隠れた変数と因果律の限界について考える

このQ&Aのポイント
  • アインシュタイン対ボーア、ハイゼンベルグの論争において「神はサイコロ遊びを好まない」というアインシュタインの主張や「隠れた変数」の存在について考える。
  • 現在の物理学が確率的な法則を支持しているが、自然界が確率的な法則に従うことは不可思議である。
  • 時間の概念がない条件fに対して演算時間が限りなく0に近い場合、因果律は保証されないし、時間が長いほど因果律が崩れやすくなる。限りなく0に近い時間の過去と未来は感受できず、現在以外は感受不能と思われる。因果律は限りなく0に近い直近の影響でしか成立しない可能性がある。
回答を見る
  • ベストアンサー

隠れた変数

隠れた変数 少し哲学的な話になってしまいますが... 参考にした文献は「ウィキペディア」だけですが 例のアインシュタイン対ボーア、ハイゼンベルグ の論争で、アインシュタインが「神はサイコロ遊び を好まない」、「隠れた変数」があるはずといった 話について考えてみました。 現在の物理学がこれを支持していないことは承 知していますし、事実がそうなるのだから私もそ れが正しいのだろうとは思うのですが、確かに自 然界が確率的な法則に従うのは不可思議です。 今、関数 y=f(x) を考えると xが入力、yが出力 fは条件なので xを入力すると出力yが遅延なく 決まります。 この式には時間軸の概念が無いからです。 もし、条件fの演算に限りなくに0に近い演算時間 が必要だとしたらどうなるでしょう? (限りなく0に使い時間は「素時間」ということでは ないです) 時間は0ではないので条件fに対し「横やり=変化」 を加えることが出来ると思うのです。 この場合、因果律は保証されませんよね。 しかも時間が長いほど因果律が崩れやすくなります。 一方、限りなく0に使い時間であっても過去は記憶 (または記録)でしかなく実体が無い。 未来は予測しか出来ずやはり実体が無い。 では限りなく0に使い現在は実体か? そんな短い時間が感受できるか?という問題はあり ますが前述の過去と未来から考えると現在以外は 感受不能と思うのです。(これについては異論があ ろうかと思います。) もし、その限りなく0に使い現在の時間の中で次の 限りなく0に近い未来の時間の結果に影響「横やり =変化」を与えることがあるなら「因果律」というの は確率以前の問題として、ある時間間隔では原理 的に成り立たないのではないか?   「隠れた変数」など考えるまでもなく原理的に「因果 律」は限りなく0に近い直近の影響でしか成立しない と...思ったのですが、いかがでしょうか?

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • ojisan7
  • ベストアンサー率47% (489/1029)
回答No.3

言葉だけの説明では何のことか、ちょっと、意味が分かりませんが、「条件fの演算に限りなくに0に近い演算時間が必要」ということは、数式で表現するとどういうことでしょうか?でも、そのようなことをしても因果律は破れないでしょうね。量子力学が奇妙なのは、確率解釈というよりも、シュレディンガーの猫に代表される二重スリットの解釈や、瞬間的な波束の収縮ですよね。これについては、Bohmの量子ポテンシャルの導入が興味深いのではないでしょうか。波動関数をψ=Re^[iS/h]として、実数部分と虚数部分に分ける方法です。このBohm解釈は電子が「二重スリットの両方を同時に通過した」なんてバカげたことを信じなくてもよさそうです。Bohm解釈はSchrodinger方程式を根拠にしているため、量子力学と矛盾しません。私は個人的には、非相対論的量子力学の範囲でBohm解釈は正しいと思っています。

unikurage
質問者

お礼

ご回答有り難うございました。 >数式で表現するとどういうことでしょうか? 出来れば挑戦してみたく思いますが、想像 するに極短時間のあらゆる影響可能性を 考えなければならず困難を極めるように思 います。 言いたかったことは、限りなく短い時間を0 に出来ない限りそこに何らかの影響が入り 込む隙を0にできない。 つまり完全無影響系を作ることは不可能 ではないか?証明出来ないのではないか ?ということなのです。 (近似的に無視できるかどうかは別です) それは連続で起こるか、分散的に起こり 蓄積して影響するかも完全予測すること は不可能ではないでしょうか? 二重スリット問題は確かに不可解ですが、 パチンコ玉が釘に当たって落下する経路 は確率に従うそうです。 似たような原理があるのかな?と感じてい ます。

