• ベストアンサー

2007年にアレルギーの発症に関与しているSTIM1というたんぱく質が

2007年にアレルギーの発症に関与しているSTIM1というたんぱく質が発見されたということを先日知りました。 身体に入った異物(抗原)に刺激された特定の細胞からヒスタミンが分泌されてアレルギ-が起こるそうです。 ヒスタミンは細胞内のカルシウムが多くなると分泌されるそうですが、STIM1が抗原の刺激で細胞表面に移動して外からカルシウムを取り込む関門のような小器冠を開く働きをしていることが分かったそうです。 では、アレルギーの方はカルシウムを摂り過ぎると良くないのでしょうか 食物で摂ったカルシウムは関係ないのでしょうか? ご存知の方はぜひとも教えてください。 よろしくお願いします。

  • 病気
  • 回答数1
  • ありがとう数3

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • higegie2
  • ベストアンサー率62% (169/270)
回答No.1

経口摂取のカルシウムは、一切体に害を及ぼしません。食べたカルシウムは胃内で胃酸に曝されて、プラス荷電されたCa++イオンに変換されて小腸から吸収されます。 血中カルシウム濃度が保たれている時は、カルシウムの吸収メカニズムが働くまでCa++は小腸壁に張り付き、そのまま待機しています。吸収される折には、血中カルシウム濃度が下がり始めてからカルシウムバインディングプロテインに包まれてCa++が吸収され、血中へと放出されます。 またカルシウムが不足すると、骨から高濃度のカルシウムを抜き出して、これが血中に放出されます。カルシウム不足では、寧ろ血中カルシウム濃度は高くなります。 STIM1蛋白について、I型アレルギーとサイトカイン(ヒスタミン・ロイコトリエンなど)の関係を説いていますが、理化学研究所からの発表は側面的な見方しかしていませんね。 アレルギーを起こす抗原(アレルゲン)が体内に侵入すると・・・と云う条件が前提になっています。I型アレルギーは、抗原・抗体反応ですから、抗原と云う不法侵入した異種タンパク質VS防御自己蛋白(IgE抗体)との戦争です。 不法侵入と書いた意味は、人の皮膚や粘膜は、外からの異種蛋白を体内に取り込まないシェルター構造になっています。いや、そうなっていなくてはいけない筈なのです。 例えば花粉症ですが、花粉のタンパク質が鼻や眼、喉などから侵入しないように粘膜と云うバリヤーで守られていて、その粘膜から蛋白が侵入すること自体が間違いの始まりなのです。 食物アレルギーでもそうです。胃や腸の中は、生理学的には体の外部であり、決して体内ではありません。ましてや、胃や腸の中にはタンパク質のまま届くはずもなく、肉も卵も全て1~3個のアミノ酸に分解されており、既に抗原・抗体反応を引き起こす異種蛋白ではなくなっている筈なのです。それなのに、上手に蛋白消化できない体が、未消化のタンパク質を腸管粘膜から吸収してしまう不完全な腸が、抗原・抗体反応を引き起こす食物アレルギーの原因となります。 夜寝るときには家の鍵を全て閉じて寝ますよね。それにも関わらず、夜中に賊が侵入すると、泥棒避けのサイレンがなる装置があります。このサイレンが煩いからと云って装置のスイッチを切りますか? 人の体ではこのサイレンをヒスタミン等、サイトカインと呼んでいます。痒みも発赤も、「体の中で何か起きているよ」と知らせる、大切な化学伝達物質です。 STIM1を減らすとアレルギーが出ないと云うのは、夜中に賊が侵入しても大人しく寝ていられる、と云う理論です。もしもこのような手法でアレルギーを治療すると、体は正常なる免疫機構すら壊し、治療過誤から新たなる病が生まれるかもしれませんね。 皮膚や粘膜から異種蛋白が侵入しないように作り変えるのが、アレルギーの真の治療となります。人の体は、皮膚も粘膜も、細胞の殆どを作り変えていますが、作り変えの材料は全て食事から得られる栄養素なのです。鉄などのミネラル類・タンパク質・ビタミン類等々です。 別カテの相談箱もお読み下さい。http://questionbox.jp.msn.com/qa6012922.html

azukityu
質問者

お礼

とてもわかりやすくご説明いただいてありがとうございます! よくわかりました。 アレルギー反応は身体を守るためとはいえ、ときには身体的精神的に辛く苦しいものです。 アレルギー反応なく健康でいられるようになればどんなにいいだろうと思います。 今後アレルギーの根本治療が出来ればと思います。 丁寧なご回答ありがとうございました。 別カテも参考にさせていただきます。

