• ベストアンサー

刃文について

刃文について調べています 刃文は焼入れ時に、温度差を作ることによって結晶構造の違いからグラデーションがでるということはわかっています。 日本刀のように、炭素量が異なる鋼を組み合わせ、温度差を作る場合。 単に1つの鋼を焼き入れした場合。で比較すると1つのみの鋼でも刃文は浮き上がるのでしょうか? お願いいたします。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • freulein
  • ベストアンサー率39% (94/237)
回答No.4

No.3です。一たん焼き入れた鋼材を再度焼入れしたいということですね。そのままやり直してください。焼き戻し処理の必要はありません。ご注意を二つ。  焼入れとは安定な鋼の相(その温度での結晶構造と考えましょう)これを平衡相と呼び、焼きが入った状態(マルテンサイト相)とは不平衡状態が無理やり得られたことになります。不平衡相(マルテンサイト)を少し、あるいはかなり平衡に近づけることを焼き戻しといいます。不平衡相はこの場合もろく、さらに時間と共に平衡に近づこうとします(径時変化 寸法も少し縮む 時に割れることあり)。  1~1.1%炭素程度の鋼材とのこと。これを不注意に焼入れしようとすると、焼きが入りがたい、焼き割れがありうる、とのトラブルがありがちです。最高加熱温度をよく制御する必要があります。炭素量0.7%前後の鋼材のご使用をお勧めします。  これらの注意は専門書をお読みになっても要領を得がたいところです。考えるポイントとして平衡・不平衡、変態ひずみ、炭素含有量、状態図などを取りこぼしなく理解する必要があります。ご努力を!

netsuper
質問者

お礼

回答有難うございます! なるほど、やはり焼入れを再度行う際には焼鈍し、焼戻しの必要はないのですね。 確かに焼入れしてみた結果1mm程度の割れが見られました。しかし、今回は勉強ということでとにかく焼入れを行ってみた結果なので納得しています。 大変にお詳しいfreuleinさんのおかげで沢山の謎が解けた気がします有難うございました!!

全文を見る
すると、全ての回答が全文表示されます。

その他の回答 (3)

  • freulein
  • ベストアンサー率39% (94/237)
回答No.3

金属を少し勉強した者です。 1、焼き入れた刃がねに刃紋が生じる理由は、硬い領域と軟らかい領域との硬さの相違が磨きをかけることで表面に凹凸を造ることに由来します。硬さに差がある材料に磨きをかけることとで生じます。 2、硬さに差が生じるためには、硬いマルテンサイト(焼きの入った領域)の存在とそれ以外の領域とが混在する必要があります。 3、鉄の焼きの入りやすさは、(1)炭素含有量がある程度必要(2)冷却速度がある程度以上大きい、の二つが大切です。これら二つを調節するためには炭素量の異なる鉄(鋼)を組み合わせることと、泥の層の厚さ調整とを考えるのです。 ご質問の一つの鋼のみで刃紋を浮き上がらせることは可能です。刃先あたりに付ける泥の厚さを文様を持つようにコントロールすること、それにふさわしい冷却速度を選ぶことで可能ではあるでしょう。刃物としての信頼性を上げるには「ねばさ」をもたらす低炭素鋼の組合せが望ましいとされているようです。

netsuper
質問者

お礼

丁寧な回答ありがとうございます!!大変よく理解することができました! お詳しいので更に質問です。 例えば焼入れを行って刃文が出なかった場合、もう一度焼入れをするためには焼なましの必要があるのでしょうか??オーステナイトまで加熱すればマルテンサイトも形状をかえるのでしょうか?? ちなみに炭素量はおそらく1~1.3%程度です。

全文を見る
すると、全ての回答が全文表示されます。
  • Postizos
  • ベストアンサー率52% (1786/3423)
回答No.2

私は素人以下ですけど、こちらは本職の方のサイトですがけっこう突っ込んだことを書いていらっしゃいます。 http://www.eonet.ne.jp/~sumihira/00home/home.html http://www.eonet.ne.jp/~sumihira/04kajikoubou/6yakiire/0yakiire/yakiire.html 考え方としては、材質は同じ鋼で、温度のちがいによって紋が生じるという理解でいいようです。 日本刀の場合刀身の外側と芯で材質がちがいますね。芯が軟鉄で外側と刃はすっぽり鋼をかぶせたような構造になってます。でその先の尖った所により焼きを入れるようにする。 ですから刃文が生じている所は全体に鋼だとのことです。 自然に出るだけのものではなく、美しく出るように工夫をするものと解釈していいようです。 あとは読んでみていただいたほうがいいと思います。焼き戻し温度についても手がかり程度のことが書いてあります。 やすりを削ってナイフを作っているという質問をされていますよね(同時に同じ質問をいくつもすると嫌がる人も居ますよ)