その他の回答 (2)

  • leo-ultra
  • ベストアンサー率45% (228/501)
回答No.2

> もし、条件fの演算に限りなくに0に近い演算時間が必要だとしたらどうなるでしょう? > この場合、因果律は保証されませんよね。 そんなことないでしょう。依然として因果律が成り立つのでは? 現実の系はどんな系でもゼロよりだいぶ大きな演算時間がかかっています。 コンピュータなんていい例で、常にクロック周波数より大きな 演算時間が必要です。 (最近は目立たせないソフトがあるようですが)衛星中継なんて 言葉の遅れがありますよね。 「ハヤブサ」なんて片道の通信時間に20分かかったようです。 それでも、どの場合でも因果律は保証されているように思えますが。

unikurage
質問者

お礼

ご回答ありがとうございました。 私が言いたかったことは限りなく短い時間を 0にすることが不可能な限り、何らかの影響 が入り込む隙を0に出来ないのでは?... ということです。 ならばあらゆる系の完全な 安定動作は保証(証明)できないことになるの では? >現実の系はどんな系でもゼロよりだいぶ大き >な演算時間がかかっています... 仰る通りと思います。 人間のあらゆる物事に対する感受時間も同様 でしょう。 ハヤブサも地球帰還までに幾多の予期せぬ トラブルが発生し、都度困難な復旧努力が行 われたと聞きます。 更には搭載プログラムでは起ころうはずのない 言葉「さむい」、「あつい」などを発したそうです。 (これは説明がつかない現象らしい。) これでも、因果律が成り立つといえるでしょうか ?

noname#160321
noname#160321
回答No.1

物理屋ではないのでうろ覚えですが、10^-11秒以内では時間は反転し因果律が逆転する可能性があると読んだことがあります。 またもちろん因果律は光速以下でしか伝達されません。

unikurage
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。 私も物理学は素人ですが、知れば知るほど 興味深く、哲学的考察も含まれているので人 生観まで変わる気がします。 現在の物理学では古典的な因果律は成立 しないことが証明されているようです。 しかし全く無影響で未来が変化するというの も理解しがたい。 なので限りなく短い直近 時の状態に限ればその変化が影響できるの では?と思いました。(変化がいつ起きるか は予測不能と思いますが...) 因果律の逆転は今のところ信じていません が情報伝搬が光速を越えられないのは事実 と思います。

関連するQ&A

  • 従属変数yと独立変数xを用意します。

    従属変数yと独立変数xを用意します。 xの2乗という演算を行い、その結果をyに格納します。 このときyが非負となるxの条件何か? またyが非正となるxの条件は何か? 算数や数学の初歩的なレベルで回答をお願いします。 質問者のレベルをいくつか想定して回答もらえると嬉しいです。

  • 次の条件をみたす2変数多項式

    次の条件をみたす2変数の多項式f(x,y)を教えて下さい。 条件は2つです。 【条件1】 (∂/∂x)f(x,y)+(∂/∂y)f(x,y)=0 【条件2】 (∂^2/∂x∂y)f(x,y)=0 簡単な例としてはf(x,y)=x-yというのがありますが、 できれば2次式でお願いしたいです。

  • 多変数関数の問題がわかりません.

    1.条件g(x,y)=x^2+y^2-1=0のもとで,2変数関数f(x,y)=x^2+xy+y^2+5の最大値と最小値,また,f(x,y)が最大,最小となる(x,y)の値を求めよ. 2.F(x,y,λ)=f(x,y)-λg(x,y)に対する,∂F/∂x=∂F/∂y=0 (x,y)≠(0,0)の解をもつλの値を求めよ. という問題です. 解き方がわからないので,教えてほしいです

  • テイラー展開 独立変数 従属変数 について

    f(x+Δx, y, t+Δt) というx,y,tが独立変数の3変数関数を、yを固定してx,tの2変数関数と考え(x,t)まわりでテイラー展開すると f(x+Δx, y, t+Δt) = f(x,y,t) + (∂f/∂x)Δx + (∂f/∂t)Δt+ ・・・ となり f(x+Δx, y, t+Δt) - f(x,y,t) = Δfとして両辺をΔxをで割る Δf/Δx = (∂f/∂x) + (∂f/∂t)Δt/Δx ここでt=z(x,y)として Δx→0の極限を取ると ∂f/∂x = (∂f/∂x) + (∂f/∂z)(∂z/∂x)となりますが この考えは正しいですか? 独立変数を従属変数に変えて良いのですか?

