日本経済
日本は世界でも有数の先進国であり、技術力もあるといわれてきたかと思います。 ただ今回の震災では、地震や津波による工場、その他多くの建物が被害を受けました。また原発事故も起きています。 そこで心配なのは今後、日本の経済が著しく悪くなるのではないかと感じています。まず、地震で多くの工場が被害を受けたため、日本の主要産業である車の生産能力がおち、それ以外にも日本製の部品の生産能力が落ちたため、今まで日本の製品に頼ってきた各国は別の国(急成長を続けている国など)に頼りはじめるのではないかと感じています。また、今回の原発事故により、各国の日本における技術力などの信頼度が著しく減少し、結果として日本離れがどんどん進んでいくのではないかと感じています。最終的には先進国から脱落するのではないかとすごく心配です。 そこで質問なんですが、今後世界レベルで考えた日本経済はどのようになると思いますか?
- ベストアンサー
- 経済
- 自動車が国内生産の理由
最近は産業の空洞化で工場が海外に 移転しています。しかし例外的に 自動車産業は国内で大半が作られています。 常識的に考えれば中国など日本の人件費の 1/20と言われています。それなら かなり安く作れると思うのですが。 しかしアジアで作ってる車もトランス ミッションやエンジンなど主要部品は 国内で作り送っています。完成した 車をまた運ばないといけません。その 運賃などがバカにならず国産にこだわって いるのでしょうか?教えてください。
- ベストアンサー
- その他(車・バイク・自転車)
- 為替相場と経済関係に関することで。
とある公務員試験問題集の中の問題の解説で、「円高になると日本企業の生産拠点が人件費の安価な海外に移転することになるため、産業の空洞化が進展しやすい」ということが書いてありました。 ですが、私があいにく経済分野を苦手としており、なぜ円高になると海外に移転するのかが良くわかりません。人件費の安価な場所はいろいろとあるでしょうから、別に円安円高に関係なく海外を拠点とすればいいような気がします。 どなたかわかりやすく解説していただけないでしょうか?
- 締切済み
- 経済学・経営学
- 中国で生産した商品を買う事日本の国益?
あるネトウヨが言っていたことです。 日本の企業が中国で生産した商品を買う事が回りまわって日本の国益につながるそうですが本当ですが? それなら純国産の商品を買った方が貢献できませんかね? 中国産の製品を買うのはむしろ中国の国益ですよね?中国に法人税を払い、中国人労働者を雇って、労働者は中国国内で消費するので中国経済がより発展する。日本の国益以上に海外に貢献しているように思います。また、産業の空洞化にもつながると思います。 それでも海外生産の商品を買うのですか?
- ベストアンサー
- ニュース・時事問題
- どうしてアジア諸国は賃金が安いの?
日本の企業は現在、人件費の安い中国、韓国、台湾などのアジア諸国に工場を移し、製品を生産しています。 ではなぜ、これらアジア諸国の賃金は日本より安いのでしょうか。 私の考える原因は、 1.人口が多いから 2.経済力が低いから の二つです。皆様のご意見をお聞かせ下さい。
- ベストアンサー
- 経済学・経営学
お礼
ありがとうございます。過去からの問題ですかぁ。確かにそうですよね、中国ブームでさらに顕在化された感じでしょうね。