関連するQ&A

  • アレルギーの免疫応答

    I型アレルギーの免疫応答について、第一回目の抗原暴露と第二回抗原暴露に分けて、説明しなさい。 という問題です!IgEとかマスト細胞とかヒスタミンという言葉は知っているのですが、機序が上手く説明できません!!宜しくお願いします。

  • 免疫染色を分泌蛋白で検出できますか?

    免疫染色を用いて、炎症組織で分泌する細胞が浸潤してきたことを調べたいと思い、いろいろと試していますが、うまく染色することができません。 見たいタンパク質はサイトカインです。LPSを投与して刺激した後に、各種のサイトカインの発現パターンを免疫染色で調べています。 1)分泌蛋白を染色する場合には組織の固定方法をパラホルムアルデヒド で行うことで問題は無いでしょうか? 2)固定は還流固定の方がいいのでしょうか? 3)分泌されている蛋白が大量にある場合には、特定の細胞を染め出すということはできないのでしょうか? 4)染色できるとしたらどのようなサイトカインであり、染色できないのはどのようなサイトカインでしょうか? 5)使用する抗体によって結果が大きく左右されるものなのでしょうか? 以上よろしくお願いいたします。

  • クラススイッチについて

    B細胞は膜結合型のIgMを持っていて、抗原刺激を受けると分泌型IgMを産生するようになりますよね?ではクラススイッチはどのタイミングで起こるのでしょうか?IgMを分泌するB細胞は一生IgMしか分泌しませんよね?

  • 急いでます!生物です。助けてください。

    細胞内には、多数の化学反応を互いに隔離する働きがあります。真核細胞ではそのために細胞小器官があります。一方原核細胞には細胞小器官がありません。その代わりに同じような目的のために働いているタンパク質を集めた構造があるそうなのですが、何という構造ですか?

  • ステロイドにヒスタミン遊離抑制効果はありますか?

    ステロイドに肥満細胞からのヒスタミン遊離を抑制する作用というのはありますでしょうか?もちろん、ステロイドが作用するには数時間かかるので、使い方としては、例えば抗原を投与して肥満細胞を刺激させる数時間前にステロイドを投与しておくといった前投与を行った条件下でとなります。専門の方の回答をお待ちしております。

  • 免疫グロブリン

    Q1:IgMって分泌されるときから5量体なんですか?それとも分泌されるときは単量体なんでしょうか? Q2:Mφって液性免疫にも関与していると考えられますか?広義の意味では関与している、狭義の意味で関与していないと思うのですが・・・・?? Q3:B細胞が分化することによってなる抗体産生細胞の抗体産生能って永久的なんですか? Q4:IgEとIgGは構造が異なるかどうかの問題ですが、同じ単量体で存在するが、アミノ酸レベルでの配列が異なるから違うと言えるのでしょうか? Q5:抗原情報の記憶に関与しているのは、IgG産生Bセルだけでなくて、IgAやIgE等も存在しますよね?

  • 阻害剤について追加質問です。

    すみません。阻害剤のことでまた質問があります。 過去の論文でヒト由来の血管細胞に阻害剤や刺激剤を用いて検討し、目的タンパクの関与を示すものがあったのですが、この阻害剤の濃度と時間を参考にしたいと考えています。 しかし、私が使っている血管細胞はマウス由来でしかも株化細胞です。 種類が違う細胞でも阻害剤や刺激剤の濃度と時間を参考にして実験を検討しても大丈夫なのでしょうか。 宜しくお願いします。

