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アスパラギン、グルタミンはなぜ中性を示すのか。

sa2ko2koの回答

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  • sa2ko2ko
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回答No.2

するどいところに気付いていると思います。 アスパラギン、グルタミンの等電点はそれぞれ、5.41, 5.65なので、厳密には「弱酸性」でしょうね(フェノール基をもつチロシンとほぼ同じ値(pI(チロシン)=5.66))。ただ、たとえばグリシンの等電点は5.97であんまり変わらないし、チオール基をもつシステインに至っては等電点が5.07でアスパラギンなどよりも酸性が強いです。 それにくらべると酸性アミノ酸と呼ばれるアスパラギン酸は等電点が2.77、グルタミン酸は等電点が3.22でもっと低く、酸性が強いことがわかります。 一般にアミノ基1つに対しカルボキシ基を複数個持つアミノ酸を「酸性アミノ酸」と呼んでるので、呼び名は厳密な意味での「酸性」を指しているのではないと理解ください。

amatoxin
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 よくわかりました。 sa2ko2ko様が、アミノ酸に関してとてもお詳しくて、 大変助かりました。

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