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秋分の日の北極点、南極点での満月の見え方について質問です。
秋分の日の北極点、南極点での満月の見え方について質問です。 今年の秋分の日(今日)は満月ですよね。 秋分の日・春分の日の北極点・南極点では、 太陽はちょうど地平線と重なるようにして動き、昇ることも沈むこともない という記述をWikipediaで見かけました。 では、今日の北極点、南極点では 1日中太陽と反対の方角に満月が見えている状態なのでしょうか? 日本では日没ごろ東の空に満月が出てくることを考えると、 そうなるのかな?と思ったのですが。 素朴な疑問なんですが、ご存知の方おられましたらご教授ください。
- mooooonnnn
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- 天文学・宇宙科学
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質問者が選んだベストアンサー
(1)今年の秋分の日、北極点では 12:10頃には太陽の反対側に月が見えるが、 南極点では全く見えない(視地平より下側になるため) → Yes (2)月の高度は1日で5度近く変化するので、今年の北極点でも1日中見えるわけではない → No(秋分の日の北極点では月の高度は上昇する方向) (3)両極点で全く見えない場合もある → ? 計算上は、月の赤緯が0度の春分の日、秋分の日があれば、月が両極で見えない時刻が あるはずですが、1日中両極で見えないわかではないです。 2000年から2050年の春分の日、秋分の日と満月が重なる日(日本時刻で)を 計算すると、ほぼ0度のケースはありませんでした。 #実際は、春分の日・秋分の日は前の年の2月ころまで確定しませんので、あくまで計算・・ 春分の日が満月 2000/3/20 2019/3/21 2030/3/20 秋分の日が満月 2010/9/23 2029/9/23 2048/9/23 上記で、北極で満月が見えない日は、2030/3/20のみのようです。
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- sanori
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No.1の回答者です。 >>>質問の意図としては、「太陽と月が同時に目で見て観測できるのか?」 >>>ということだったのですが… 「1日中太陽と反対の方角に満月が見えている状態なのでしょうか?」 というご質問の「1日中」を私は曲解・・・いえ、見逃していたようです。 「1日中」を取っ払えば、世界のどこでも太陽と満月が反対の方角なのは当たり前ですよね。 変な回答を書いてすみませんでした。
- nananotanu
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新月の度に日食とならないのと同じく、満月でも[東西方向は太陽の真反対でも]南北方向は太陽の真反対[=天の赤道上]からはズレます。このことも考えに入れないといけませんね。 平たく言うと、今日は(満月だけど)月食じゃないでしょ(^^)? [即ち、地球の影の大きさ(=月の直径の4倍) 程度は地平線上からずれている、ってこと、少なくとも⇒半影も考えたら、もっと、ですネ] 大気の屈折を考えなくても、この程度は違う、ってことで
- equinox2
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太陽が秋分点を通過する時刻は、2010/9/23 12:10ころです ちょうどそのころ、視赤経12:00、視赤緯00:00になります。 一方、その時刻には、月の位置は視赤経23:42、視赤緯 03:23で ほぼ反対側で、若干高い位置に見えます。 丁度反対になっていないのは、秋分点通過時と満月の瞬間が一致していないためです。 満月の瞬間は、2010/9/23 18:17ころ、この時刻に視黄経が180度差になります #赤道座標では差が180度ではありませんが・・ では、北極点では、太陽が0度00分、月が3度23分に(中心が)見えるかと いうとそう単純ではありません。 (1)太陽、月ともに、高度が低い場合には、大気の影響で浮き上がります。 その量は、0度の場合で0.57度程度、3度の場合で0.24度程度 (2)上記の視位置は天体の中心で計算しますが、月の距離は平均で38万km程度と 比較的近いので、地平線上に見えている時は地平視差の影響で約0.9度 低く見えます。 #(2)の影響で、No.2様の回答のように、月が見えないこともあります また、太陽の高度は1日での変化は少ない(この日で0.4度程度)ですが、 月の高度は1日で5度近く変化するので、変化に気づくでしょう・・
お礼
詳細な回答ありがとうございます。 なにぶん天文学ド素人なもので、内容を理解するのにいろいろ調べながら すごく時間がかかってしまいましたが、 素人なりに理解したことをまとめてみました。以下間違っていないでしょうか? (1)今年の秋分の日、北極点では 12:10頃には太陽の反対側に月が見えるが、 南極点では全く見えない(視地平より下側になるため) (2)月の高度は1日で5度近く変化するので、今年の北極点でも1日中見えるわけではない (3)両極点で全く見えない場合もある 元はと言えばほんとに素朴な疑問だったんですが、 なんだかすごく勉強になりました。 ありがとうございました。
- debukuro
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実はですね 春分の日と秋分の日に極点での太陽は地平線と一致しないのです どちらから見ても地平線から視半径だけ高く見えるのです なぜかというと大気の屈折で浮き上がるからです 月はどちらからも見えないことがあります もしその日の月の赤緯が0だとどちらから見ても視地平の下になるのです これは月が地球に非常に近いので大気の屈折があっても視地平よりも高くならないのです 1994年の中秋の名月は月の赤緯が0だったので南北両極から見えませんでした(同年英国天測歴から計算)
お礼
回答ありがとうございます。 >> 月はどちらからも見えないことがあります >> もしその日の月の赤緯が0だとどちらから見ても視地平の下になるのです そうだったんですか。 てっきり極点からでもいつでも月は見えるものと思っていました。 それだけ地球と月って近いんですね… (天文学ド素人なもので、「赤緯」「視地平」にわか勉強してまいりました。) 「見えないことがある」ということは「見えることもある」んでしょうか?
- sanori
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こんにちは。 >>>今年の秋分の日(今日)は満月ですよね。 そうですね。 >>>では、今日の北極点、南極点では1日中太陽と反対の方角に満月が見えている状態なのでしょうか? ご名答です! ただし、月の公転周期が地球の自転周期と比べて著しく長い(約30倍)ことを考えれば、北極点・南極点に限ったことではなく、世界中でそうなります。 もちろん、日本もです。
お礼
回答ありがとうございます。 >> ただし、月の公転周期が地球の自転周期と比べて著しく長い(約30倍)ことを考えれば、 >> 北極点・南極点に限ったことではなく、世界中でそうなります。 >> もちろん、日本もです。 これは、満月時の太陽と地球と月の位置関係について 述べられていると解釈したのですが、合っているでしょうか? 質問の意図としては、「太陽と月が同時に目で見て観測できるのか?」 ということだったのですが…
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お礼
ありがとうございます!すっきりしました。 今年の秋分の日、北極点では1日中太陽と満月が出てたんですね。 すごいなー 2度に渡り丁寧な解説ありがとうございました。