  • 確率変数

    [0,1]に一様に連続に分布する確率変数をXとする{f(x)=1(0≦x≦1),f(x)=0(x≦0,x≧1)。確率変数Xを用いて、g(y)=y-2 (2≦y≦3),g(y)=-y+4(3≦y≦4),g(y)=0(y≦2,y≧4)のように分布する確率変数Y=φ(X)をつくるにはφ(x)をどのように定義すればよいでしょうか? y-2を2からyの積分と,-y+4を3からyまで積分するという行程は必要ですか?

  • 2変数の確率密度について

    (X,Y)の確立密度が次式で与えられていたとする: f(x,y) = e^(-x-y) (x,y=>0) f(x,y) = 0 (そのほか) このときの条件付き確率P( X > Y | X < 2Y )を求める問題なのですが、 この問題はどのように解けばいいのでしょうか? 自分で計算した結果だと、Pの値にyという変数が入ってきてしまったのですが・・・。

  • 多変数関数の連続性について

    f(x,y)=x / 1-y という2変数の関数は、 y≠1であれば、連続であることを示したいのですが、 分子のxは、1変数の関数と見れば明らかに連続で、 分母の1-yも1変数の関数とみれば、連続。 だから、fは連続である。 という考え方は間違っているでしょうか。 そもそも、変数が1つしかない関数を、2変数とみなしてもよいのでしょうか。 (例えば、g(x,y)=xという風に。) どなたかご教示お願いします。

  • 2変数関数の鞍点

    2変数関数の鞍点 独学で微分積分学を勉強しています。 今やっているのは2変数関数のところで、 鞍点というのを知って1変数との違いを感じました。 いろいろ問題を見ていると  ∂F/∂x, ∂F/∂y , ∂^2F/∂x^2, ∂^2F/∂y^2 を調べることで、極大か極小か鞍点かを求めているようでした。 そこで、2変数関数 F(x,y) の原点での状況が  F(0,0) = 0 で x軸上、y軸上は F(x,y) > 0 で尾根、 y = ±x の直線上は F(x,y) < 0 で谷底のような 原点を中心に波打ってるような関数の場合  ∂F/∂x = 0, ∂F/∂y = 0  ∂^2F/∂x^2 > 0, ∂^2F/∂y^2 > 0 と分かっても極小にはならないんじゃないかと思いました。 なめらかな関数だとこんなものはあり得ないのでしょうか? それとももっと高度な極大極小などの判定方法があるのでしょうか? 式が分からないので画像添付ができず、わかりにくくてすみません。 よろしくお願いします。

  • 2変数関数について・・・?

    2変数関数のz = f(x,y) = x^2 / (x^2 + y^2)の f(x,y),fx,fy,fxx,fxy,fyx,fyy、はどうなるのでしょうか?

  • 変数関数の微分

    変数関数の微分 この問題をどなたか解いてもらえませんでしょうか? 一晩考えましたがわかりませんでした。。。 関数 z=f(x,y) を以下のように定める。 f(x,y) = xy ― √x^2+y^2 (x,y)≠(0,0)のとき 0 (x,y)=(0,0)のとき (1) 1変数関数f(x,0)のx=0での微分関数と、 1変数関数f(0,x)のy=0での微分係数を求めなさい。 (2) r(x,y)によってxy平面上での原点(0,0)と点(x,y)の距離を表すことにする。 つまりr(x,y)=√x^2+y^2である。 実数t≠0について、(x,y)=(t,t)となる場合について考える。 lim  f(t,t)    ――― t→0 r(t,t) を求めなさい。