netsuper
質問者

お礼

回答いただきありがとうございます。 やはり、マルテンサイトとソルバイトのコントラストなのですね。 もうすこし読んでから整理したいと思います。

全文を見る
すると、全ての回答が全文表示されます。
  • debukuro
  • ベストアンサー率19% (3635/18948)
回答No.1

泥を塗って焼き入れに時間差を作るればいいです

netsuper
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 私が聞きたいのは、焼刃土を1つの鋼にねって刃文がでるかどうかという事です。 日本刀は炭素量が多い鋼と少ない鋼を組み合わせて、土置きをして焼入れしているから波紋がでるんでしょうか?

全文を見る
すると、全ての回答が全文表示されます。

関連するQ&A

  • 焼き入れについて

    どうして炭素含有量が多く、焼きいれした鋼は硬くなるのかおしえてください。地球上で最も硬いダイヤモンドも炭素でできているが燃やすとなくなってしまうと聞いたので焼入れすれば逆に脆くなるのではとおもっているのですが誰かおねがいします。

  • 浸炭焼入れ

    SCM435にて鍛造で部品を作成していますが、鍛造による表面の脱炭層が出来、焼入れが硬度が上がらないため浸炭焼入れを行いたいと考えています。しかし、私の認識ではSCM415、420等低炭素鋼は浸炭435の様に炭素量の多い物はズブ焼との認識があり、逆に高炭素鋼へ浸炭をすると 過浸炭となり脆くなるのではとの認識があります。 でも、聞くところによると435等炭素の多い鋼でも浸炭はしており、戻し 温度を高めでやれば腎性も上がり強いとの話も聞いたのですが実際のところ どうでしょうか?経験のある方の意見を聞かせてください。

  • 日本刀

    日本刀について調べていたのですが、 まず鉄をもろくする硫黄やリンが含まれていない純度の高い砂鉄を 木炭に含まれる炭素と融合する事でハガネをつくるのだと 聞きました。 その精製されたハガネを今度は刀匠が1本の刀としての形を築くために、 含まれた炭素の量を刀全体に均等にした上で、断熱材として土+炭の粉を表面にぬり、それが刃文になるのだとか。 その後、とぎ師の元へ行き、完成するという事を知りました。 ここでなのですが、 刀は、もはや刀匠が刀としての形をつくった時点でといいますかハガネがつくられた時点で、それは世界に1つしかないもの(同じものはつくることができない)になるはずですよね? では「打ち直す」というのはいったいどういう事になるのですか? 損傷した部分にまた新たなハガネを取り付けていくという作業になるとしたら、 元の刀と取り付けたハガネの炭素量を均一にしたりできるものなのでしょうか? 名人ともなると可能な事なのでしょうか? 「打ち直し」という作業についてはあまりにもピンくるものがなく ここで回答をといいますか、解説を求めようと思いました。 刀について、打ち直しについて詳しい方がいましたら 回答よろしくおねがいします。

  • 高周波焼入れについて

    初歩的な質問で恐縮です。 高周波焼入れする材料の前組織の違いによって同じ高周波の条件でも 焼入れ硬さが変化すると聞くことがあります。 パーライト組織や球状化組織、ベイナイトとパーライトの混合組織などで そんなに変化するものなのでしょうか?  小生の理解では焼入硬さは「炭素量に比例」と思っていますので、炭素量 が同じならば、高周波焼入れ後の硬さは変わらないと考えています。  ただ、高周波焼入れなので瞬間的な炭素の素地への溶け込みとなる分、組織 形態の違いで溶け込み速度が異なり、溶け込み不足が乗じて焼入れ硬度差が 生じるのではないかとも考えています。  しかし、実際に高周波焼入れ等の熱処理を行った事がないので、よく分かり ません。  高周波焼入れにお詳しい方、組織の違いで高周波焼入れ硬さに変化が実際に でてくるのでしょうか?