  • アレルギっ子、離乳食の進め方

    血液検査の結果 子供に小麦・卵のアレルギーがあるため 2歳まで完全除去となりました ほかに、鶏肉、蕎麦、豆腐が少しアレルギーがあります ミルク、魚、牛、豚はありませんでした 7ヶ月から離乳食をはじめ1ヶ月が経ちました まだ怖くて乳製品は粉ミルク以外あげていません アレルギっ子なので 陰性とはいえ慎重に進めたいと思っているのですが 乳製品は何が抗原性が低いのでしょうか? 最初に試すのは何がお勧めですか? それがOKなら、次は? どれくらい食べさせたら問題なかったと言えますか? 離乳食開始して、どれくらいから食べさせますか? 大豆は陽性ですが、魚たんぱくで問題なければ 豆腐から試すように小児科医に言われています ですが、これも怖くてまだ始めていません 魚は最初は何がお勧めですか? どれくらい食べれるようになったら 魚は大丈夫だと確信できますか? 離乳食開始どれくらいたったら食べさせてみますか? 野菜も、トマトやいちご・・・・ アレルギーの子がいますよね? これらはいつから食べさせてみるのがいいのでしょうか? ある程度の野菜を試したあとに たんぱく質を試すべきですか? アレルギっ子の離乳食で アドバイスがあればよろしくお願いします

  • 免疫寛容についての疑問です

    下記の問題の答えを検証しているのですが、どうも答えが2つ以上あるようなので意見をお願いします。 --------------------------------------------------------------- Q. 免疫寛容について正しいのはどれか? a. 幼児期に接触した抗原にたいして免疫寛容となる b. 自己抗原に対して免疫寛容となる c. 自己抗原に対しB細胞による抗体産生が起こる d. 自己抗原に対しT細胞による抗体認識が起こる e. 母体抗原に対して免疫寛容となる --------------------------------------------------------------- これの答えを一応取ってみますと・・・・・ a. 幼児期に接触した抗原にたいして免疫寛容となる  (○→正しい。 例えば、アレルギーが出やすい人は、きれい過ぎる環境で育った・・・など) b. 自己抗原に対して免疫寛容となる (×→間違い。 これがあるから自己細胞を認識してリューマチなどの病気が発病する) c. 自己抗原に対しB細胞による抗体産生が起こる (○→正しい。MHC II によってHelper T細胞、CD4よりB細胞に指令がでて、抗体産生される) d. 自己抗原に対しT細胞による抗体認識が起こる (○→正しい。CD8 Killer T細胞によって認識される、 MHC I) e. 母体抗原に対して免疫寛容となる (×→間違い。 Rh-の血液を持った胎児が母体から異物として攻撃される) したがって正しい答えは3つあるのではないか・・・・・というのが私の考えです。 間違っていれば教えてください。 お願いします。

  • 犬の体がたんぱく質を吸収してくれません。

    現在9歳のオスのラブラドールを飼っています。 ここ半年ほどで一気に体調を崩し、お医者さんにかかったところ、食物アレルギーが原因でたんぱく質を吸収できない体になってしまっているそうです。 前にかかっていたお医者さんにエサにおからを混ぜろと言われていて長年続けてきたのですが、実は大豆アレルギーだったことをそのお医者さんが見落としていたみたいでそれが原因かなとも思っています。 今はアレルギーフリーのドッグフードとステロイド剤を飲ませていますが朝の散歩で全て下痢になってでていってしまうのでやせていく一方です。 根本的な原因がわからないので適切な処置が出来ないみたいなのですが、もし似たような症状のわんちゃんを飼った事がある方や、なにかこの体質によいサプリやフードを知っているかたがいらしたらどんな情報でもよいので教えてください。 ちなみに今bigwoodという会社のフードに注目しています。こちらも使った事がある方、感想を教えてください。 ちなみにうちの犬のアレルギー食物は主に、 鶏肉、大豆、コーン、小麦、米、七面鳥、大麦、にんじん、えんどう豆、玄米 です。 少しでも症状がよくなれば、と切に思っています。何かお分かりになる方、情報をよろしくお願いします!!

    • ベストアンサー

専門家に質問してみよう