  • 強化材について

    はじめまして。現在、独学で鉄(鋼)について勉強中の学生です。 現在の工業製品としての鋼は、目的に応じて炭素量を変えて(炭素鋼)実用に共し、これだけではなお不十分のときは、焼入れというような熱処理によって、より強くより硬くすることができるし、焼なましによって軟化させることもできる。そして、これでもなお用途に副わないときは、炭素鋼の中にさらに第3元素として、Ni , Cr , Mo , Co , Si , Mn , P , S ,etc. . .の元素を1から数種類添加して目的の性質に合うように調製する。・・・ということまでわかったのですが、ここでいう第3元素はそれぞれどのように鋼の調製に役割・影響を果たしているのかがわからないのです。C(炭素)は鋼の硬さの調製を果たす。ほかの元素はいったいどのような働きをするものなのか、ある元素は靱性についてか、焼入れ性についてか・・・(-_-;) また、現在の鋼の強化法として上述した以外の方法があれば、ご存じの方いらっしゃいましたら含めてどうかお教え下さい。

  • 鋼のMR値とは

    鋼のMR値とはどういったものなのでしょうか? 被削性と関係はありますか? 何か資料となるサイトを教えていただけると幸です。 追記 機械構造用鋼 MR=87-37.6C-8.3Mn-6.1Si-3.2Cr-3.1Mo 上のような式があるのですが、何の式なのかが分かりません。 追記 炭素当量から焼入れ硬さを求める方法ってあるんですか? 炭素当量と焼入れ硬さの関係が分かるサイトを教えていただけると幸です。

  • 熱処理による金属表面剥離

     炭素量1%の鋼の焼入れ、焼戻しを行ったところ、金属の表面が剥離 しました。  剥離した内側は黒っぽく変色しております。  どのようなメカニズムで、このような剥離が起こるのでしょうか。  ご存知の方は教えてください。

  • 本焼き包丁はなぜ反らない?(日本刀との比較)

     日本刀は、焼き入れの際の焼き入れ速度の違いによって、膨張が発生して反りが  生まれる、といいます。(もちろん、反りも初めから入れているんでしょうけど)  日本刀の焼き入れは、いったん、刃の方にお辞儀して、それから反対に反るといわれます。  焼き入れの際に、日本刀はブルブルと震えるわけです。  はて?と思ったのですが、本焼きの包丁は日本刀と同じ作りです。盛り土もします。  焼き入れの速度に差がつくわけですが、そうなると当然、包丁に反りが発生するはずですが  本焼き包丁で反っているのは見たことがありません。  日本刀は炭素量が違う複数の鋼材の組み合わせだから、反る、という意見も当然  ありますが、無垢で鍛えた日本刀が古代からのほんとの意味の古刀で、  鋼材の組み合わせの歴史は、日本刀の歴史とイコールではありません。  なぜ、日本刀は焼き入れで反りが発生し、同じ作りの本焼き包丁は反らないのでしょうか?  現実には、焼き入れで発生する反りは、大した量じゃない、ということなんでしょうか?

  • レーザ焼き入れ

    鉄鋼にレーザ焼き入れをした場合、焼き入れ深さと炭素量の関係は、 炭素量が増えると、深くなるという関係だと思いますが、これはどうしてですか?? 炭素量が多いほど、鉄鋼の熱伝導度は小さくなると思うのですが、このことと関係あるのでしょうか??

  • 硬さと炭素量について

    機械工学初心者です。 ある板物部品の材料変更を検討しています 変更前 SK95 (炭素量 0.9~1%)  変更後 S60C (炭素量 0.55~0.65%) 変更前硬さはHV400~500位です。 (焼き入れ焼き戻し後) S60CでもHV400~500は 対応可能であると判断しています。(過去の実績から) よって変更可能であると考えています。 しかし、ここでひとつ疑問がでました。 鋼材の硬さはある程度炭素量があれば後は焼き戻しの温度で 硬さが決まりますよね? 炭素鋼(工具鋼)って炭素量の違いでいろいろな種類があるけど、 あれほど細かく分ける必要あるのでしょうか? それとも硬さ以外に何か炭素量の違いで変わる性質があるのでしょうか? あと、硬さが同じであれば、本件のような材質違いであっても、 熱処理後の材料の組織はほとんど同じと考えてよろしいのでしょうか? 教えてください。お願いします。

RealtekAudioConsoleの機能
このQ&Aのポイント
  • RealtekAudioConsoleの機能が使用できない状態になった場合の対処方法を教えてください。
  • RealtekAudioConsoleの機能が突然操作できなくなりました。アプリの修復やリセット、再起動を試しましたが解決しません。どの設定を変えると機能するようになりますか?
  • 富士通FMVのRealtekAudioConsoleの機能が使えなくなりました。設定の変更方法を教えていただけますか?
回答を見る